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NTN、未来医療拠点O-Nexus参画により精密リキッドハンドリングシステムの事業化を加速

1日 12時間 ago
NTN、未来医療拠点O-Nexus参画により精密リキッドハンドリングシステムの事業化を加速kat 2026年06日08日(月) in in

 NTNは、大阪・中之島にある未来医療の産業化拠点「Nakanoshima Qross(中ノ島クロス)」内に新たに開設されたイノベーション拠点「Osaka Life Science Nexus by Nippon
Life and CIC(O-Nexus)」に参画した。本参画により、同社は細胞や試薬などを精密かつ高精度に配置できる精密リキッドハンドリングシステム「X-CELList(エクセリスト)」をライフサイエンス分野に展開し、事業化の加速を図るとともに次世代医療の発展に貢献していく。

 Nakanoshima Qrossは、医療機関や企業、大学などが集積し、連携を通じて未来医療の創造および産業化を推進する拠点。O-Nexs」は、日本生命保険相互会社
CIC Japanが共同で設立するライフサイエンス分野に特化したイノベーション拠点であり、スタートアップや研究者、企業や行政機関などの交流・連携を促進することで大阪発の新たな価値創出を支援する。

 NTNは本参画を通じて、O-NexusおよびNakanoshima Qrossに参画するスタートアップ、自治体、企業や研究機関などとの連携を強化し、X-CELListのライフサイエンス分野への適用検討を加速する。特に、iPS 細胞をはじめとする再生医療や診断、創薬分野の研究・製造プロセスへの適用を目指し、早期の事業化につなげるとともに、顧客における開発期間の短縮や高品質を維持した量産技術の実現を通じて、次世代医療の発展に貢献していきいく。また、O-Nexusにおける異業種連携や企業間マッチングを通じて、新たな用途開拓や協業機会の創出も推進する。

 

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NTN、BEVの電費を0.76%改善する低フリクションハブベアリングを開発

1日 12時間 ago
NTN、BEVの電費を0.76%改善する低フリクションハブベアリングを開発kat 2026年06日08日(月) in in

 NTNは、BEV(電気自動車)やHEV(ハイブリッド車)、FCV(燃料電池車)などxEV(電動車両)の省エネルギー化に向けて、従来から有していた世界最高水準の低フリクション(摩擦)性能をさらに向上させ、回転フリクションを従来品比で約66%低減したハブベアリングを開発した。これにより、BEVでは電費が0.76%改善し、1回の充電あたりの航続距離を2.2km延長する効果が期待される。NTNでは、世界最高水準の低フリクション(摩擦)性と高い耐泥水性を両立した本商品をグローバルの自動車メーカーに提案していく。2030年度に、本開発品を含む低フリクションハブベアリングシリーズで約400億円/年の売り上げを目指す。

 近年、世界各国で排出ガス規制が強化される中、xEVの生産台数は今後さらに増加すると見込まれている。これらの車両では、1回の充電で走行できる距離(航続距離)の延長が重要な課題となっており、車両全体のさらなる省エネルギー化が求められている。

 NTNは、世界トップクラスのハブベアリングのメーカーとして、2009年に「低フリクションハブベアリング」を市場投入して以来、軸受内部グリースやシール用グリースの改良、シール設計の最適化など、さまざまな技術開発を積み重ね、常に世界最高水準の低フリクション化を実現し、車両の省エネルギー化に貢献してきた。

 今回開発した製品はこれまでの「低フリクションハブベアリング」シリーズの開発で培ってきたグリースなどの低フリクション技術に加え、シール構造を見直すことで、世界最高水準の低フリクション性能と高い耐泥水性能の両立を実現したもの。

 ハブベアリングのシールは、泥や水、埃などの異物が軸受内部に侵入することを防ぐ重要な役割を担っている。一方で、耐泥水性を確保するためには、シールと軸受を接触させる必要があり、この接触がフリクション増加の要因となっていた。今回開発した新シールでは、従来シリーズで採用してきた、シールと軸受の接触部(リップおよび摺動面)への特殊な表面処理や、ラビリンス構造(すきま)の最適配置によるリップ枚数削減、専用グリースの適用に加え、リップによる反力を抑える新設計を採用した。これにより、高い耐泥水性を維持しながら、シールと軸受との接触抵抗を大幅に低減させることに成功した。

 NTNはハブベアリングのリーディングカンパニーとして、今後もフリクション低減を追求して、自動車の省エネルギー化とサステナブルな社会の実現に貢献していく。低フリクション化のほかにも小型・軽量化や耐久性向上など高い技術力が求められる商品の開発に取り組むとともに、ハブベアリング設計におけるAI 技術の活用などにより提案のスピードと品質をさらに高めていく。ハブベアリングと隣り合う部品で、同社が世界トップクラスのシェアを持つドライブシャフトの技術力も磨き続け、課題解決力、提案力、迅速な対応力を兼ね備えた駆動領域のトップメーカーを目指す。

 

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日本粉末冶金工業会、新会長に菊池正史ポーライト社長が就任

1日 15時間 ago
日本粉末冶金工業会、新会長に菊池正史ポーライト社長が就任kat 2026年06日08日(月) in

 日本粉末冶金工業会(JPMA)は、5月22日に開催された2026年度定時総会において、園田修三会長(福田金属箔粉工業会長)の任期満了に伴う役員の改選を行い、新会長に菊池正史氏(ポーライト社長)が就任した。

菊池正史JPMA新会長


 

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自動車技術会、第76回自動車技術会賞授賞式を開催

1週 4日 ago
自動車技術会、第76回自動車技術会賞授賞式を開催kat 2026年05日29日(金) in in

 自動車技術会(JSAE、会長:中畔邦雄氏(日産自動車))は横浜市のパシフィコ横浜で、「2026年春季大会」会期中の5月28日に「第76回自動車技術会賞」授賞式を開催した。

 自動車技術会賞は、1951年に自動車工学および自動車技術の向上発展を奨励することを目的として設けられ、自動車技術における多大な貢献・功績に対し贈呈されている。トライボロジー関連では今回、以下のとおり表彰がなされた。

論文賞 「油膜形成型潤滑油添加剤の適用による省電費EV油に関する基礎検討(第1報)」
中村俊貴氏・相田冬樹氏・松木伸悟氏・飯野麻里氏・長谷川慎治氏(ENEOS)

 電費向上が求められる電気自動車(EV)の駆動ユニット(e-Axle)において、従来にない摩擦低減コンセプトを可能にする新規添加剤(摩擦調整剤:FM)を開発した。EV油が用いられるギヤや減速機のしゅう動環境は従来のFMが十分な効果を発揮しにくい「緩やかな条件」であることを確認。複数の極性基を有し、強い吸着力による多層膜を形成して金属接触を抑制する新規FMを設計・開発し、緩やかな環境下でも優れた摩擦低減効果を発現することを検証した。本研究は、添加剤の新規設計から潤滑油(EV油)への適用による効率改善効果(低粘度市販EV油に比べ、低粘度市販EV油+開発FMで最大+1.1%の効率向上効果を確認)の実証までを一貫して実施し、さらに作用メカニズムも明確にした。産業界への実装が評価されるとともに、学術的にも摩擦低減に関する新たな知見を提供しており、両界で高く評価されての受賞となった。
 

左から、中畔JSAE会長、中村氏、長谷川氏

 

技術開発賞 「ステアバイワイヤシステム」
柴田憲治氏・上前 肇氏・工藤佳夫氏(トヨタ自動車)、西村 興氏(ジェイテクト)、中島信頼氏(デンソー)

 自動運転実用化の流れを受けて、自動運転との親和性と手動運転時の操作性の両立、および自動運転時の車室空間レイアウトの自由度向上のため、操舵と転舵が分離した構造のリンクレスステアバイワイヤシステムを日本で初めて製品化した。全構成要素を2系統化した冗長構成により安全性を確保した上で、次世代の操舵感覚(操舵角中心から左右200°の操作範囲、持ち替え不要)を実現し、異形ステアリングや革新的なコクピット設計を可能とした。将来的には自動運転中のステアリングホイール格納による車室空間確保や新操作系実現への貢献も期待できることが高く評価されての受賞となった。
 

左から、中畔JSAE会長、柴田氏、上前市、工藤氏、西村氏、中島氏


 

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bmt2026年5月号「特集:カーボンニュートラル」5/27発行!

2週 1日 ago
bmt2026年5月号「特集:カーボンニュートラル」5/27発行! in admin 2026年05日25日(月) in in

 

 ベアリング&モーション技術の総合情報誌「bmt(ベアリング&モーション・テック)」の第59号となる2026年5月号が5月27日に小社より発行される。

 今号は、特集「カーボンニュートラル」と題し、浮体式洋上風力発電の現状・今後とbmt、CN 実現・作業環境改善に寄与する潤滑剤の開発と適用、CN実現に向けた潤滑油の状態監視・静電浄油技術の適用、CNに貢献する無塗装・高意匠性樹脂と分光測色計による多角度高発色性の評価、CNに寄与するbmt 関連技術について、幅広く紹介する。

特集:カーボンニュートラル

◇浮体式洋上風力発電の現状・今後とbmt・・・戸田建設 松信 隆

◇カーボンニュートラル実現・作業環境改善に寄与する潤滑剤の開発と適用・・・ニッペコ 雑賀 光哉 氏、原 規公 氏に聞く

◇潤滑油の状態監視・静電浄油技術による産業設備でのカーボンニュートラル実現への貢献・・・東陽テクニカ 阿部 泰尚 氏に聞く

◇カーボンニュートラル実現に寄与するbmt関連技術・・・編集部

◇カーボンニュートラルに貢献する無塗装・高意匠性樹脂と分光測色計による多角度高発色性の評価・・・テクノUMG 熱田 裕之 氏、上田 真弘 氏、コニカミノルタジャパン 西本 昌弘 氏、瀬戸口 知巳 氏に聞く

連載

注目技術:自動車のトライボロジーで第9回国際シンポジウムを開催・・・TTRFと大豊工業

トップインタビュー・・・THK 寺町 彰博 氏に聞く

あるコスモポリタンの区区之心 第30回(最終回) トリウム溶融塩炉・随想(後編)・・・紺野 大介

トピックス

日本滑り軸受標準化協議会、第42 回総会を開催

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NTN、自動車向けボールねじで次世代ブレーキの先行開発に参画

2週 4日 ago
NTN、自動車向けボールねじで次世代ブレーキの先行開発に参画kat 2026年05日22日(金) in in

 NTNは、自動車の電動化に伴い需要の増加が見込まれる電動機械ブレーキ(EMB:Electro Mechanical Brake)向けボールねじにおいて、国際的な主要メーカーの先行開発に参画している。同社は電動油圧ブレーキ(EHB:Electro Hydraulic Brake)向けボールねじを量産中で、その実績と技術を基盤に、EMB市場への展開を加速する。

 NTNのEHB向けボールねじは、軸受技術を融合した駆動モジュールとして、主要ブレーキメーカー向けに量産中で、近年は欧州を中心に各地域で新規案件の引合いが増加、採用の広がりが続いており、供給と販売体制の強化を進めている。

 ボールねじは、回転運動を直線運動に変換する機構で、自動車のさまざまな部位に採用されている。NTNは2004年に自動車向けボールねじの量産を開始し、エンジンやトランスミッション用途を中心に実績を重ねてきた。さらに2012年にはEHB向けボールねじの量産を業界に先駆けて開始し、以降、高い応答性や信頼性が求められる領域で技術を進化させている。

 NTNでは現在、EHB向けにボールねじ、ギヤ、軸受などを一体化した駆動モジュールとして展開しており、要素部品の一体化によりブレーキシステムに求められる高い応答性と制御性を実現するとともに、性能向上と設計自由度の両立に寄与している。また、軸受で培ったトライボロジーや熱処理、精密加工技術を生かした高品質・高信頼性と、安定した量産体制を確立している。

 今後は、日本をマザー工場とし、アジアや欧州での生産展開も検討しており、グローバル供給体制の構築を進めていく。

 EHBは、衝突回避支援ブレーキの義務化やADAS(Advanced Driver Assistance Systems:自動運転支援システム)の普及を背景に、今後も需要拡大が見込まれる一方、油圧配管を必要としない次世代ブレーキとしてEMBへの移行が進展すると予想されている。EMBでは、車両1台あたりのボールねじ使用本数の増加も見込まれ、中長期的な市場拡大が期待される。

 NTNは、これらの市場動向を踏まえ、EMB向けボールねじの開発を進めており、先行開発に参画し、試作対応を進めている。

 NTNは、EHBで培った実績と技術を基盤にEMB市場への展開を加速することで、自動車の電動化と安全性の高度化に貢献するとともに、グローバル市場における事業拡大に取り組んでいく考えだ。

電動油圧ブレーキ(EHB)用ボールねじ駆動モジュール

 電動機械ブレーキ(EMB)用ボールねじ

 

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川崎重工業、米国・シリコンバレーにフィジカルAI開発拠点を開設

2週 4日 ago
川崎重工業、米国・シリコンバレーにフィジカルAI開発拠点を開設kat 2026年05日22日(金) in in

 川崎重工業は、AI・半導体分野における日米連携を加速するために、米国・シリコンバレーに、フィジカルAIの社会実装を推進する拠点「Kawasaki Physical AI Center San Jose」(以下、本センター)を開設した。AI開発を行う世界のトッププレイヤーであるNVIDIA、Analog Devices、Microsoft、富士通などとの協業を推進していく。
 
 同社は5月21日に開所セレモニーを開催し、AI開発企業などの代表者、本センターの開設に協力を得た日本政府機関の関係者を前に、橋本康彦・同社社長が挨拶に立ち、「本センターでは、高齢化と労働力不足という世界共通の課題を抱える医療・介護分野にまず注力します。フィジカルAIとロボティクスとの融合で、来院から診察、治療、手術、術後ケアまでを一貫して支援する「病院ワンストップソリューション」を確立する。さらに、半導体・自動車など幅広い産業分野やニューモビリティの分野への適用も同時に進めていくことで、さまざまな分野で共通のフィジカルAIとロボティクスの融合ソリューションを展開させる。重要なのは現場に根付き、継続的に活用され、医療の質向上に貢献すること、これが私たちの目指す「社会実装」であり、我々は、人の置き換えではなく、人の判断と行動を安全・効率的に支援するフィジカルAI を目指す。本センターには、AI、半導体、ソフトウェア、アカデミア、そして現場の課題を理解するパートナーが集まる。ここをグローバルなパートナーシップの起点にしたいと考えている」と述べた。

開所セレモニーのようす:写真中央が橋本社長


 
 近年、AIの進化により、製造、医療・介護、モビリティなど幅広い分野でフィジカル AIの活用が期待されている。フィジカルAIは、現実空間で自律的に認識・判断し、機械を通じて物理的行動を起こすAIで、社会実装を加速化させるためには「現実世界」に関するデータが必要となる。

川崎重工業では、航空宇宙、造船、エネルギー、プラント、モーターサイクル等の幅広い事業領域を有している。これらの製造現場から生み出される、多様な現場データやノウハウを長年にわたり蓄積しており、フィジカルAIが価値を発揮する「現実世界」において強みを持つ。同社はこの強みを最大化し、フィジカルAIに関する研究や実証の域を超えて、新たな事業領域の創出や既存事業の拡張に繋がる共創活動を、AI開発プレイヤーとともに取り組む拠点として、本センターを開設したもの。
 
 同社は、シリコンバレーにおいて、世界でトップシェアを誇る半導体製造装置向けロボットの販売・サービスを展開しており、本センター開設を機に、AI開発に取り組む世界的なテック企業やアカデミアが集積し、最先端の技術・人材・パートナーが集まる世界有数の地域において、様々なテック企業やアカデミアと連携していく。まずは医療・介護分野およびモビリティ分野を起点に、川崎重工グループとして有する自律走行サービスロボット(Nyokkey)、屋内配送ロボット(FORRO)、手術支援ロボット(hinotori(TM)※)、ロボティック・マルチレッグド・ビークル(CORLEO)などの製品とフィジカルAIを組み合わせた、現場に根ざしたソリューション創出を目指す。
 
 川崎重工業とNVIDIA、Analog Devices、Microsoft、富士通との具体的な協業テーマは、以下のとおり。

・NVIDIA: 医療をはじめ、多様な分野における、AI・ロボティクス技術を融合した新たなソリューションの創出

・Analog Devices:AI・オーディオ・マニピュレーション技術を融合した、幅広い業務に対応できるロボットの実現

・Microsoft:信頼性と拡張性を備えたクラウド/AIプラットフォームの活用により、実世界でのソリューションの導入を加速 

・富士通:業務システム・ロボットシステム・AIが連携によるヘルスケア領域における新たな価値提供の実現
 
 また、本センターは、市場や顧客との接点である日本国内の開発拠点や本年3月にフランス・ストラスブールにて運営を開始したR&Dイノベーションセンター「Kawasaki Innovation Centre Europe SAS」とも連携を行い、各地域のニーズを取り入れたトータルソリューションとしての実用化を担うことで、フィジカルAIの社会実装の推進を加速させていく。 
 
 同社では、社会課題の解決と持続的な事業成長の両立に取り組むため、長年蓄積してきた製造現場に関するデータ・ノウハウを有する強みを生かしながら、今後も世界的に注目されているフィジカルAI(医療を含む)や半導体分野へ重点的に投資していく考えだ。

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日本工作機器工業会、第34回通常総会を開催

2週 4日 ago
日本工作機器工業会、第34回通常総会を開催kat 2026年05日22日(金) in in

 日本工作機器工業会は5月19日、東京都千代田区の東京會舘で「第34回 通常総会」を開催した。総会後の懇親会パーティーでは、18年間にわたり同工業会会長を務めた寺町彰博氏(THK会長)が理事 顧問となり、新会長には20年間にわたり副会長を務めた北川祐治氏(北川鉄⼯所会⻑)が就任したことが報告された。また再任された黒田浩史副会長(黒田精工社長)、宮地茂樹副会長(日本トムソン会長)に加えて、新任の副会長として日研工作所社長の長濱明治氏が選任された。

 冒頭、就任の挨拶に立った北川会長は、「新会長として工業会の発展のために微力ながら力を尽くしていきたい。20年間副会長として会の運営に携わってきた身として、会の活動を少しでも良い方向に変えていきたい。当工業会は、工作機器に関する①生産、流通等の調査、②技術および安全性の研究、③標準化の推進という三つの目的を掲げているが、会員の立場から考えると何よりも、会員企業全員の役に立つ工業会であるべき。そうあるためには、工業会の抱えている課題を再認識し、それに対する取り組みを決定していくことが大事。例えば当工業会は自動車産業への依存度が非常に高い。しかし自動車だけが製造業ではなく、航空宇宙、半導体、ディフェンスなどいろいろな世界がある。しかしながら自動車への依存度が高いということもあって、工作機械業界に比べると工作機器業界の成長率は今一つ低い。そうした観点から、新しい分野に積極的にチャレンジしていくことが必要で、すでに始めている勉強会などの開催も、より多く設けていきたいと考えている。AIロボティクスなどの新しい分野のほか、我々の技術をどういう分野に生かせるのかについて、各社各様に努力しているとは思うが、工業会としてもしっかりとサポートしていきたい。一方、工業会会員企業の約1/4が東京に本社を置いているものの、生産拠点は地方においていることがほとんど。地方の課題は人口減少に伴う人材獲得の難しさで、工業会の活動範囲を超えるかもしれないが、やはり地方に生産拠点を置く当工業会の企業の一番大きな経営課題だと思うので、いかに人材を獲得するかといったこともテーマに据えながら、取り組みを進めていきたい。地方が発展することと我々の企業が発展することは別のようでいて大きな関連を持っている。そうしたテーマでディスカッションし、成功事例を共有しながら、皆と一丸となって工業会を盛り上げていきたい。工業会会員各位の発展が工作機器業界の目的であるという認識の上で、事業を展開していく」と力強く語った。

挨拶する北川新会長

 

 続いて挨拶に立った寺町顧問は、「私が会長を務めた18年の間、会長になってすぐに2007年のリーマンショックがあり急激に景気が落ち込むことになり、2011年の東日本大震災があって、その後、自動車産業が大きく変わるCASEという荒波がやってきた。2020年にはコロナウイルスが蔓延する事態となった。そして今回、会長を退き顧問を任された。何らかのアドバイスをしろということだと思う。2025年は日本の自動車産業がいよいよ岐路に立たされた年になった。中国が圧倒的に電気自動車を筆頭にナンバー1になった。日本は自動車産業に支えられて機械産業が成長してきたが、その柱となる自動車産業が失われようとしてきている。今後、北川新会長が音頭を取って、切磋琢磨しながら、あらためて新分野参入に向けて勉強する機会を多く設けてくれるものと思う。18年間会長を務めることができたのは、会員各位、先生方、経済産業省の方々、マスコミ関係の方々に支えられたお陰と感謝したい」と述べた。

挨拶する寺町顧問

 

 さらに、長濱副会長が挨拶に立ち、「当社は切削工具をしっかりと正確に握るツーリングと加工物をマシニングセンターの上で回転軸に沿って割り出すインデックステーブルというニッチな領域で頑張っているが、完成された日本の工作機械、特にMCの精度を加工物に転写するためには、我々の先端での動きが非常に大事だと自負している。加工システムの全体最適を支えているのは、まさに、当工業会の会員企業の技術であると考えている。副会長を拝命し個別各論の課題解決に取り組むことはもちろん、会長や他の役員の方々を支えて、全体最適、当工業会全体の発展のために貢献していきたい」と語った。

挨拶する長濱副会長

 

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NTN、ツアー・オブ・ジャパン 2026に協賛、全8ステージで「NTN 回る学校」を開催

2週 5日 ago
NTN、ツアー・オブ・ジャパン 2026に協賛、全8ステージで「NTN 回る学校」を開催kat 2026年05日21日(木) in

 NTNの販売子会社であるNTNセールスジャパンは、5月24日~31 日にかけて全国8ステージ(堺、京都、いなべ、大鹿、信州飯田、富士山、相模原、東京)で開催される国内最大規模の国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン 2026」(TOJ、https://www.toj.co.jp/2026/)に協賛し、親子でベアリングについて学ぶことができる「NTN 回る学校」を各レース会場で開催する。

 TOJ は、UCI(国際自転車競技連合)公認の国内最高峰の国際自転車ロードレースで、今年で28 回目の開催を迎えます。本大会には国内外より世界トップクラスの選手が所属する16 チームが参加し、8 日間にわたりハイレベルなレースを展開する。NTNは昨年に
引き続き本大会に協賛する。

 今回の「NTN 回る学校」では、ベアリングの組み立て体験に加えて、ベアリングのシール構造や潤滑油の違いによって変わる回転トルクの差を、実際に触れながら体感できる展示を実施する。子どもから大人まで、楽しみながらベアリングや省エネルギーに関する理解を深めることのできるコンテンツが用意されている。

 NTNは、ロードバイクに使用される高級ハブにベアリングが採用されるなどの実績を有しており、自転車の安全でなめらかな走行に貢献している。同社では今後も、環境に優しい移動手段である自転車市場の発展に貢献するとともに、環境負荷の低減にも取り組んでいく。

NTN、ツアー・オブ・ジャパン 2026に協賛、全8ステージで「NTN 回る学校」を開催
NTNの販売子会社であるNTNセールスジャパンは、5月24日~31 日にかけて全国8ステージ(堺、京都、いなべ、大鹿、信州飯田、富士山、相模原、東京)
で開催される国内最大規模の国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン 2026」(TOJ、https://www.toj.co.jp/2026/)に協賛し、親子でベアリング(軸受)
について学ぶことができる「NTN 回る学校」を各レース会場で開催する。

TOJ は、UCI(国際自転車競技連合)公認の国内最高峰の国際自転車ロードレースで、今年で28 回目の開催を迎えます。本大会には国内外より世界トップクラスの選手が所属する16 チームが参加し、8 日間にわたりハイレベルなレースを展開する。NTNは昨年に
引き続き本大会に協賛する。

今回の「NTN 回る学校」では、ベアリングの組み立て体験に加えて、ベアリングのシール構造や潤滑油の違いによって変わる回転トルクの差を、実際に触れながら体感できる展示を実施する。子どもから大人まで、楽しみながらベアリングや省エネルギーに関する理解を深めることのできるコンテンツが用意されている。

NTNは、ロードバイクに使用される高級ハブにベアリングが採用されるなどの実績を有しており、自転車の安全でなめらかな走行に貢献している。同社では今後も、環境に優しい移動手段である自転車市場の発展に貢献するとともに、環境負荷の低減にも取り組んでいく。

ベアリングの組み立て体験のようす
外輪、内輪、保持器、ボールを組み合わせてベアリングの組み立てに挑戦できる。初めてベアリングを見る人も、ベアリングの構造や仕組みについて学べる

 

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NTN、e-Axle向け耐電食軸受のグローバル供給力を強化

2週 5日 ago
NTN、e-Axle向け耐電食軸受のグローバル供給力を強化kat 2026年05日21日(木) in in

 NTNは、EV(電気自動車)やHEV(ハイブリッド車)など電動車の駆動源であるe-Axle向けに展開している「樹脂モールド絶縁軸受」について、中国において将来の量産化を見据え、生産体制の構築に着手した。電動車の普及が急速に進む中国市場において、将来の需要拡大を見据えた供給基盤を整備し、現地顧客への対応力を強化する。

樹脂モールド絶縁軸受

 

 樹脂モールド絶縁軸受は、軸受の外輪外径面および幅面に樹脂絶縁層を一体成形することで、電動車特有の課題である電食の発生を抑制する耐電食軸受。車両の高電圧化が進む中、e-Axleに使用される軸受にはより高い耐電食性と信頼性が求められており、今後そのニーズは拡大すると予想されている。

 NTNは、2025年より日本において本商品の量産を開始し、電動車向け耐電食軸受のラインアップ拡充を進めてきたが、今回新たに中国で量産を見据えた生産体制を整備することで、電動車市場の成長が先行する中国において、顧客ニーズに即した提案力と供給力のさらなる強化を目指す。

 中国での生産は、2026年5月から試作対応を開始し、その後市場動向や引合い状況を踏まえながら段階的に量産対応へ移行する計画。

 近年、中国ではEVやHEV市場が急速に拡大しており、e-Axleに使用される軸受においても、高い耐電食性や信頼性に加え、安定した供給体制へのニーズが高まっている。NTNは、現地生産による供給基盤の確立と試作段階から迅速で密接な顧客対応を通じて、中国市場における顧客価値の向上を図るとともに、グローバルでの耐電食軸受のさらなる販売拡大を目指す。

 NTNでは今後も、各地域の市場動向や顧客ニーズを踏まえた生産・供給体制の最適化を進め、電動車の高性能化と信頼性向上に貢献していく。

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NSKとNTN、共同持株会社設立による経営統合で基本合意

4週 ago
NSKとNTN、共同持株会社設立による経営統合で基本合意kat 2026年05日12日(火) in

 日本精工(NSK)とNTNは、共同株式移転(株式移転)の方法により2027年10月をめどに共同持株会社を設立し、両社を共同持株会社の完全子会社とする方法により経営統合を行うことで基本的な合意に達し、5月12日付で、それぞれの取締役会において本経営統合に関する基本合意書を締結することを決議し、締結した。

 両社の経営統合に向けた基本合意に関して同日、東京都千代田区のパレスホテル東京で、市井明俊NSK社長と鵜飼英一NTN社長の両名による記者会見が開かれた。

市井明俊NSK社長(左)と鵜飼英一NTN社長(右)
各企業文化の化学反応によるシナジー発現の思いをこめて
市井社長がNTNカラーのネクタイを、鵜飼社長がNSKカラーのネクタイを着用

 

 冒頭、NSK市井社長が、1916年創業のNSK、1918年創業のNTNという100年以上の歴史を持つ軸受を中心とした日本発の企業として、切磋琢磨しながら成長してきた両社が経営統合を行う背景について、以下のように説明した。

・中国経済の成長鈍化、欧州製造業の不振、米国関税政策の影響等による市場回復の遅れや不確実性の増大といった状況下で、自動車・産業機械業界ともに成長が鈍化しており、既存市場の急激な拡大が見込めず、軸受業界内の競争激化や中国企業の台頭により、シェア減少や収益低下のリスクに直面している現状がある

・欧米では軸受業界内の合従連衡によりスウェーデンのSKF、ドイツのシェフラー、米国のティムケンの大手3社に集約されたが、欧米各社も足元の厳しい状況から事業分社化や大幅な構造改革など体質改善に注力している

・両社はそれぞれ、生産再編をはじめとした構造改革に取り組み持続的成長に向けた収益改善に注力しているものの、日本の軸受産業としての主体的な発展と、軸受産業および軸受ユーザーである国内製造業の国際競争力の維持のためには、上述の欧米市場で進んできたグローバルな再編と同様に、国内での業界再編が必須との認識で一致した

 NSK市井社長はこうした背景から、軸受や精密機器等の分野において世界的に事業を展開する日本発の企業として、統合により両社の力を結集して強靭で持続可能な事業基盤を構築し、事業の成長と価値創造を通じて産業および環境・社会に貢献すると同時に、将来にわたり国際競争力を維持・強化することを目的として、対等の精神に基づいた本経営統合の実現に向け、協議・検討を進めていくと報告。両社が、本経営統合により、①単なる規模の拡大ではなく、危機感に裏打ちされた長期的かつ利益ある成長を実現すること、②日本発の技術・品質・経営を確実に継承し、世界における日本の産業基盤の地位を確保すること、③「持続可能な社会」の実現に寄与することを目指していく、と説明した。

 続いて、NTN鵜飼社長が、両社が本経営統合の目的を早期に実現するために、以下の戦略に沿った具体的施策を検討し、継続的に企業価値を向上させていくことで合意したことを報告した。

・経営資源への投資と最適活用:グローバルに事業環境や技術が大きく変化する中、両社の経営資源への投資と最適活用によって、それぞれが取り組んできた経営の効率化やサプライチェーンの強靭化への取り組みを発展させ、より持続可能な事業基盤を構築していく

・ポートフォリオの変革:PLM(Product Lifecycle Management)や補修市場向けビジネスなど、両社が持つ高付加価値領域への取り組みを強化することで、既存事業のポートフォリオ変革を進化させ、長期的な価値創造を実現する

・文化の垣根を越えた技術・人材・知見の結集:両社が培ってきた技術、人材および知見を結集し、新製品開発やソリューション提供を含む新たな価値を創造するとともに、持続可能な社会に貢献していく

 NTN鵜飼社長はまた、経営統合によるシナジー発現に向けた施策として、①収益性改善:グローバル市場でのプレゼンス拡大とブランド力向上、②販売力強化:相互の顧客基盤・代理店網・製品ラインアップの活用、③コスト削減:生産集約、部品調達の最適化、営業・生産拠点の相互活用、④投資・R&Dの増強:技術共用による重複投資のR&D費用・技術人材の効率運用、⑤新規事業への取り組みの推進:ロボット・医療・ドローン・宇宙など成長分野への効率的なリソースの投下を挙げた。

 また、これら施策を進めることによる想定シナジーとして、①PLMと補修ビジネスの拡大:品揃え拡大、代理店網の拡充、在庫補完での販売機会の捕捉、知見共用によるPLM展開の強化、②高付加価値領域の拡大:高付加価値技術・製品の強化、精密・特殊環境・次世代分野(宇宙、eVTOL(空飛ぶクルマ)への注力、③新事業創出:ロボット事業等での新商品開発、ブレーキ用ボールねじ事業の多用途への展開、④生産・調達の強靭化:生産体制の最適化による生産性向上、最適ソースからの調達や物流の効率化によるコスト競争力の向上を掲げ、これらによって事業基盤の強靭化、既存事業のポートフォリオ変革、新領域における価値創造の実現につなげていきたい、とした。

 NSK市井社長は、「中国企業をはじめとする新興企業の国際競争力が急激にレベルアップする中で、残念ながら日本企業の国際競争力はスピードに欠けるという課題がある。これに対し、両社の経営資源を活用することで日本の軸受産業の国際競争力を高め、それによって日本の産業界の国際競争力の向上にスピーディーに寄与できるものと考えている」と語った。

 NTN鵜飼社長はまた、「両社は長寿命軸受の開発と並行して、軸受の状態監視による予兆保全という、機械設備を止めないことによるサステナブルなソリューションを保有している。こうしたソリューションでサステナブル社会に寄与していくことも、経営統合によるシナジー効果の一つと見ている」と述べた。

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ジェイテクト、eAxle向け超高速回転深溝ボールベアリングを開発

4週 ago
ジェイテクト、eAxle向け超高速回転深溝ボールベアリングを開発kat 2026年05日12日(火) in in

 ジェイテクトは、電気自動車に搭載されるeAxle向け超高速回転深溝ボールベアリングを開発し、本年6月より量産を開始する。樹脂保持器の形状と材料を最適化することで、自動車駆動モーター用の深溝ボールベアリングでは世界最高となる40000r/minに対応する超高速回転を実現。これにより、eAxleの小型・軽量化に貢献し、航続距離延長や車載空間拡大といった電気自動車への付加価値創出に寄与する。

eAxle向け超高速回転深溝ボールベアリング

 

 電気自動車の普及拡大に向けて航続距離の延長や車内空間の拡大といったニーズが高まっている。これらの要求を満たすためには、車両に搭載される各部品の小型化・軽量化が不可欠で、特にモーターを小型化すると出力低下が懸念されるため、モーターの回転数を高めることで出力を補う高速回転化が重要となる。しかし、従来のベアリングを高速回転で使用すると、遠心力の影響で樹脂保持器と外輪の干渉による摩耗や、焼付きが生じるという課題があった。

 ジェイテクトはこうした課題に対し、樹脂保持器の設計と材料を最適化することで、最高40000r/minに対応するeAxle向け超高速回転深溝ボールベアリングを開発。これにより、eAxleの小型化・軽量化が可能となり、電費の改善、航続距離の延長に寄与する。また、車載空間の拡大やバッテリー搭載性の向上といった車両設計上の利点も期待できる。

 特長は以下のとおり。

・遠心力の影響を低減する軽量化設計:保持器形状の最適化により回転時に発生する遠心力を抑制。遠心力による保持器の変形量を従来品比約70%低減

・高温時の剛性を維持する樹脂材料を採用:高温環境下でも必要な剛性を確保する樹脂を採用したことで摩耗や変形を防止。40000r/minの高速回転条件下でも保持器と外輪の干渉や焼き付きなし

開発期間の飛躍的な短縮と製品品質を向上させる独自のモデルベース開発手法の活用:2024年11月25日発表(https://www.jtekt.co.jp/news/2024/004206.html)のモデルベース開発を基盤とする設計基幹システムと、ジェイテクトグループの磁気軸受を用いた高性能評価試験手法を適用。デジタル設計とeAxleの要求仕様に相当する超高速回転評価の融合により、シミュレーションと実機試験の整合性を高め、信頼性の高い製品化を実現

 ジェイテクトでは、本開発品は深溝ボールベアリングが用いられている幅広い用途に適用可能で、今後の電気自動車普及への貢献だけでなく、幅広い産業に貢献していく、としている。

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THK、固定側ボールねじサポートユニットの受注を開始

4週 ago
THK、固定側ボールねじサポートユニットの受注を開始kat 2026年05日12日(火) in

 THKは、固定側サポートユニット「FKT形」の受注を開始する。高負荷性能により、装置の高精度化および長寿命化に貢献していく。

ボールねじサポートユニット「FKT形」


 サポートユニットは、ボールねじとセットで使用する専用の軸受部品。固定側サポートユニットにはアンギュラベアリングが組込まれており、支持側サポートユニットには深溝玉軸受を使用している。

 従来の固定側サポートユニットではアンギュラベアリングの列数が2列構成となっており、ボールねじを縦で使用する場合など、使用条件によっては負荷容量が不足し、要求性能を満たすことができない場合があった。

 これに対しFKT形ではアンギュラベアリングを3列構成にすることで、高負荷条件下においても安定した耐久性を実現。これにより、機械装置の高精度化および長寿命化に寄与し、設計の自由度向上と製品選定の容易化にも貢献する。

 FKT10~30の計6形番を展開し、幅広いニーズに応えていく。

 特長は以下のとおり。

・高いアキシアル剛性と高負荷性能:3列正面組み合わせにより負荷荷重を分散することで、一方向に対してアキシアル剛性を高めるとともに大きな負荷性能を発揮

・最適な軸受の採用:ボールねじとの剛性バランスを考慮し、高剛性かつ低トルク仕様のアンギュラベアリングを採用

・コンパクトで簡単な取付け:取付けまわりのスペースを配慮したコンパクトな構造で、また軸受が予圧調整された状態で組み込まれているため、そのまま組み立てが可能で、組立工数の低減、組立精度の向上に貢献する

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THK、独自開発のPFASフリー真空用グリースの受注を開始

4週 ago
THK、独自開発のPFASフリー真空用グリースの受注を開始kat 2026年05日12日(火) in in

 THKは、真空環境でもクリーンでスムーズな動きを実現できる独自開発の「PFASフリー真空用グリース」(形番:AFPF)の受注を開始する。日本国内でグリース単体の販売となり、海外への展開は順次対応していく予定。

PFASフリー真空用グリース(形番:AFPF)

 

 近年、人体への影響リスクが懸念されるPFAS(有機フッ素系化合物)に対する規制が欧米を中心に強化されつつあり、真空等の特殊環境で多く使用されているフッ素系グリースでは、組成を構成している物質PFPE(パーフルオロポリエーテル)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)においても、将来的な使用制限や製造・輸入禁止等のリスクが高まっている。

 こうした環境規制リスクを踏まえTHKでは今回、独自開発のPFASフリー真空用グリースを開発した。

 本グリースは、PFASフリーならびにメタルフリーの処方と工程で製造(グリースの成分および製造工程において、フッ素およびフッ素化合物、Cu、Zn、Li等の金属元素を意図的に非含有)、真空用途に不可欠な低い蒸気圧・低摺動・低発塵・低アウトガス性能を有した、直動製品に最適なグリースとなっている。半導体製造装置内の汚染リスクを低減し、スムーズな動きと優れた潤滑性能を実現する。

 特長は以下のとおり。

・低い蒸気圧と低アウトガス性能を有し、高真空下での使用が可能

・低しゅう動で転がり安定性に優れている

・低発塵性に優れるため、周辺環境を汚染することなく使用が可能

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NTN、手首関節モジュール搭載の外観検査用高速ユニットがリョービで採用

4週 ago
NTN、手首関節モジュール搭載の外観検査用高速ユニットがリョービで採用kat 2026年05日12日(火) in

 NTNは、手首関節モジュール「i-WRIST」を搭載した新ユニットとして、ダイカスト品など多様なワークの外観検査を自動化する外観検査用高速ユニットを開発した。本ユニットはワークサイズに応じて大型タイプと小型タイプをラインアップしているが、大型で複雑形状かつ検査箇所が多いダイカスト品の外観検査を高速に自動化できる点が評価され、大手ダイカストメーカーであるリョービに大型タイプが採用された。また、国内自動車メーカーにおいても、検査速度や装置のコンパクト性が評価され、小型タイプが外観検査用途で採用されている。

 

 NTNでは、xEV(電動車両)の普及に伴い今後の需要拡大が見込まれるダイカスト品の外観検査用途を中心に本商品の提案を加速し、外観検査工程の自動化や高速化、品質向上に貢献していく。2030年度に20億円/年の販売を目指す。

 ダイカストは溶かした金属を金型に高速・高圧で流し込んで成形する生産手法で、複雑形状の部品を効率的に生産可能です。近年、xEVの普及に伴い、インバーターケースやモーターハウジング、バッテリーケースなど多くのダイカスト品が使用されており、今後もさらなる生産拡大が見込まれている。

 一方、製造現場では人手不足が深刻化しており、各工程で自動化・省人化が求められている。ダイカスト品は形状が複雑なため、外観検査工程では複数方向からの検査が必要になるため、依然として目視検査が主流であり、検査箇所が多岐にわたることから、作業員の負担が大きいという課題がある。大型のダイカスト品は質量も大きく、作業員の手作業による検査では身体的負荷の増大や安全面のリスクもあり、特にxEV 向けのダイカスト品は大型化が進んでおり、工数削減や安全面からも外観検査の自動化ニーズが高まっている。

 NTNの手首関節モジュールi-WRISTは、細かい角度制御を高速に行えることから、多点検査を高速に自動化できる。今回、ダイカスト品のような複雑形状ワークの外観検査向けにi-WRISTを搭載した外観検査用高速ユニットを開発した。

 本商品は、駆動部や専用コンソール、専用コントローラーなどの「i-WRIST」の基本構成に、ワークやカメラの位置を制御する直動・回転アクチュエーターを組み合わせてユニット化したもので、複数箇所の高速検査に必要となる部品をユニット化したことで、ユーザーの装置設計や部品調達、製作工数などを大幅に削減し、検証用途の採用から量産工程向けの導入まで対応する。

 大型タイプと小型タイプの2種類をラインアップし、ワークのサイズや質量に応じて選択できる。いずれも量産ラインへの導入に対応し、省スペースかつスリムな設計を採用している。特に、小型タイプは「i-WRIST」とY 軸、Z 軸、R 軸を統合制御する同社独自のアルゴリズムにより、X 軸を省略し、さらなる小型化を実現している。

 NTNは、画像処理システムメーカーやロボットシステムインテグレーターと連携し、i-WRISTのモーション制御技術と、各社のAI画像処理技術やシステムインテグレーション技術を融合した外観検査ソリューションを提案している。

 同社では本商品をカメラや照明、AI画像処理アプリと組み合わせることで、複雑形状かつ検査箇所が多いダイカスト品のようなワークでも、目視検査と同等の最速0.2秒/ポイントの高速外観検査が可能なほか、搬送用ロボットと組み合わせることで、ワークの全面検査にも対応する、としている。
 

 

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イグス、火星探査ローバー開発の学生団体プロジェクトの支援に参画

4週 ago
イグス、火星探査ローバー開発の学生団体プロジェクトの支援に参画kat 2026年05日12日(火) in in

 イグス(https://www.igus.co.jp/)は、火星探査ローバー(無人探査車)を開発する学生団体「KARURAプロジェクト」(https://karura-project.studio.site/)のスポンサーとして、支援に参画する。同社は、若手エンジニアの育成や実践的なものづくり教育を重要な社会的使命の一つと位置付けていることから、学生主体で国際的な挑戦を行うKARURAプロジェクトの趣旨に共感し、その取り組みを応援することとなったもの。同プロジェクトが開発する火星探査ローバーに対し、同社の樹脂製ベアリング「イグリデュール」など数種の部品を提供する予定。

 

 KARURAプロジェクトとは、2022年9月に設立された学生主体の火星探査ローバー開発プロジェクトで、日本と米国の学生約70人が共に国際開発を行っている。日本からは、全国から大学生、高専生、高校生が参加。「学生の宇宙開発の技術力を底上げし、国際開発が当たり前となる社会を目指す」をミッションに、将来の宇宙開発を担う学生の技術力向上を目指しながら、国や言語を超えた協働のものづくりを実践している。

火星探査ローバー開発の国際学生チーム

 

 同プロジェクトは、米国ユタ州で毎年開催される世界最高峰の火星探査ローバー学生大会「University Rover Challenge」(https://urc.marssociety.org/)に挑戦し、唯一の国際チームとして3年連続決勝に進出しており、2026年大会では、世界18カ国116チームの中からKARURAを含む38チームが激しい選考を突破。5月27~30日に行われる決勝で、火星探査ローバーの技術力を競い合う。

 イグスは若手エンジニアサポート(young engineers support、通称「Y.E.S.」プログラム)の一環として、世界中の拠点で実践的なものづくり教育や学生プロジェクトを技術・物資・知見の面から支援、具体的には研究・教育用の無償サンプル提供や、技術的アドバイス、専門スタッフによる講義などを行っている。日本では長年にわたり、学生フォーミュラに挑戦する数多くの学生レーシングチームのスポンサーとなり、高機能樹脂部品の提供を行ってきた。

 今回のKARURAプロジェクトでは、無償サンプル提供や、技術的アドバイスによる支援を実施。火星探査ローバーのロボットアームのケーブルに同社の樹脂製ケーブル保護管「エナジーチェーン」、軽量化が必要な複数箇所に樹脂製ベアリング「イグリデュール」、しゅう動部品にイグリデュール3Dプリンター用フィラメントが活用される見込み。

 イグスでは、「この取り組みが、次世代の宇宙開発を担う人材の育成につながることを心より願っている。今後もモーションプラスチック(可動部向け樹脂部品)技術を幅広く世に提供し、学生団体を含めたさまざまな活動の支援に取り組んでいく」とコメントしている。

KARURAプロジェクトに提供・提供予定のイグスの製品群

 

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東京理科大学・佐々木研究室、第44回トライボサロンを開催

4週 1日 ago
東京理科大学・佐々木研究室、第44回トライボサロンを開催kat 2026年05日11日(月) in

 東京理科大学・佐々木研究室(主宰:佐々木信也 教授)が主催する「トライボサロン」(https://www.tribo-concierge.com/topics/296/)の第44回目が5月9日、東京都葛飾区の同大学 葛飾キャンパスにてオンサイト開催された。

開催のようす

 

 トライボサロンは、トライボロジーに関係する情報・意見交換の場として、毎月1回のペースで開催されている。もともとは佐々木研究室の博士課程学生の勉強会として発足し研究成果の発表や最新の研究動向などに関する意見や情報交換を重ねてきたが、2022年9月からは佐々木研究室のメンバーに限らず広く参加の戸を開き、関係者のネットワーク作りも目的の一つとして活動している。

 第44回目となる今回のトライボサロンでは、産業技術総合研究所の岩下 航氏が「連続体力学に基づく摩擦ダイナミクス」と題して、マクロな系の摩擦法則の解明・制御のための指針の構築を目的とした研究として、静止摩擦関連、動摩擦関連の2件の話題提供を行った。

 前者に関しては、静止摩擦係数の外圧・形状に対する依存性といった局所滑りと静止摩擦係数の理論の解明を行いつつ、溝の設計(溝の深さと摩擦面の減少率)による局所滑りと静止摩擦係数の制御の手法を提案した。後者に関しては、音速付近の滑り速度でスケーリング側の破れが見られるという高速滑りでのヒステリシス摩擦について提示した。非一様な変形が生み出す摩擦則を解明し、新たな形の摩擦制御の可能性を示した。

 トライボサロンに関心のある方は、以下のURLを参照されたい。
 https://www.tribo-concierge.com/topics/296/

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THK、ソニーAIのリサーチプロジェクトに高速・高精度のリニアモータXY軸ユニットを提供

1ヶ月 2週 ago
THK、ソニーAIのリサーチプロジェクトに高速・高精度のリニアモータXY軸ユニットを提供kat 2026年04日23日(木) in in

 THKは、高速・高精度の「リニアモータXY軸ユニット」をソニーリサーチの一部門であるソニーAIのリサーチプロジェクトに提供、卓球競技でロボット(AIエージェント)が人間と肩を並べるレベルのプレイを実現する最先端研究開発を支援した。その研究成果を示した論文が4月23日発行の国際科学誌Nature(第8110号)に掲載された。

 

 現実社会のAIといえば、チェスや将棋の競技では人間のスキル、戦術、戦略をAIが機械学習し、その道のトッププロに勝利することもごく当たり前の光景になりつつある。その一方で、フィジカルゲームやスポーツのように、3次元の動きの中で物理的に相互作用が必要とされる競技の世界では、AIが人間と肩を並べるプレイをすることは難しいとされてきた。今回ソニーAIが行ったリサーチプロジェクトはこの課題に取り組んだもので、本プロジェクトに対し、THKはリニアモータXY軸ユニットを提供、ソニーAIの卓球ロボット(AIエージェント)が上位ランクの卓球選手相手に勝利を収めることに寄与した。

 リニアモータXY軸ユニットの特長は高速動作/高い俊敏性で、可搬質量40kg超においても、リニアモータ駆動で0.8秒の往復動作を全アクチュエータ完全同期制御で実現できる。

リニアモータXY軸ユニット

 

 THKでは、機械要素部品のトップメーカーとして培ってきた技術と実績をもとに、今後の成長戦略の一角をなすロボットのコア技術や開発ノウハウによってAI技術の競争力の発展に役立てていく。

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イグス、高機能ケーブルキャリアと可動ケーブルが世界最大級の噴水「東京アクアシンフォニー」に採用

1ヶ月 2週 ago
イグス、高機能ケーブルキャリアと可動ケーブルが世界最大級の噴水「東京アクアシンフォニー」に採用kat 2026年04日21日(火) in

 イグスの高機能ケーブルキャリアシステム「e-loop」と可動ケーブル「チェーンフレックス」が、臨海副都心の新たなランドマークとなる世界最大級の噴水「東京アクアシンフォニー」に採用された。港湾など過酷な環境下での実績があり、安全で信頼性の高い同社のケーブル保護管およびケーブルの技術が評価され採用に至ったもの。

 東京アクアシンフォニーは本年3月にオープン。お台場海浜公園(東京都港区)に整備された、高さ150m、幅250mの世界最大級の規模を誇る噴水で、レインボーブリッジ(塔高126m)を凌ぐ高さまで水を噴き上げ、音楽や光と融合したショーを展開している。

 今回、この噴水をコントロールするケーブルおよびケーブル保護管に、イグスの可動ケーブル「チェーンフレックス」とケーブル保護管「e-loop」が採用された。耐紫外線性・耐候性を備え、沿岸部の環境にも強い点が評価された。

 モジュール構造ケーブル保護管e-loopは、石油・ガス産業や洋上風力発電などの極めて過酷な環境下でのケーブルガイドを目的に開発された製品。このような環境下で従来用いられていた配線方法では、ケーブルのねじれや摩耗、断線といった問題が頻発し、長時間のダウンタイムや高額な修理コストが課題となっていた。

 e-loopは、これらの課題を解決するために、以下のような設計を採用している。

・最適な曲げ半径で制御された構造により、ケーブルが必要以上に曲がることを防止し、断線や摩耗を抑制

・高強度の複合ロープがケーブルへの引張力を分散し、構造全体の安定性を確保

・耐衝撃・耐振動性に優れた高性能ポリマー製ケーブルキャリアを採用

・モジュラー設計により部品単位での交換が可能で、メンテナンス性が大幅に向上

・17万回以上のサイクル試験に合格し、トップドライブで約4.5年分の運用に相当する耐久性を実証

 今回の噴水では、海水や潮風にさらされる湾岸の厳しい環境でも高い耐久性を持ち、360°回転が可能な機構によって波の不規則な動きや海面の潮位変動に対応できる点が高く評価された。

 イグスでは、今後もモーションプラスチック(可動部向け樹脂部品)技術を活用し、持続可能で信頼性の高い産業ソリューションの開発に取り組んでいく。

世界最大級の規模を誇る噴水「東京アクアシンフォニー」(東京都提供)

 

噴水を制御するケーブルを保護するために設置されたe-loop

 

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日本トライボロジー学会、第42回変速機のトライボロジー研究会を開催

1ヶ月 2週 ago
日本トライボロジー学会、第42回変速機のトライボロジー研究会を開催kat 2026年04日20日(月) in in

 日本トライボロジー学会 変速機のトライボロジー研究会(主査:東海大学 山本 建氏)は4月17日、東京都中央区の東京ジェイテクトビルで、第42回「変速機のトライボロジー研究会」を開催した。当日は山本主査からの開会挨拶に続いて、以下のとおり話題提供がなされた。

「自動車技術の最先端と未来戦略 ~市場・技術・中国モデル・日本の勝ち筋~」矢島和男氏(ブルースカイテクノロジー)…本講演では、2025年時点の世界の電動車市場を俯瞰し市場動向・新興自動車メーカの実態を整理し、電動化,SDV,自動運転について最新技術を概観した上で,日本自動車産業の課題と勝ち筋について論じた。ICE車、HEVのようなシェアをBEVで実現するには、過去の実績・手法にとらわれることなく、日本の高い技術力と同時に中国のようなスピードとアジャイル開発のハイブリッド化を図る必要があると強調した。

「e-Axleおよびバッテリー向け潤滑油の性能向上技術」松原和茂氏(出光興産)…本講演では、電気自動車やプラグインハイブリッド車に搭載されるe-Axle用モーターおよびバッテリー向け潤滑油の性能向上技術について、モーターおよびバッテリーの冷却評価法など最新の技術動向を概観するとともに、今後の技術開発の方向性について論じた。

「表面粗さと摩擦係数の相関マップに基づく低摩擦損失歯面の提案」獅子原祐樹氏(ジェイテクト)…本講演では,転がりすべり摩擦試験により,複数の表面粗さパラメータが摩擦係数に及ぼす影響を整理し,損失低減に向けた歯面設計の考え方と,歯車試験による検証結果を紹介した。歯車の摩擦を低減することで、自動車や産業機械の機械効率を向上させることを目的に、表面粗さと摩擦係数の相関をマップ化し、効率を最大化する(摩擦損失を最小化する)最適な歯面性状を提案した。

開催のようす

 

kat
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3 分 53 秒 ago
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