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カーボンニュートラル実現に向けた歯車システムとトライボロジー

 

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イグス、第7回ベクター賞の受賞事例を公開

4年 7ヶ月 ago
イグス、第7回ベクター賞の受賞事例を公開kat 2020年08日24日(月) in

 イグス(本社:ドイツ)は、ケーブル保護管「エナジーチェーン」や可動ケーブル「チェーンフレックス」を使用した独創的なエネルギー供給システムの事例を表彰する「ベクター賞」を2年に一度開催しているが、今年の「第7回ベクター賞」には32ヵ国から集まった266の事例のうち、最も革新的なアプリケーションである「ベクター金賞」にイタリアのGildemeister Italiana社の多軸旋盤が輝いた。また、銀賞はフラウンホーファー研究所の「GESTRA」プロジェクトに採用されたオーストリアAlpinaTec社の宇宙監視レーダーに、銅賞はドイツGrenzebach Maschinenbau社の摩擦攪拌接合装置に贈られた。

◆ベクター金賞:Gildemeister Italiana社の多軸旋盤

 Gildemeister Italiana社の多軸旋盤は、リードタイムや段取り時間、プロセス開発および統合に必要な作業を削減すると同時に、複雑化する工程にも対応している。機械の心臓部は、複数の加工を同時に行う六つのスピンドルを備えたスピンドルドラムで、ドラムは迅速・正確に加工物を加工位置まで動かす。一つのスピンドルが次の加工位置まで移動する時間はわずか0.65秒で、六つのステーションで加工が完了した後、スピンドルがスタート位置に戻るにはドラムを300°逆回転させる必要があるが、その所要時間は重量が3tを超えるユニットでもわずか1秒。

 最大の課題は六つのスピンドルすべてに安全にエネルギーを供給するシステムだった。解決策として採用されたのが、ドラムに合わせて回転し、スピンドルドラムの直線動作を可能にした独自のエネルギー供給システムで、この多軸旋盤にはイグスのエナジーチェーンが合計8本、ケーブル64本、ホース73本が使用されている。

◆ベクター銀賞:AlpinaTec社の宇宙監視レーダー、銅賞は摩擦攪拌接合装置

 フラウンホーファー研究所の「GESTRA」プロジェクトに採用された宇宙監視レーダー「GESTRA」は、スペースデブリの探索とマッピングに使用されるレーダーベースシステム。方位角軸には複雑な回転型エネルギー供給システムが特別設計され、仰角軸には両側にダブルチェーンシステムが採用されているす。

◆ベクター銅賞:Grenzebach Maschinenbau社の摩擦攪拌接合装置

 本摩擦攪拌接合装置では、溶接ヘッド内のエネルギー供給機構も付随物も柔軟性を持たせる必要があった。限られた設置スペースでR4エナジーチェーンとツイスターバンドを直接接続して、創造的でフェイルセーフなソリューションを実現している。

上から、ベクター金賞、ベクター銀賞、ベクター銅賞の受賞事例◆サステナブルな事例に贈られるグリーンベクター賞を初表彰

 ドイツのイグス本社では2019年末から使用済みエナジーチェーンを回収し、リサイクルしているなど、サステナビリティは同社にとって非常に重要なテーマとなっていることから、今回初めてエナジーチェーンを使用した特にサステナブルなプロジェクトに「グリーンベクター賞」を贈ることとなり、米国Drop Water社とドイツHuber社のアプリケーションが選出された。

 Drop Water社は、ボタンを押すと生分解性容器に飲料を充填する飲料自動販売機で受賞。自動販売機は設置場所の水源につながっているため、水を運ぶ必要がない。ハーネス済みレディーチェーンが、リニアロボット用ケーブルを安全・確実にガイドする。

 Huber社の下水汚泥処理装置は、エジプトの水処理プラントにおいて太陽エネルギーを利用して下水汚泥を乾燥させている。水分を取り除いた汚泥は、天日乾燥によって質量・体積ともに約1/4まで減り、粒状物に変換される。このプラントでは、バハル・エル・バカール運河システムより汲み上げた汚染水を処理し50万人分の飲料水を供給できる。自動装置に電力や動力を確実に供給するために、チェーンフレックスを備えたエナジーチェーンが、ストローク100mの128ユニットに使用されている。

グリーンベクター賞の受賞事例

 

 「第7回ベクター賞」に関する詳細な情報や授賞式の様子、その他の応募事例は以下のURLから確認できる。

https://www.igus.co.jp/vector-award

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日本トムソン、超薄形クロスローラベアリングを発売

4年 7ヶ月 ago
日本トムソン、超薄形クロスローラベアリングを発売kat 2020年08日14日(金) in in

 日本トムソンは、軸受内径10mm、外径21mm、幅5mmという極限の薄さと小ささを実現した超薄形クロスローラベアリング「CRBT105A」を発売した。装置のさらなるコンパクト化に貢献する。

超薄形クロスローラベアリング「CRBT105A」

 

 超薄形クロスローラベアリングは、得意とする極小サイズの軸受の製造ノウハウによって、軸受内径10mm、外径21mm、幅5mmという極薄・小径を実現。

 また、クロスローラベアリングは、ローラの直交配列によって接触角45゜の単列ローラベアリングやボールベアリングの背面取付け2個分を1個分の断面積に抑えたコンパクトな構造だが、剛性は複列のアンギュラタイプボールベアリングと比べ3〜4倍向上する。

 

 クロスローラベアリングは高い回転精度と変位の少ない高剛性を併せ持つことから、正確な位置決め動作が求められる小型ハンドロボットの旋回部に最適で、また、あらゆる方向の複雑な荷重を受け止めることができることから、24時間休むことなく稼働し続ける小型監視カメラを支えるベアリングとして最適。

kat

日本精工、新型新幹線N700Sに高機能軸受が採用

4年 7ヶ月 ago
日本精工、新型新幹線N700Sに高機能軸受が採用kat 2020年08日14日(金) in in

 日本精工(NSK)の高機能軸受が本年7月1日に営業運転を開始した東海道・山陽新幹線N700Sに採用された。

 13年ぶりにフルモデルチェンジされた N700S は、東海旅客鉄道が開発した安全性や安定性、快適性や環境性能などあらゆるの面で最高レベルの性能を備えた新幹線車両。

 NSKの軸受は、このN700Sの駆動歯車装置、車軸、主電動機の全ての部位に採用されており、安全性、快適性、信頼性に加え、環境負荷低減に貢献している。

 同高機能軸受の採用部位と製品の特長は以下のとおり。

1. 駆動装置用軸受
 N700Sには、さらなる高信頼性と低騒音を実現するため営業用の新幹線として初めて、やまば歯車が採用された。NSKでは、従来からのはすば歯車用円すいころ軸受で培った豊富な実績や知見をもとに、以下の優れた特長を有するつば付き円筒ころ軸受を専用設計し、線路からの大きな振動、衝撃を受ける歯車装置用軸受の長寿命化・低発熱・省メンテナンスに貢献する。

①    つば面ところとの接触部の最適設計による耐焼付き性を向上。

②    高強度銅合金もみ抜き保持器を採用し、ポケット隅R形状の最適化とリング案内による保持器発生応力を低減。

駆動装置用軸受

 

2. 車軸用軸受
 高速回転に対応するための長寿命化や低発熱化など、従来型車両のN700やN700Aで豊富な実績を重ねてきた複列円すいころ軸受の設計をさらに改良し、信頼性を高め、メンテナンスコスト低減にも貢献する。

3. 主電動機用軸受
 電食(電流が流れることで軸受が損傷する現象)の防止対策として豊富な実績があるセラミック被膜を円筒ころ軸受と深溝玉軸受の外輪に溶射することで、電流が軸受内を通過することで発生する電食を予防して、信頼性向上に貢献する。

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ISC、精密ベアリング技術で滑らかに回転するコマを開発

4年 7ヶ月 ago
ISC、精密ベアリング技術で滑らかに回転するコマを開発kat 2020年08日14日(金) in

 日本精工のグループ会社であるNSKマイクロプレシジョン(ISC)は、スムーズに回転する精密ベアリングを搭載したコマ「Yen Spin」の企画、設計、開発に参画した。本製品は、コロナ禍で停滞する運気や金運を滑らかに回し、少しでも社会を明るく楽しくしたいとの願いを込めて開発したもので、本年9月に一般販売を予定している(販売サイト:ヨーヨーショップ スピンギア、価格(税込)2,750円

コマは、その回転する様子から様々な「回り」を良くする縁起が良いものとされ、
「縁」、「円」、「¥」に因んで「Yen Spin」と命名

 

 滑らかな回転を目的に、コマ「Yen Spin」には、5Gのデータセンターの冷却ファンモーターでも使用される高品質なベアリングが搭載されている。

 また、コマが回転する軸の先端部には、地球で最も真球に近いとされる天辻鋼球製作所の鋼球を使用、さらには外周部が軸から独立してジャイロ効果で回転するため、凹凸のある場所でも滑らかに回り、最長8分間の回転を実現している。

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COC、取付け・取外しが容易な一体型プランマブロックの国内販売を開始

4年 7ヶ月 ago
COC、取付け・取外しが容易な一体型プランマブロックの国内販売を開始kat 2020年08日03日(月) in

 COC( https://www.crossocean.com/?lang=ja )は、自動調心ころ軸受の軸受箱であるプランマブロックについて、世界で広く流通している二つ割りSN5形プランマブロックと互換性をもたせつつ、組立て済みのためSN5形プランマブロックに比べ取付時間が1/6で済む一体型ユニット「CX2SN」を開発、国内販売を開始した。

CX2SN

 

 すでに中国、ブラジル、フィリピン、インドネシア、トルコ、南アフリカ共和国、イスラエルなどで販売実績があるが、国内でも、鉱山や製鉄所、製紙・パルプ工場などのSN5形ユーザーの置き換え需要を見込み、初年度に数十件の成約を目指す。

 プランマブロックは風雨や塵などにさらされる伝動機器などの屋外設備で使われる。一般的なSN5形プランマブロックはユーザーでの組立てが必要で、取付けでは、すきまゲージで軸受の内部すきまを測定し規定のすきま値までロックナットを締め付ける、ロックワッシャーのタブを折り曲げるといった、取外しではロックナットを緩め、ハンマーで叩いて取り外したりプーリー抜きを使って取り外すといった、技能者による時間のかかる難しい作業を強いられていた。

 これに対しCX2SNは、工場で極圧・耐摩耗、耐水、耐酸化の-20~160℃に対応するリチウム複合基グリースを封入し高密封性シールを装着した、組立て済みの一体型ユニットとなっている。スパナーレンチやハンマー、ドリフトピン、すきまゲージやすきま値表が不要で、特許取得済みの新締結システム「CROSSLOC™クロスロック」によって、六角レンチ1本のみを使いユニットの軸上のキャップボルトを締めるだけでシャフトに取り付けられ、緩めるだけでシャフトから取り外せる。

六角レンチ1本のみで取付け・取外しが可能な新締結システム搭載の一体型ユニットの構造

 

 接触面積が広いロングタイプのアダプタスリーブで保持するためシャフトに傷を付けず、アンダーサイズのシャフトでもシャフトを全周から均一に締め付けることで、振動も減らせる。

 SN5形ではシールがシャフトを擦って損傷させたり内輪の調心によりシールの接触圧が減少する問題があったが、CX2SNでは3重リップ接触シールがシャフトや内輪ではなくステンレス製のスリンガに接触するため、内輪が調心しても常圧でシールが接触、高い密封性を確保する。

 また、SN5形では内部容積が大きく多量のグリースが必要となるうえ、設計上余分なグリースの排出が難しく回転数が上がると内部温度も高くなる。これに対しCX2SNでは、グリースの初期封入量を1/4に低減したほか、使用回転スピードに合わせてグリースが排出される機構のため、回転数が上がれば余分なグリースは排出されて内部温度を低く保つことが可能。

 鋳鉄製ハウジングには、偽造防止対策にもなるCOCのロゴマークを配したほか、600℃の高温でも剥がれないQRコードのラベルを貼付。QRコードをスマホでスキャンすることで、現場で必要な取付け寸法や設置方法に関するビデオやメンテナンス情報などが確認できる。また、専用のCOCアプリでスキャンしシリアル番号を登録すると、通常は1年の保証を2年に延長が可能。また、スキャンによって、読み取った型番の製品を再発注するための在庫情報も参照できる。

QRコードのスキャンで取扱いに関する情報や在庫情報などが確認できる

 

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日本精工、富山に熱処理の新工場を竣工

4年 8ヶ月 ago
日本精工、富山に熱処理の新工場を竣工kat 2020年07日31日(金) in in

 日本精工(NSK)は、神奈川県藤沢市の藤沢工場から熱処理工程の一部をグループ会社であるNSK富山に移管する。これに伴い、富山県高岡市にあるNSK富山 高岡工場に新工場「NSK富山 熱処理棟」を増設した。投資金額は約30億円で、建築面積は3641㎡。

竣工したNSK富山 熱処理棟

 

 同社藤沢工場は1937年以来、産業機械軸受の旋削、熱処理、研削、組立まで一貫生産を行う一方、NSK富山は1966年の創業以来、風力発電や鉄鋼向けなどの大形軸受の鍛造や旋削を行っている。

 今回、地震や洪水などの災害時のリスク回避と大形軸受の生産強化を目的に、藤沢工場で行っている一部の熱処理をグループ会社のNSK富山に移管することを決定。これに伴い、NSK富山では新工場を新設し、好調な風力向けを中心に軸受の鍛造、旋削から熱処理までを担う。本工場では、既存の鍛造や旋削工程の設備を整流化し活用・拡充しつつ最新の熱処理加工技術を導入し、環境に優しく、品質の向上を実現しするほか、既存の鍛造や旋削工程を整流化し、搬送自動化することによって高効率で安全な工場を目指す。

 日本精工では今後、グループ全体で品質や生産効率の向上を進め、産業機械事業のさらなる体質強化を目指していく。

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イグス、導電性を備えた耐摩耗性部品を3Dプリントできる新材質を開発

4年 8ヶ月 ago
イグス、導電性を備えた耐摩耗性部品を3Dプリントできる新材質を開発kat 2020年07日30日(木) in in

 イグスは、ESD(静電気放電)対策が必要な耐摩耗性部品をユーザーの要望に応じて優れたコスト効率で作成できるよう、SLS(選択的レーザー焼結法)方式の3Dプリンター用に新材質「イグリデュールI8-ESD」を開発した。この新材質で作成した部品は導電性を備え、静電気を嫌う産業分野において安全な製造ラインを実現できる。

 

 電子産業や半導体産業で使われる耐摩耗性部品には、耐久性だけでなく、静電破壊を防ぐために導電性が求められる。導電性を備えた特殊部品の迅速な製造を実現するため、イグスではこのほど、SLS方式用3Dプリント材質「イグリデュール I8-ESD」を開発したもの。

 SLS方式のメリットとして、プリント後の未焼結パウダーは再利用できるため無駄がなく、プラスチック廃棄物の削減に貢献できるほか、プリントした部品はリサイクルが可能となっている。

 同社の全ての材質と同様に無潤滑で、構造的に安定している。また、体積抵抗率は3×107 Ω・cmで静電気対策が必要な用途に適しているだけでなく、材質自体が黒色なため着色作業が不要で、コスト削減や納期短縮を実現する。

 イグスは、広さ3,800㎡のイグス試験施設において多くのトライボポリマー製品試験を行っているが、SLS方式で作成したイグリデュールI8-ESD製部品は、揺動時の摩耗試験においてポリアミド(PA)12製3Dプリント部品の約2倍の耐摩耗性を示した。また、直動時の摩耗試験でも優れた性能を実証している。

 この新材質は、ユーザー自身で加工することも、イグス3Dプリントサービスを利用することも可能で、イグスのオンライン3Dプリントサービスを利用する場合には、STEPファイルをアップロードするだけで簡単に注文できる。

 イグリデュールI8-ESDについての詳細な情報はこちら

 3Dプリントサービスについての詳細な情報はこちら

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ジェイテクト、「2025年環境行動計画」を策定

4年 8ヶ月 ago
ジェイテクト、「2025年環境行動計画」を策定kat 2020年07日30日(木) in

 ジェイテクトは、持続可能な社会の実現を目的に、環境負荷極小化に向けた取組指針「環境チャレンジ2050」の達成に向けたマイルストーンにあたる2030年を見据え、「2020年環境行動計画」に続く、「2025年環境行動計画」を策定した。

 

 同社の環境理念「All for One Earth」のもと、「環境チャレンジ2050」の5本柱である「製品・技術」、「低炭素社会の構築」、「循環型社会の構築」、「自然共生・生物多様性」、「環境マネジメント」に対し、SDGs(持続可能な開発目標)に基づく具体的なプロセスを踏まえて目標設定を行い、その実現に向けてグループ一丸となってチャレンジしていく。

 「2025年環境行動計画」に定めた各目標は、「環境チャレンジ2050」のマイルストーンにあたる2030年の中間地点と位置付け、CO2削減ではこれまでの原単位目標から総排出量目標に切換え、2013年度比で18%削減することとした。

 また、資源循環では、海洋プラスチックの課題解決に向けてプラスチックの使用量削減などの新たな目標も設定している。

 ジェイテクトグループでは、資材調達からユーザーの製品使用、廃棄までスルーの環境影響を対象に、環境に配慮した製品設計や、革新的な生産技術の開発などを通じて、地球温暖化防止や資源の有効活用など、引き続き環境負荷の低減に努め、持続可能な社会の実現に取り組んでいく考えだ。
 

ジェイテクトグループの2025年環境行動計画

 

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ベアリング&モーション技術の総合情報誌「bmt」2020年7月号「特集:建設機械」「キーテク特集:状態監視/非破壊検査技術」が発行!

4年 8ヶ月 ago
ベアリング&モーション技術の総合情報誌「bmt」2020年7月号「特集:建設機械」「キーテク特集:状態監視/非破壊検査技術」が発行!admin 2020年07日27日(月) in in

 ベアリング&モーション技術の総合情報誌「bmt(ベアリング&モーション・テック)」の第25号となる2020年7月号が7月27日に小社より発行された。

 今号は、特集「建設機械」、キーテク特集「状態監視/非破壊検査技術」で構成。

 特集「建設機械」では、コンポーネントの寿命を向上させ稼働率を向上させるための潤滑技術やベアリング技術、機械稼働データを活用した予知保全技術などを広く紹介する。


 また、キーテク特集「状態監視/非破壊検査技術」においては、機械・設備が突発停止に至ることのないように予知保全を図り、計画的に保守を行うための振動法やAE法といった状態監視・設備診断技術や、赤外線サーモグラフィーや赤外線カメラなどを利用した非破壊検査診断技術を紹介する。

特集:建設機械

◇機械稼働データを活用した予知保全の仕組みの実現・・・コベルコ建機 中川 智廣、小熊 尚太、亀山 浩行、中島 一、神戸製鋼所 友近 信行
◇早期異常検知機能付円すいころ軸受・・・NTN 山本 直太
◇高粘度指数油圧作動油による建設機械の省燃費化と高効率化・・・編集部
◇建設機械用潤滑油と汚染対策・・・RMFジャパン 篠田 実男

キーテク特集:状態監視/非破壊検査技術

◇赤外線計測による状態監視および非破壊試験技術・・・神戸大学  阪上 隆英
◇AE技術のベアリング管理への適用・・・埼玉工業大学 長谷 亜蘭
◇直動案内・ボールねじの予兆検知技術・・・THK 髙野 修一

連載

注目技術:トライボロジー特性を最適化したブッシュ製品によるメンテナンス軽減技術・・・HEFグループ
Q&A「軸受管理」の機素知識 第1回 AE診断の基礎編①原理と特徴・・・エヌエフ回路設計ブロック 佐藤 公治

トピックス

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NTN、「回るシンフォニー」の実践ガイドと楽譜を公開

4年 8ヶ月 ago
NTN、「回るシンフォニー」の実践ガイドと楽譜を公開kat 2020年07日17日(金) in

 NTNは、同社オリジナルの音楽ワークショッププログラム「回るシンフォニー」の実践ガイドおよび楽譜を「NTN回る学校」特設サイトで公開した。

「回るシンフォニー」の楽譜
時計の秒針が指した楽器を演奏したり台詞を言ったりすることで1分間の曲を演奏

 

 「回るシンフォニー」は、音楽教育学者の近藤真子氏(文教大学/オークランド大学、音楽教育博士)が創案した「クロック・オーケストラ」音楽づくりをもとに開発したプログラム。参加者は、楽器の音からイメージを膨らませ、様々な音をつないで一つの物語を作る。

 演奏の際には、楽器のイラストが描かれた時計型の楽譜と秒針付きの時計を用いて、秒針が楽器のイラストを指したタイミングで楽器を鳴らす。専門的な音楽知識がなくても、子どもから大人まで誰でも一緒に物語づくりを楽しむことができる。

 本プログラムは、当社が実施している次世代教育のための社会貢献活動「NTN回る学校」のプログラムの一つとして、2019年に誕生。同社が冠協賛する国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」をはじめとする各種イベントで、多数の参加者から好評価を得ている。

 今回、本プログラムを自宅や学校の授業でも行えるよう、事前の準備内容や演奏方法などを紹介する実践ガイドと3種類のNTNオリジナル楽譜に加え、自ら作曲できるよう無地の楽譜も公開した。今後、楽譜の追加や新楽器の紹介など、随時、コンテンツを更新していく予定。

 NTNグループは地域社会との共生を目指し、世界中の各拠点で地域社会貢献に取り組んおり、今後も環境や省エネについて楽しく学ぶことができる「NTN回る学校」を通じ、次世代を担う子どもたちの育成に貢献していく考えだ。

「NTN presents 2019 ツアー・オブ・ジャパン」で開催した「回るシンフォニー」


 

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イグス、オンラインで無料シミュレーション可能なロボット制御システムを開発

4年 8ヶ月 ago
イグス、オンラインで無料シミュレーション可能なロボット制御システムを開発kat 2020年07日14日(火) in

 イグスは、ロボットのプログラミングを簡単にするため、低コスト自動化ソリューション向けに制御ソフトウェア「イグス ロボット制御システム」を開発した。オンラインで無料利用可能で、自動化導入の際に簡単に使用できる。

 

 同社では、多関節ロボット、パラレルリンクロボット、ガントリーロボットの3種類を、低コスト自動化向けソリューションとして取り揃えているが、このほど、ユーザーの用途に最適なロボットを購入前に確認できるようにするため、同社の全てのロボット製品に対応したシミュレーションやプログラミングをシンプルかつ直感的に行えるソフトウェア「イグス ロボット制御システム」を開発したもの。

 本制御システムの特徴は、以下のとおり。

・オンラインで無料利用可能、ライセンスフリー

・全てのイグスロボット用のデジタルツインがあり、動作をシミュレーション、学習させたりすることが可能

・オンラインでのティーチングも可能

・イグス製ガントリーロボット・パラレルリンクロボット・垂直多関節ロボット用
簡単なプログラミング

 本制御システムを使うことで、ユーザーは3Dインターフェースを介してデジタルツインの全軸を自由に動かすことができる。ティーチング機能を用いることで、ロボットに接続することなく、ロボットのプログラミングを簡単に行える。

 ユーザーの思い描く所定のポジションにロボットを手動で動かし、ロボットの動作を定義。イメージどおりのモーションプロファイルを作成するまで、このプロセスを繰り返す。グリッパーなどのエンドエフェクターの追加も非常に簡単で、ツールの中心点は自動調整される。ロボットと装置の衝突を防ぐため、バーチャルボックスを設定することもできる。

 本制御システムはまた、デジタル入出力インターフェース通信、あるいはIPアドレスを使用したイーサネット通信を介して、より高度な制御システムへの接続も可能となっている。

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ジェイテクト、柔軟構造の介護作業向けアクティブ・パワーアシストスーツを2021年に発売

4年 8ヶ月 ago
ジェイテクト、柔軟構造の介護作業向けアクティブ・パワーアシストスーツを2021年に発売kat 2020年07日08日(水) in

 ジェイテクトは、パワーアシストスーツJ-PASシリーズ第3弾として、介護作業への適用に主眼を置いて、金属フレームがなくやわらかい構造で、かつ装着者の体の動きをセンサーで検出して作業に応じたタイミングと力でアシストを行うアクティブ・パワーアシストスーツ「J-PAS fleairy™(ジェイパス フレアリー)」を開発した。商品名のfleairy はflexible(やわらかい)+airy(軽い) の造語で、介護において大切な「ふれあい」の意味も併せ持つ。2021年の販売開始を予定している。

商品イメージ

 

 同社では、少子高齢化・人手不足といった社会課題への貢献を果たすべく、持続的成長の柱の新領域の一つとしてパワーアシストスーツを開発、2018年から、主に製造業向けに日本国内での販売を開始している。

 一方、介護業界からの問い合わせも多く、介護作業でも作業負担軽減のニーズが高いと見て、介護の現場において介護作業の調査や介護士の方々へのヒアリングを実施してきた。その結果、金属フレームがなく柔らかい構造で、かつ作業に応じたタイミングと力でアシストを行うような、新しいアシストスーツが必要との結論に達し、今回新コンセプト構造のモデルを開発したもの。

 開発品は軽く、やわらかいフレームレス構造の採用により、衣服に近い構造で装着者にフィットして動きやすく、長時間でも快適に作業ができる。「Human Harmonics®(人と機械[モノ]の調和) 介護作業に安心とやさしさを みんなが笑顔になれる社会のために」を商品コンセプトに、介護作業での腰痛予防が図れるアクティブ・パワーアシストスーツとした。

 開発品の主な特徴は以下のとおり。

1.構造:ベルト巻き上げ機構によるフレームのない新しい構造と、従来を刷新する衣服に近いデザイン

2.軽量:モーターで駆動するパワーアシストスーツとしては業界最軽量クラス(同社調べ)

3.装着のしやすさ:軽量のため扱いやすく、装着の手数を少なくした分かりやすい装着手順

4.アシスト感:抱え込みながら行う移乗支援作業や中腰姿勢での介助作業において、しっかりとしたアシスト感と多様な作業へのフィット感を実現

5.動きやすさ:軽量かつ装着部が柔らかいため、介助時だけでなく、歩行などの動作においても滑らかに対応

6.安全・安心感:装着者の前面に硬い部材がなく、介助を受ける側にも安全で、やわらかさや安心感を与えるデザイン

 これらの特徴により、複数の介護作業における腰部への負担を大幅に軽減できる。

 同社では、すでに発表済みの自立支援トレーニングロボット「J-Walker テクテック」とともに、介護業界のユーザーニーズに対応すべく、さらなる製品・サービスの充実を図っていく考えだ。

試作機での代表作業事例:介護作業における腰部の負荷軽減効果(筋電位測定)

 

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空スペース、スケートボード用自律分散式転がり軸受を発売

4年 8ヶ月 ago
空スペース、スケートボード用自律分散式転がり軸受を発売kat 2020年07日08日(水) in

 空スペースは、保持器を使用せずに玉同士を非接触にする技術、ADB(Autonomous Decentralized Bearing/自律分散式転がり軸受)について、スケートボード用608(22×8×7)「ナノダイヤコート シール付ADB-608VVND」の販売を開始した。価格は28000円/8個。

滑りのない純転がりのスケートボード用ADB

 

 スケートボード用ADBでは、11個の非接触セラミックボールと、転がり接触面の差動滑りを転がりに変えて摩擦を低減するナノダイヤコートを採用、超低摩擦による高速回転化によって、スケートボード競技におけるスピードやジャンプ高さの向上に貢献する。異物混入による回転の阻害を防ぐため、シール付きとしている。

 スケートボード競技は、前後に車輪がついたスケートボードに乗り、トリック(ジャンプ、空中動作、回転などの技)を行い、その技の難易度や高さ、スピードなどを評価するもので、東京2020オリンピックで新たに採用される。

 本年1月5日放映のTBS系全国ネットテレビ「凸ちゃん凹ちゃん」の企画で、スケートボードの国内大会で常にトップ10入りをしている阿部海璃選手が、一般的なベアリングを装着したスケートボードと、11個のセラミックボール、ナノダイヤコート、シールで構成されたADBに付け替えたスケートボートにそれぞれ乗ってジャンプ、高さ(膝の高さ)を計測・比較した。

 ADBを採用したスケートボードを使って、記録したジャンプ高さは約160㎝。一般的な保持器付きのベアリングを採用したスケートボードでのジャンプ高さ約125㎝に比べ、約35㎝もアップする結果となった。

 空スペースの河島壯介社長は、「これはボール同士を非接触とするADB構造に加え、転がり接触面の差動滑りを転がりに変えて摩擦を低減するナノダイヤコートを採用したことにより、転がり半分、滑りも半分の一般的なベアリングに比べ1/14という大幅な摩擦低減を実現したため。」と語る。ADB装着でのスケボーを体験した阿部選手は「速くて自分がおいてかれる感覚だった」とも話している。

 同社では、上述のADBによるジャンプ高さ向上への効果に関心を持つスケートボード選手からの要望を受けて、このほどスケートボード用ADBの発売に踏み切ったもの。

一般的なベアリングとADBの摩擦係数の比較

 

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THK、自律搬送ロボットの受注を開始、JR駅構内で実証実験も

4年 8ヶ月 ago
THK、自律搬送ロボットの受注を開始、JR駅構内で実証実験も in kat 2020年07日08日(水) in in

 THKは、 独自開発による自律搬送ロボット「Lifter付きSEED-Mover」の受注を開始した。これに先立ち東日本旅客鉄道(JR東日本)では、7月からロボットを導入してJR高輪ゲートウェイ駅構内(通常非公開のエリア)で実証実験を始める。

Lifter付きSEED-Mover

 「Lifter付きSEED-Mover」は、自律型の走行台車と昇降するリフターを組み合わせた自律搬送ロボット。走行台車は狭所でも全方向移動、360°旋回が可能で、リフターは搬送物の昇降に加えて、前後の引き出し動作が行える。

 高輪ゲートウェイ駅での活用例では、リフターに積載した飲み物を指定の場所まで「自律移動」で搬送し、配膳時には受け取る人の取りやすい位置に合わせてリフターが上下に昇降して高さを調整する。

 最近ではまた、感染症予防策への関心が高まり、人同士の接触を必要最小限にとどめるサービスが求められており、「非接触でのおもてなし」といった新様式のニーズ にも対応できる。

 同自律搬送ロボットの特徴は、以下のとおり。

1.人手不足を自動化で補い、省人化で人同士の接触を最小限に減らすことで、人手不足の解消と感染症予防対策に貢献

2.外食産業では配膳・下膳用、オフィス内ではフロアを行き来する配送台車に拡張できるなど、用途に合わせたカスタマイズが可能

3.人と安心して共存できるよう歩行者とほぼ同じ速度で走行するほか、走行経路でセンサが予期せぬ障害物や人を検知すると安全に停止させて衝突を回避する、安心・安全設計

4.機械要素部品メーカーとして実績のある同社が国内工場に一貫生産する体制を敷いて、開発から設計、製造までを実施

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ナノコート・ティーエス、トライボロジー試験の受託サービスを拡充

4年 8ヶ月 ago
ナノコート・ティーエス、トライボロジー試験の受託サービスを拡充 in kat 2020年07日08日(水) in

 ナノコート・ティーエスは受託試験サービスの拠点である「トライボロジーラボ」(東京都昭島市)の試験・評価設備を拡充し、新規コーティングの開発につなげる受託試験の体制を増強している。

 

 同社は、精密金型や精密部品、自動車部品などの摩擦摩耗(トライボロジー)問題を解決するPVD(物理蒸着)コーティングの受託加工を手掛けている。ユーザーニーズに応えるコーティングの研究開発を進める一環として、2016年9月にトライボロジーラボを開設。DLC(ダイヤモンドライクカーボン)膜など硬質薄膜のしゅう動部品への適用を進める上で重要な、トライボロジー試験の受託サービスを始めた。

 トライボロジーラボでは、同社が所属する仏HEFグループの「HEF型トライボメータ」を設置。機械の剛性が高く、ラボスケールから実機条件に近いパイロットスケールまで、種々のトライボロジー試験が行える。たとえば近年では、円筒と円筒を直交させて摩耗を評価するクロスシリンダー摩耗試験法を用いて、自動車のピストンピンに成膜したDLC膜などの評価を行っている。
 

HEF型トライボメータ


 自社開発で外販も行う表面清浄度測定器「コロナサーフ」は、コロナ放電によって電荷を付与する前後の、母材の表面電位(仕事関数)の変化を振動容量法(ケルビンプローブ)で非接触測定し、母材表面の汚染(酸化)度合いを定量評価する。測定は数分で済むため、洗浄プロセスの開発や生産ラインでの部品表面の清浄度管理、成膜前処理管理などにも利用できる。AuめっきやDLC膜の品質管理にも利用されている。
 

コロナサーフ

 

 新たに導入した新東Sプレシジョン製の白色干渉顕微鏡「OPTIFIS IS-R100」は白色干渉法を用いて非接触・高精度に、三次元プロファイルでの表面形状・粗さ解析が行える。成膜前後の表面粗さ解析、DLC膜などの摩擦摩耗試験後の摩耗痕の観察、表面形態の観察など表面観察全般に使われている。
 

OPTIFIS IS-R100

 

 また、オプトエレクトロニクスラボラトリ製のDLC膜厚測定装置「EL2」では、DLC膜が透明性を呈する近赤外線領域の光源を用いた光干渉測定によって、DLC膜の屈折率とそれにより導出される正確な膜厚が、非接触で短時間に得られる。形状のあるサンプルの膜厚分布が測定できるだけでなく、パイプ内径上のDLC膜の膜厚、膜厚分布も簡単に測定できる。膜厚分布状態の把握により、成膜プロセスの最適化が図れる。
 

EL2

 

パイプ内径の膜厚分布の測定例


 トライボロジーラボではコーティングの開発案件に絡んだ試験のほか、不良解析を目的とした試験が主となる。開発案件ではコーティングの試験・解析を通じて、成膜プロセスの改良にもつながってきている。そのほか、他の表面改質膜との比較なども実施し、同社のDLC膜の優位性を示すことにも寄与している。熊谷 泰社長は、「引き続き設備も拡充しながら、コーティングの受託加工と受託試験を通じて、産業界におけるトライボロジー課題の解決に貢献していきたい」と語っている。

◆カスタムメード動画はこちら

・Anton Paar社のトライボメータを用いたカスタムメード試験:185℃加熱レシプロモード試験

    ・Anton Paar社のトライボメータを用いたカスタムメード試験:繊維のレシプロモード試験  
kat

日本滑り軸受標準化協議会、第31回総会を開催

4年 8ヶ月 ago
日本滑り軸受標準化協議会、第31回総会を開催kat 2020年07日07日(火) in

 日本滑り軸受標準化協議会(PBSA)は6月1日、新型コロナウイルス(COVID-19)感染防止のため、書面による「2020年度 第1回総会(通算 第31回総会)」を開催した。

 総会前に会員および関係者に、19年度事業報告および会計報告、20年度事業計画および会計予算案、ISO/TC123平軸受国内委員会2019年度活動成果報告および2020年度活動計画など書類データを電子メールで配信し、会員の過半数の了解を得ることにより総会成立とした。また、審議事項について賛否の確認をとり、承認が得られた。

 2019年度事業報告としては、以下の活動について報告がなされ、承認が得られた。

・2019年11月開催の中国・杭州におけるISO/TC123国際会議の出張等に係わる支援を実施。

・SC8のタイ国とのツイニングに関して、タイ国との交流を深めるための活動およびそれに係る経費として、タイから来日したメンバーを交えて「軸受潤滑基礎」原案作成部会を開催。

・第2回総会を本年3月に予定したが、新型コロナウイルス感染防止のため、集合開催を避け、書面による承認(電子メールによる総会)を実施。

 また、2020年度事業計画について次の報告がなされた。

・ISO/TC123国際標準関連プロジェクトおよび委員会等への参加と支援の予定:フランス(パリ)で本年11月に開催予定のISO/TC123および各SC国際会議の支援。

・ISO/TC123における国際標準新規提案事項:新規規格制定活動として、①発熱変形を考慮した軸受計算技術、②滑り軸受に関する流体潤滑理論の基礎事項、③二硫化モリブデン(MoS2)を応用した表面改質技術、④DLCを利用した表面改質技術などについて支援予定。

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NTN、長野製作所でミヤマシジミの羽化に成功

4年 8ヶ月 ago
NTN、長野製作所でミヤマシジミの羽化に成功kat 2020年07日03日(金) in

 NTNの生産拠点である長野製作所(長野県上伊那郡箕輪町)の敷地内で、保護活動を行ってきた絶滅危惧種のミヤマシジミが羽化に成功したことが確認された。

羽化が確認されたミヤマシジミ

 

 ミヤマシジミは主に関東・中部地方に生息する蝶の一種で、近年は幼虫の食草の減少などが原因で個体数が減少し、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧ⅠB類に指定されている。

 同社グループでは、社会の持続的発展に貢献することを目的に「NTN環境基本方針」を策定し、地域環境との共生を最重要課題として、生物多様性保全に取り組んでいる。長野製作所も本方針に則して長野県と2019年に「生物多様性保全パートナーシップ協定」を結び、県と連携してミヤマシジミの保護活動を行っており、同年に保護活動の一環としてミヤマシジミの定着に向けた活動を同製作所の敷地内で開始した。

 活動は、敷地内に保護区を整備することから始まり、その後食草となるコマツナギの植樹、産卵試験、保護区の草刈りなどを、自然保護団体や信州大学の指導のもと従業員が自ら実施。こうした取組みの結果、本年4月に幼虫がふ化し、6月2日に初めて羽化した。これまでに10匹以上の羽化が確認されている。

 現在、長野製作所では保護区を拡張し、繁殖の安定化に取り組んでおり、将来的には市民に保護区を開放し、自然環境について考える場を提供する予定。

 NTNグループでは本活動のほかにも、全国各地の事業拠点で近隣の森林を整備する活動などを推進しており、今後も自然環境保護や環境意識の向上に貢献していく考えだ。

保護区で食草の植え付けを行う同社従業員

 

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ジェイテクト、鉄鋼設備用オイルエア潤滑システムを開発

4年 9ヶ月 ago
ジェイテクト、鉄鋼設備用オイルエア潤滑システムを開発kat 2020年06日29日(月) in in

 ジェイテクトは、鉄鋼設備の環境改善に寄与する目的で軸受の潤滑手段としてオイルミスト潤滑からオイルエア潤滑への置換えを進めてきたが、このほど10分配レベルのオイルエア多岐分配システムを開発した。これにより、日本センヂミア製Z-highミルサイドサポート軸受に適応するオイルエア潤滑システムへの適用を可能とした。

 本年12月から販売を開始、国内の鉄鋼メーカーや設備メーカーに提案を進め、4000万円/年の売上を目指す。  

 同社では鉄鋼業界において、今回開発した多岐分配システムを含めた軸受、オイルシールなどの総合システムサプライヤーとして、顧客の安定操業に貢献していく考えだ。

オイルエアディストリビューターユニット(新規開発品)

 

 欧州を中心とした近年の鉄鋼設備の環境改善に対する需要の高まりを受け、軸受の潤滑システムとして関心が高まっているオイルエア潤滑は、油滴状のオイルを高圧の空気による摩擦で軸受内部に搬送する。このため、余剰オイルの空気中への排出が少なく、また他の方法と比べるとオイル消費量を最小限に抑えることができるため、作業環境の改善と、オイル使用量の削減による環境負荷の低減が実現できる。

オイルエア潤滑の原理

 

 ジェイテクトでは、1990年からオイルエア潤滑技術の開発に着手しており、様々な技術課題に取り組んできたが、今回、特に需要のある日本センヂミア製Z-highミルサイドサポート軸受のオイルエア潤滑化に取り組み、小径軸の中で多岐に分配できるシステムを開発したもの。

挿入イメージ

 

 開発品の特徴は、以下のとおり。

1.軸受内の正圧化による高い密封性確保や、高粘度油、極圧油の適用による高い潤滑性能により、過酷な環境下での摩耗・損傷を大幅に改善
                                                            
2.最少油量での潤滑による運転コスト改善や、オイル回収が可能(設備周辺環境を改善)など、設備保全を改善

3.小径配管による容易な配管摂設計や、少数給油から多点給油までの幅広いシステム設計など、容易な適用性

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NTN、「知的財産に関する新型コロナウイルス感染症対策支援宣言」に参画

4年 9ヶ月 ago
NTN、「知的財産に関する新型コロナウイルス感染症対策支援宣言」に参画kat 2020年06日25日(木) in

 NTNは、新型コロナウイルス感染拡大の防止を目的とする「知的財産に関する新型コロナウイルス感染症対策支援宣言」の趣旨に賛同し、参画した。

 これは、新型コロナウイルス感染症の診断、予防、封じ込め、治療をはじめとする、新型コロナウイルス感染症のまん延終結を唯一の目的とした行為に対しては、一切の対価や補償を求めることなく、同社が保有する特許権・実用新案権・意匠権・著作権の権利行使を一定期間行わないことを宣言するもの。

 同社では、「新しい技術の創造と新商品の開発を通じて国際社会に貢献する」という企業理念に基づき、同社の技術やサービスを通して社会的課題に取り組むことで、持続可能な「なめらかな社会」の実現を目指している。本宣言を通じて、同社の知的財産を無償開放することで、新型コロナウイルス感染症のまん延の早期終結に貢献するとともに、今後もポストコロナを見据え、社会的課題への取組みを進めていく考えだ。

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イグス、新世代モーター用ハーネス済ハイブリッドケーブル

4年 9ヶ月 ago
イグス、新世代モーター用ハーネス済ハイブリッドケーブルkat 2020年06日25日(木) in in

 イグスは、最新のモーターにエネルギーやデータを供給する目的で高加速時やロングストローク走行でも安定して機能するケーブルが求められる中、ボッシュ・レックスロスの新型モーター用ドライブソリューションとして、ケーブル保護管「エナジーチェーン」専用のハーネス済ハイブリッドケーブル「レディーケーブル」を開発した。動力ケーブルとデータケーブルを一体化しているため、省スペース化が可能。

ハーネス済ハイブリッドケーブル


 モーター開発の分野では、よりコンパクトな構造でより高い出力を求める傾向がますます強くなってきている。この要件を満たすにはモーターだけでなく使用するケーブルでも対策が必要となることから、イグスはボッシュ・レックスロスのMS2NモーターとIndraDrive Miモーターに適合する新しいハーネス済ハイブリッドケーブルを開発した。

 このハイブリッドケーブルは、エンコーダケーブルを複合ケーブルに統合し、動力とデータの供給を一つにまとめているため、エンコーダ用に別途ケーブル敷設する必要がない。また、ハロゲンフリーのPUR外被で耐油性を備えており、ケーブルの寿命を延長できる。

 このドライブソリューションはハーネス済ケーブル「レディーケーブル」でコネクタ付ケーブルのため、顧客の機械や装置に直接接続でき、ハーネス処理や取付け時間を削減する。また、レディーケーブルはメートル単位での注文が可能で、コスト削減および不要な廃棄物や切残しの無駄の削減に貢献する。

 イグスでは、24 のメーカー規格に対応した4200以上のドライブケーブルを取り揃えている。適切なソリューションを素早く選定するために便利なオンラインツール「レディーケーブル製品検索ツール」を提供しており、製品番号やメーカー名を入力またはメニューからメーカー名を選択し、希望するケーブルタイプをクリックするだけで、適切なレディーケーブルが表示されるほか、外被や曲げ半径、走行距離、準拠規格など、ケーブルの品質情報の一覧が確認できる。さらに、製品検索ツールの選定結果の中に表示される寿命予測計算ツールによって、エナジーチェーンを使用した場合のケーブルの予測寿命の算出が可能となっている。

kat
Checked
40 分 58 秒 ago
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