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HEF DURFERRIT JAPAN、水素関連ソリューション向けにPVDコーティング技術を披露

2時間 7 分 ago
HEF DURFERRIT JAPAN、水素関連ソリューション向けにPVDコーティング技術を披露

 HEF DURFERRIT JAPAN(https://www.hefdurferritjapan.co.jp/)は3月17日~19日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された「H2 & FC EXPO【春】~第25回 【国際】水素・燃料電池展~」に出展、燃料電池車(FCV)や水素関連設備向けに最新のPVDコーティング技術を披露した。

燃料電池セパレータ用PVDコーティング

 HEFでは、プロトン交換膜(PEM)型燃料電池(FC)のセパレータ(バイポーラプレート)用に、導電性、耐食性、密着性に優れたPVD(物理蒸着)コーティングを開発している。

 バイポーラプレートの基材には、機械的物性、高い電気伝導性、高いガス遮断性といったセパレータに要求される性能を満たす各種の合金が用いられるが、金属表面で発生する電気化学的な腐食への対処が必要になる。これに対しHEFが開発したバイポーラプレート向けPVDコーティング(コーティング成分としてAu、C、Cr等があるが、性能とコストの観点からC(カーボン)コーティングが主流)では、ステンレス、チタン、アルミニウムといったバイポーラプレートの基材を問わず高い耐食性(陽極:1μA/cm2未満・アクティブピークなし、陰極:1μA/cm2未満)・導電性(100S/cm以上)と低い接触抵抗値(0.01Ω・cm未満)を持つ被膜を開発している。

 燃料電池車の開発は日本が先行しており、今後、乗用車、商用車、定置用などで、日本での量産立ち上げへの移行が見込まれている。これに対しHEFでは、成膜面を最適な状態にする自動洗浄ラインから、最大の生産効率を実現する専用治具、生産性を最大化する最先端の成膜装置といったすべての専用生産設備を設計・開発・製造しており、それらを組み込んだ「自動インライン式コーティング設備」の初号機が先ごろ完成し、現在フランス本社で試運転を行っている。2027年ごろに予定されているFCV向けカーボンコーティングの日本での受託加工の際には、燃料電池専用の新拠点を設立し、そこに自動インライン式コーティング設備を設置して量産に対応する計画としている。
 

PEMFCバイポーラプレート用PVDコーティング

 

自動インライン式コーティング設備の模型


 

水電解装置用PVD/PECVDコーティング

 水電解装置(エレクトロライザー)では、再生可能電源からの電流を使用して水分子が酸素と水素に分解される。水電解装置はスタック(複数のセルの直列アッセンブリー)と、発電機、コンプレッサー、ポンプ、水処理などのユニットで構成されている。水素電解装置内の各セルには、水素イオン(プロトン)が通る多孔質輸送層(PTL)と、バイポーラ/セパレータプレートが含まれ、ガスや水などの流体の輸送と電気伝導において重要な役割を果たす。

 これらは腐食性の高い環境下で動作するため、性能を最適化し耐久性を保証するために表面改質技術が要求される。HEFは、欧州で先行するプロトン交換膜(PEM)型水電解装置において、PVDおよびプラズマCVD(PECVD)技術によって水電解装置用コーティングを開発している。本コーティングは水電解の性能を損なうことなく、貴金属の使用量を削減できることを確認している。

 HEFでは表面改質/機能化に関して、さまざまな水電解技術の材料課題に対応。競争力のある価格での大量生産や、高性能で持続可能なソリューション、ユーザーニーズに合わせたオーダーメイドのソリューションを提供できる。

 日本国内では、ナノコート・ティーエス 石川事業所で受託加工を行う予定となっている。
 

水電解装置用PVD/PECVDコーティング

 

kat 2026年3月31日 (火曜日)
kat

TOTO、スルホン酸表面改質技術で市村産業賞 功績賞

21時間 1分 ago
TOTO、スルホン酸表面改質技術で市村産業賞 功績賞

 市村清新技術財団主催の「第58回(令和7年度)市村賞」において、TOTOの森井 勇次 氏、篠原 賢次 氏、畑中 啓司 氏が「防汚性に優れた水まわり製品を可能にするスルホン酸表面改質技術」で「市村産業賞 功績賞」を受賞した。

 水まわりの衛生維持において、有機汚れの堆積や水垢の固着は長年の課題である。従来の撥水技術(シリコーン等)は界面活性剤を含む汚れに弱く、また、一般的な親水技術(水酸基等)は水垢成分と化学結合して強固に固着する問題があった。そこでTOTOでは、高極性でありながら水垢と結合しない「スルホン酸基」に着目、油汚れを浮かせつつ、水垢の固着も抑制するという相反する課題を解決し、洗剤や過度な清掃に頼らずとも、長期間清潔な状態を維持できる画期的なマテリアル技術の開発を目指した。

 本技術は、スルホン酸基を部材の極表面(数十nm)に高濃度で偏在化・固定化させる独自の表面改質技術である。通常、高極性な官能基は材料内部に潜伏する性質があるが、塗料成分の相溶性を精密に制御し、特殊成分の揮発に伴い表面へ意図的に偏析させる塗料設計を確立した。さらに、紫外線(UV)硬化プロセスを用いてこの偏析状態を瞬時に固定化することに成功。表面に高い親水性を持たせつつ、塗膜主鎖には緻密な高架橋アクリル骨格を採用することで、水まわりの過酷な環境に耐えうる優れた長期耐久性と、安定した量産性を両立した。

スルホン酸基の偏析プロセス

 本技術による表面は、水が汚れと基材の間に入り込む「ローリングアップ効果」により、皮脂等の油汚れを水だけで浮き上がらせる。また、スルホン酸基は水垢と結合しないため、付着した水あかとの化学的固着を防ぎ、軽い力で容易に除去可能である。これにより、清掃時間短縮による家事負担軽減と、洗剤使用量削減による環境負荷低減に大きく貢献する。本技術は浴室床やカウンター等に搭載され、年間数十万台規模で出荷されており、きれいで快適な住生活文化の創造に寄与している。

油汚れに対する防汚効果

 

admin 2026年3月30日 (月曜日)
admin

メイキコウ、移動式段差解消用シザーリフト

3日 20時間 ago
メイキコウ、移動式段差解消用シザーリフト

 新東工業( https://www.sinto.co.jp/ )のグループ企業であり、搬送機器メーカーのメイキコウ( https://www.meikikou.co.jp/ )は、移動式段差解消用シザーリフト「段差らく~だ」を拡販している。

 荷役作業において障害となる「段差」を一気に解消し、業務の合理化と省力化、安全性に寄与することから、同品はトラックドライバーの労働環境を改善し、物流の安定的かつ持続可能な供給を実現するためのホワイト物流推進の担い手として引き合いが増えているという。2021年の販売開始以降、配送センターや倉庫、食品スーパー向けに導入が広がり、2025年12月までに累計100台以上を納入。さらに大手通信販売会社からの追加発注もあり、2026年3月には累計150台を突破する見通しだという。

 同品は、プラットホームと呼ばれる荷物の積み下ろしに使用されるスペースや、トラック荷台との間に生じる段差を解消するためのテーブルリフト。かご台車や平台車などをスムーズに移動できる環境を実現し、荷役作業における効率化と安全性向上に寄与する。油圧により車輪を出し入れでき、移動時には車輪を引き出し、テーブル動作時には車輪を格納することで、安定した昇降を実現している。さらに、手押しで本体を移動できる設計としたことで、エレベーターとしての扱いには該当せず、確認申請や定期検査報告の義務が不要である点も導入の後押しとなっている。

 物流業界は労働集約型産業である一方、トラックドライバー、フォークリフト運転者、構内作業者の人手不足が慢性的な課題となっている。加えて、2026年4月施行の改正物流効率化法では、一定規模以上の荷主・物流事業者に対し、荷待ち・荷役時間の短縮や積載効率向上などの物流効率化が求められることから、荷主・運送事業者・一般消費者が協力して物流を支えるための環境整備が喫緊の課題となっている。こうした中、同品は、物流プロセスにおける段差問題を解消し、作業負荷の軽減・安全性向上・作業時間の短縮に寄与することで、安定的で持続可能なホワイト物流の実現に寄与する。また、その利便性と安全性は物流以外の分野にも広がっており、車いす利用者の段差解消や施設のバリアフリー化を目的として、教育現場や公共施設など多様な場所での活用が進むなど、利用領域を拡大している。

admin 2026年3月27日 (金曜日)
admin

富士経済、ペロブスカイト太陽電池製造装置(成膜装置、レーザー加工機)の世界市場調査結果を発表

3日 21時間 ago
富士経済、ペロブスカイト太陽電池製造装置(成膜装置、レーザー加工機)の世界市場調査結果を発表

 富士経済は、実証での導入から商用化・量産化を見据えた導入にシフトしつつあるペロブスカイト太陽電池の製造装置市場を調査、その結果を「ペロブスカイト太陽電池の製造装置市場と製造方法別主要企業分析」( https://www.fkg-report.jp/reports/112508904.html )にまとめた。

 この調査では、ペロブスカイト太陽電池向け成膜装置、レーザー加工機の市場を明らかにするとともに、開発・採用動向をまとめ、今後の市場の方向性を展望した。

 ペロブスカイト太陽電池(PSC)の製造フローはサブモジュール製造と封止に大別される。サブモジュール製造では、成膜装置で透明導電膜(TCO)、発電層(電子輸送層/ペロブスカイト層/正孔輸送層の3層)、背面電極を成膜し、それぞれ形成された膜に対してレーザー加工機などでパターニングが施される。

 現状、研究機関での実証やPSCメーカーの試作・パイロットラインへの導入から、商用化・量産化を見据えた生産ライン構築を目的とした導入にシフトしつつあり、成膜装置、レーザー加工機ともに市場が大きく伸びている。長期的に数量ベースでは拡大が続くものの、製品単価の下落や成膜装置におけるドライコーティングから低コストなウェットコーティングへのシフトにより、金額ベースでは伸びの鈍化や一時的な縮小などが予想される。

 

admin 2026年3月27日 (金曜日)
admin

トライボコーティング技術研究会、第18回岩木賞贈呈式、第28回シンポジウムを開催

2週 ago
トライボコーティング技術研究会、第18回岩木賞贈呈式、第28回シンポジウムを開催

 トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 理化学研究所 主任研究員)と理化学研究所 大森素形材工学研究室は2月20日 、埼玉県和光市の理化学研究所 鈴木梅太郎記念ホールで、「第18回岩木賞贈呈式」および「第28回トライボシンポジウム『トライボコーティングの現状と将来』―DLCによる防汚コーティング、磁気研磨の進化、バイオマスプラスチックの車載応用―(通算第160回研究会)」をハイブリッド形式で開催した。

 TOTOが業績名「水垢汚れを抑止する DLCコーティング技術とそれによる浴室鏡の開発」により大賞に輝いた。また、宇都宮大学の鄒 艶華氏が業績名「磁気研磨法による微細複雑形状部品の表面仕上げ技術の開発」により優秀賞を、コニカミノルタジャパン・日本食品化工・新東科学・ハイロックスが業績名「計測試験技術を駆使した新しいバイオマスプラスチック材の車体部品への適用促進技術の構築」により第1回目となる環境賞を共同受賞した

第18回岩木賞受賞者と関係者

 水道水に含まれるケイ酸は、鏡の表面で脱水縮合し、鏡の主成分である酸化ケイ素と一体化して水垢となる。水垢が堆積すると、鏡が白い鱗状の汚れで覆われ、視認性低下を引き起す。対象の業績は、水垢の付着・体積による問題に対し、浴室鏡に10nmの極薄膜のダイヤモンドライクカーボン(DLC)をコーティングする技術を開発、この薄さにより透光性を維持したまま水垢の固着を防ぐことが可能となり、簡単な清掃で鏡の映り込みを回復させる機能を実現したもの。DLCコート鏡の生産においては、高密度プラズマ発生器と高電圧直流電源を組み合わせた専用の装置を開発し、最大2mの大判鏡にも高速で成膜できる生産体制を構築した。同社ではこれまで累計200万枚のDLCコート鏡の生産・販売を達成しており、DLCの民生分野への用途拡大に貢献した。その技術の新規性と市場性などが評価されての大賞の受賞となった。

 受賞の挨拶に立ったTOTOの園川沙織氏は、「表面改質の研究開発に関わる身として、この分野の栄誉ある賞である岩木賞を受賞し大変光栄。浴室鏡の水垢固着という課題に対しDLCの適用で解決を図る取り組みは前例がなく、1mを超える鏡に真空装置内で高速に量産成膜するなど、数多くの課題があったが、開発チームと共同開発を進めた装置メーカーなどが一丸となって一つ一つ課題を解決し、10年にわたって使い続けられているDLC鏡が完成した。今回の授賞は、研究、開発、生産技術に携わる皆の努力が評価されたもの。今後キーとなった技術のDLCを世の中に広めるとともに、表面がより良い状態となるような技術開発に取り組み、表面改質・トライボロジー分野の発展に寄与していきたい」と述べた。

左から、当日プレゼンターを務めたFPS表彰顕彰部門長 藤井 進氏、
TOTO・園川氏、TOTO・寺本篤史氏、大森会長

 半導体製造装置用の部品など様々な分野で微細複雑形状部品を必要とする製品が増えており、それに伴い微細複雑形状部品をナノレベルかつ高効率に仕上げる精密加工技術が求められている。しかし従来の研磨技術では複雑形状の隅々まで研磨が行き届かず、十分な精密仕上げが困難という課題がある。優秀賞の業績は、新たに変動磁場を利用した磁気研磨法を開発、交番磁場中における磁気研磨スラリーのダイナミックな挙動を利用し、微細複雑形状部品の表面を効率的に仕上げることが可能なほか、磁気研磨スラリーにはミクロンサイズの磁性粒子を用いるため部品表面にダメージを与えることなく、ナノレベルの仕上げを実現できる。半導体部品や3D造形した複雑微細部品の精度向上に寄与する高精度表面仕上げが可能になることが期待されて優秀賞の受賞となった。

 受賞の挨拶に立った鄒氏は、「半導体製造装置部品や精密部品ではナノレベルの表面品質が求められる。これに対し変動磁場を利用した磁気研磨法を開発して、高精度の表面仕上げを実現した。来日して27年に及ぶ研究の積み重ね、共同開発者や学生を含めた努力が評価されたものと感じている。引き続き、トライボロジー・精密加工の研究開発を進め、実用化によって社会に寄与していきたい」と述べた。

左から、藤井氏、鄒氏、大森会長

 自動車のCO2削減を目的に軽量化のための部品の樹脂化が進展、特に内装部品においてはタルク強化ポリプロピレン(PP)樹脂が適用されているが、使用時の引っかきや擦れに伴う傷が目立ちやすい「白化現象」が問題となっている。これに対し、日本食品化工は、でん粉70%含有バイオマスプラスチック「スタークロス 70PPi」を開発、プラスチック使用量の削減に加えて、鉛筆硬度試験の結果などからタルク強化PPよりも耐傷付き性が高く白化しにくいことが確認されている。しかし鉛筆硬度試験のみでは定量的評価手法とは言い難い。環境省の業績は、PP単独、タルク強化PP、スタークロス 70PPiの3種サンプルに対し、新東科学の摩擦摩耗試験機で摩擦摩耗試験・鉛筆硬度試験を実施し、コニカミノルタの分光測色計および二次元色彩輝度計を用いて上記試験により傷が付いた箇所の見え方を数値化して、比較評価したほか、新東科学の摩擦摩耗試験機でスクラッチ試験を実施しスクラッチ痕の状態などをハイロックスのデジタルマイクロスコープで比較評価し、白化しにくいというスタークロス 70PPiの特性を確認したもの。各社の知見を結集して最適な評価方法の提案を実現したことの新規性や独創性が評価され、環境賞の受賞となったもの。

 代表して受賞の挨拶に立ったコニカミノルタの西本昌弘氏は、「自動車業界において循環経済への転換が急務となり再生プラスチックやバイオマスプラスチックの搭載機運が高まる中、当社はマーケティングの立場からユーザーでの測色計の適用事例を作成しようと、日本食品化工のでん粉70%含有バイオマスプラスチック「スタークロス 70PPi」に着目し、これまでの目視や撮影画像による評価という官能評価から、両社による数値評価を目指した。しかし当社の測色計の技術だけでは不十分と感じ、摩擦摩耗試験機の新東科学、デジタルマイクロスコープのハイロックスを加えて4社でプロジェクトを組み、スタークロス 70PPiを定量評価した。ここで得られた評価データやアプローチをプレゼンしたところ、自動車メーカーが賛嘆したとも聞いている。今回の授賞は、各社の今後の仕事の励みになるものと思う」と述べた。

左から、藤井氏、コニカミノルタジャパン・西本氏、コニカミノルタジャパン・若園敏美氏、日本食品化工・高口 均氏、日本食品化工・堀之内 歩氏、
新東科学・北田暢也氏、ハイロックス・上代 永氏、大森会長

 贈呈式の後はシンポジウムに移行。岩木賞の記念講演として、大賞に輝いたTOTOの園川氏が、優秀賞に輝いた宇都宮大学の鄒氏が、環境賞に輝いたコニカミノルタジャパンの西本氏ほかの受賞者が、それぞれ講演を行った。
 

kat 2026年3月17日 (火曜日)
kat

沢井製薬、「薬の安定供給」を守る製造部品を共同開発

3週 ago
沢井製薬、「薬の安定供給」を守る製造部品を共同開発

 沢井製薬は、医薬品の安定供給体制をより強固なものにするため、ヤマシタワークス( https://www.yamashitaworks.co.jp/ )およびユケン工業( https://www.yuken-ind.co.jp/ )と協力し、錠剤を成形するための製造部品を共同開発した。

 現在、医療現場において医薬品の安定供給は極めて重要なテーマとなっている。沢井製薬はジェネリック医薬品のリーディングカンパニーとして、製造の遅れや停止など製造トラブルのリスクを減らすため、日々、現場の改善を続けている。特に、粉末を固めて錠剤にする打錠工程では、製造部品である杵・臼(粉末を圧縮して錠剤にするための精密金型:医薬品や食品の品質を左右する極めて重要なパーツであり、ミクロン単位の加工精度が求められる)に汚れがつきにくい素材や加工を施すことにより打錠工程が原因での製造トラブルを回避でき、製造効率向上につながる。

 今回、沢井製薬は打錠工程でのトラブルを解決するために、精密な金型加工技術およびAERO LAPを有するヤマシタワークス、耐久性を高める表面処理技術を有するユケン工業と協力し、長時間安定して使い続けられる杵および臼を共同開発した。既存品目の製造トラブル解消に寄与したり、製造トラブルが予見された新規品目に生産開始時から採用したりと、安定生産に対する好例が認められているという。

打錠工程で錠剤が臼から排出される瞬間

 

admin 2026年3月9日 (月曜日)
admin

ミスミグループ本社、切削加工 「熱処理(焼入れ)サービス」の機能拡大

3週 ago
ミスミグループ本社、切削加工 「熱処理(焼入れ)サービス」の機能拡大

 ミスミ( https://www.misumi.co.jp/ )は、機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy(メビー)」において1月31日より、切削加工(角物)における熱処理(焼入れ)サービスを拡大した。今回のアップデートでは、設計者のニーズに応え、焼入部品でこれまで対応が難しかった曲面などを含む複雑形状の加工や研削加工への対応により、表面粗さRa0.8の指定も可能となった。さらに、納期割引サービスにも対応し、長納期を選択することで通常価格より30%OFFとなり、高価になりがちな焼入部品をより手軽な価格で調達できる。

 焼入れは、金属部品に高い硬度や耐摩耗性を付与するために不可欠な熱処理工程。過酷な環境で使用される搬送装置やロボット、自動車部品などの設計には欠かせない技術であり、特にワークと直接接触する部品や、繰り返し荷重がかかる部品では、焼入れの有無が性能や寿命に大きく影響する。

 meviyでは、2025年5月より切削角物の熱処理を開始し、その後も公差対応や納期が長くなることが多い焼入部品の最短6日目出荷を実現するなど、サービス拡張を続けてきた。ただ、「短納期で、歪みやすい複雑形状や高精度な焼入部品も調達したい」や「納期に余裕がある場合は、より低コストで調達したい」といった要望が数多くあったという。

 こうしたニーズに応えるため、今回、焼入部品で対応の難しい曲面を含む複雑形状の加工や研削加工に対応し、表面粗さRa0.8の指定も可能になった。さらに、納期割引サービスにより、長納期を選択するだけで、焼入部品を30%OFFで調達できるようになった。これにより、加工難易度の高い複雑で高精度な焼入部品の調達から、コストを抑えた調達まで、顧客の多様なニーズに柔軟に応えることができる。

admin 2026年3月9日 (月曜日)
admin

スタンレー電気、UVコーティング技術を適用したヘッドランプがヤマハ発動機で採用

3週 ago
スタンレー電気、UVコーティング技術を適用したヘッドランプがヤマハ発動機で採用

 スタンレー電気( https://www.stanley-electric.com/jp/ )は、UVコーティング技術「ASTUV(アスターヴ)」を適用したヘッドランプが、ヤマハ発動機の四輪バギー(ATV : 全地形対応車)およびゴルフカートの量産車に初採用されたと発表した。採用された車種は、米国で販売されているバギー「Grizzly」、「Wolverine」、ゴルフカートの「UMAX」となっている。ASTUV適用ヘッドランプ搭載車の販売は2026年中旬を予定している。

ヤマハ発動機向けヘッドランプ(ASTUV適用)

 ASTUVは、新たに開発した塗料と同社独自の光学設計で培ったUV照射(照度・照射距離・照射時間などの硬化条件を最適化)による硬化技術とを組み合わせた技術。自動車用ランプ製造のコーティング工程において消費電力量が高い熱風乾燥工程を無くすことが可能となり、CO2排出量削減と製品の品質向上に寄与する。

 ヘッドランプ内部はエンジンやLED光源の熱で温度が上がり、ランプの外側は放射冷却により温度が下がり、ランプ内外の温度差によりランプ内側に結露が発生する。 従来は、ランプ内部の塗料に含まれるアニオン性界面活性剤が水によって流れ出し、それが乾燥して固まり白い跡(垂跡)となった。ASTUVでは、ランプ内部の塗装にアニオン性界面活性剤を含まないため、水滴による影響がなく垂跡が発生しない。また水に強いUV硬化膜がヘッドランプの曇りを長期的に防ぐという。

 さらに、自動車用ランプの製造工程(防曇コーティング)において、表面処理工程の中でも熱乾燥工程における電力消費量が最も高い点に着目。カバーレンズの塗装に有機溶剤を含まないUV硬化塗料を使用し、溶剤を揮発させる熱風乾燥工程を省き、塗装とUV硬化のみへ工程を短縮することで消費電力が大幅に削減される。

admin 2026年3月9日 (月曜日)
admin

表面技術協会、第77回通常総会・協会賞など各賞授与式を開催

3週 4日 ago
表面技術協会、第77回通常総会・協会賞など各賞授与式を開催

 表面技術協会( https://www.sfj.or.jp/ )は2月27日、東京都新宿区の工学院大学で「第77回通常総会および各賞授与式」を開催した。

 当日は第76期事業報告、会計報告が行われた後、第77期事業計画、収支予算について審議、満場一致で可決された。事業報告では、第151回講演大会(2025年3月12日~13日)は東京都市大学 世田谷キャンパスで開催したこと、第152回講演大会(2025年9月9日~10日)は福岡工業大学で開催したこと、同協会が開催したセミナーの合計参加者が300名であったこと、ISO/TC107(金属及び無機質皮膜)の国内審議団体として特別委員会の中にISO規格検討専門委員会を置き国際規格の制定などに協力したことなどを報告した。事業計画では、第153回講演大会を関東学院大学 横浜・金沢八景キャンパスで、第154回講演大会を鈴鹿工業高等専門学校で開催すること、ISO/TC107からの提案事項の審議、温度環境制御下での樹脂めっきの密着力測定方法に関する国際標準化、女性の協会活動への参画促進を図ることなどを確認した。

 任期満了に伴う役員改選では、今期より会長に野田和彦司氏(芝浦工業大学 工学部 教授)、副会長に瀬戸一洋氏(JFEテクノリサーチ 代表取締役社長)、邑瀬邦明氏(京都大学 大学院工学研究科 教授)が新たに選任された。菅原博好氏(デンソー 材料技術部)と八重真治氏(兵庫県立大学 大学院工学研究科 教授)は前期に引き続いて副会長を務める。

 理事を代表して挨拶に立った野田会長は「平藤前会長をはじめ、第76期の理事の方々から宿題をいただいている。私も協会に入会して30年以上が経過した。長い年月の間に、皆様が守ってこられた大切なこともあると思うので、進化はしなければならないが、皆さんが守られてきたものを大事にしていければと思っている」と述べた。

挨拶する野田会長

 当日の席上では、「2026年度 表面技術協会 各賞授与式」が行われ、鷹野一朗氏(工学院大学 工学部 教授)が業績「ドライプロセスによる各種材料表面の高機能化付与技術の開発」で協会賞を受賞した。鷹野氏は、半導体以外の材料に対するイオン注入研究の発展期にイオン注入と蒸着を併用したイオンミキシング技術に携わってきた。当初対称とした材料はTi系の TiN、TiC、TiAlNなどの硬質膜の作製と基板との付着性について研究を行ってきた。特に各種遷移金属材料へのN2+イオン注入による窒化物の作製については、化学的な影響が大きく関わっていることを明らかにした。近年は、スパッタリング法による TiO2を中心とした光触媒材料の研究、Cu2Oの低温形成や金属酸化物を用いた透明太陽電池の研究、プラズマやイオンビーム照射による表面改質に関する研究において成果を挙げている。その一例として、高機能モバイル機器への対応として、5G以降の高周波数に対応したプリント基板として有望なPTFEの表面改質にイオンビームを応用し、金属薄膜の付着性向上に成功している。また、光触媒材料に関してはドライプロセスとウェットプロセスを融合した新たな技術展開にも踏み出している。以上のように鷹野氏は、イオンビーム処理などのドライプロセスにより、材料表面の機能改善や高機能化に関する先導的な研究を長年にわたり精力的に進めてきた。このような研究活動は、各種材料表面の改質、新材料創出などの分野において、表面技術の進歩、発展に顕著な貢献をした。

表彰される鷹野氏

 また論文賞では宋 翰聞氏(日本工業大学)ら5名が題目「ボロンドープ多結晶ダイヤモンド膜の反応摩耗特性の評価」で受賞。この論文は、CFRP加工用工具の耐摩耗性向上において重要とされるボロンドープダイヤモンド膜について、化学的安定性が影響する反応摩耗に注目し、その特性を詳細に解析してメカニズムを考察するとともに、ボロン添加による耐酸化性の向上と反応摩耗の抑制を実証したことで、学術・産業の両面から高い評価を受けた。評価を受けた一つのポイントとして、試料作製から評価に至るまで系統的かつ丁寧な研究が行われていることが挙げられる。ボロン添加量を精密に制御した膜合成から、TG-DTAを用いた耐熱性評価、そして摩擦速度や酸素濃度をパラメータとした摩耗試験に至るまで、緻密な実験設計により現象の因果関係を一つずつ明確にしている。学術的価値は、SUS304 との摺動におけるダイヤモンド膜の摩耗を化学的安定性が関与する複合的な反応摩耗の観点から詳細に解析した点に認められる。ボロン添加がダイヤモンド膜の酸化を抑制し、高温下での化学的安定性を維持するという知見は、関連分野の研究において、今後の材料設計指針に大きな影響を与える可能性がある。産業的価値は、工具の激しい摩耗を課題とする CFRP加工現場において、本論文が示した知見は次世代コーティング工具開発における具体的な解決策となり得るものであるという点に認められる。機構解明のさらなる深化が期待されつつも、その実用展開への即応性が今回の受賞を決定づける重要な要素となった。

左から、表彰される宋氏、竹内氏

 技術賞では、高橋尚久氏(サクラ工業)ら6名が業績「ナノ膜SixONy技術開発」で受賞。本技術は、独自開発の「DCマグネトロン反応性スパッタリング法による真空パッチ処理装置」を用い、アモルファスの酸窒化ケイ素膜を形成する技術である。これにより 500℃×24時間の耐熱性を備えたナノオーダーの無色透明ガスバリア膜を実現している。本技術により形成された皮膜は、屈折率と膜厚制御によって無色透明から干渉色を利用した多色まで対応可能なこと、さらに50℃以下の低温成膜を実現したことで、プラスチックや工具鋼の変質・変形を防止するとともに,成膜後の冷却時間を必要せず、さらにDLC被膜に匹敵する800HV以上の硬度を備えている。また、装置の自公転機構に加え、治具による回転機構を追加することで、三次元形状のワークに均一な加飾を可能としている。

前列:表彰される高橋氏 後列:左から、表彰される寺田氏、熊切氏、右原氏

 受賞者、業績の一覧は以下のとおり。

協会賞

・鷹野 一朗 氏(工学院大学 工学部 教授)
業績:「ドライプロセスによる各種材料表面の高機能化付与技術の開発」

功績賞

・眞保 良吉 氏(東京都市大学 名誉教授)

・兼松 秀行 氏(鈴鹿工業高等専門学校 名誉教授)

論文賞

・橋本 悠衣 氏(豊橋技術科学大学)、桑原 春香 氏(奈良工業高等専門学校)、
今堀 弘佑 氏・稲葉 りえる 氏・Khoo Pei Loon 氏(豊橋技術科学大学)、藤田 直幸 氏(奈良工業高等専門学校)、髙橋 久弥 氏(サンピークス妙高)、伊﨑 昌伸 氏(豊橋技術科学大学、奈良女子大学、奈良工業高等専門学校)
題目:「化学溶液析出法と化学還元によるガラス基板上への低抵抗・密着性Cu層の形成」
(表面技術 第75巻 第9号 408~414ページ)

・宋 翰聞 氏(日本工業大学)、神田 久生 氏(物質・材料研究機構)、福長 脩 氏・角谷均 氏・竹内 貞雄 氏(日本工業大学)
題目:「ボロンドープ多結晶ダイヤモンド膜の反応摩耗特性の評価」
(表面技術 第75巻 第12号 627~633ページ)

技術賞

・水品 愛都 氏・河合 陽賢 氏(サン工業)、松本 太 氏・福西 美香 氏(神奈川大学)
業績:「耐薬品性を有する自己触媒型無電解Ni-Snめっき被膜の作製法の開発」

・高橋 尚久 氏・寺田 光貴 氏・熊切 亘 氏(サクラ工業)、右原 健寛 氏・栗本 佳祐 氏・村越 功 氏(ヤマハ発動機)
業績:「ナノ膜コーティングSixONy技術開発」

・二葉 敬士 氏・柴尾 史生 氏・上杉 幸弘 氏・横道 拓哉 氏・久米 くるみ 氏・田中 勇樹 氏・春田 恵利 氏(日本製鉄)
業績:「ヘアライン調Zn-Ni電気めっき鋼板の開発」

進歩賞

・村上 勇樹 氏(理化学研究所 環境資源科学研究センター)
業績:「ミクロ相分離溶液を用いたミディアムエントロピー合金電析手法の開拓」
(掲載:表面技術 第74巻 第10号 529~533ページ ほか)

技術功労賞

・原田 修司 氏 (日本パーカライジング 総合技術研究所 メディカルセンター)

・中岸 豊 氏 (元 奥野製薬工業)

・芝崎 忠行 氏(日鉄テクノロジー 東日本事業所 君津安全環境防災室)

・塚本 稔 氏 (JFEスチール スチール研究所 表面処理研究部)

・大口 祐介 氏 (JFEスチール スチール研究所 ステンレス鋼・鉄粉研究部)

・多田 悦子 氏 (スズキハイテック 管理本部 品質管理部)

会員増強協力者

・伊藤 智博 氏(山形大学 大学院理工学研究科)

・下条 雅幸 氏(芝浦工業大学 工学部)

・柳下 崇 氏(東京都立大学 大学院都市環境科学研究科)

admin 2026年3月5日 (木曜日)
admin

メカニカル・サーフェス・テック2026年2月号:特集「カーボンニュートラルと表面改質」キーテク特集「表面観察」2月25日発行!

1ヶ月 1週 ago
メカニカル・サーフェス・テック2026年2月号:特集「カーボンニュートラルと表面改質」キーテク特集「表面観察」2月25日発行!

 表面改質&表面試験・評価技術の情報誌「メカニカル・サーフェス・テック」の2026年2月号:特集「カーボンニュートラルと表面改質」キーテク特集「表面観察」が当社より2月25日に発行される。

 今回の特集「カーボンニュートラルと表面改質」では、サーキュラーエコノミーの視点、AMの展開、展示会に見る環境負荷低減技術、評価技術の進展を通じて、持続可能な社会を支える表面改質技術の現在地と可能性を探る。

 また、キーテク特集「表面観察」では、最新AFM技術や表面観察・評価の最前線を紹介し、表面改質技術を支える「見る力」の現在地を俯瞰する。

 

 

特集:カーボンニュートラルと表面改質

◇サーキュラーエコノミーにおける表面改質技術の重要性・・・東京理科大学 佐々木 信也

◇自動車部品の付加価値向上とカーボンニュートラルに寄与するアディティブ・マニュファクチャリング・・・日産自動車 塩飽 紀之 氏に聞く

◇SURTECH2026/nano techなどが開催、表面改質や表面試験・評価技術が一堂に・・・編集部

◇バイオマスプラスチックと混練・着色技術、分光測色技術の共創による環境配慮型自動車部品の創出・・・東洋レヂン 井出 健太 氏、井出 康太 氏、小倉 宏文 氏、寺﨑 頌 氏、コニカミノルタジャパン 西本 昌弘 氏に聞く

キーテク特集:表面観察

◇リサーチ用AFMの最新技術表面観察・評価事例・・・パーク・システムズ・ジャパンに聞く

◇岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)に見る表面観察技術・・・編集部

連載

注目技術:第85回 第11回固体潤滑シンポジウムが開催・・・日本トライボロジー学会 固体潤滑研究会

酒飲み世界紀行:第13回 スパークリングワイン編:やっぱり泡がいいですね・・・横浜国立大学 梅澤 修 

トピックス

高機能トライボ表面プロセス部会、第27回例会を東研サーモテックO・I・Cで開催

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admin 2026年2月19日 (木曜日)
admin

SURTECH2026/nano techなどが開催、表面改質や表面試験・評価技術が一堂

1ヶ月 1週 ago
SURTECH2026/nano techなどが開催、表面改質や表面試験・評価技術が一堂

 「SURTECH2026 表面技術要素展」、「nano tech 第26回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」など13の展示会が、1月28日~30日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開催され45202名が来場、カーボンニュートラルに貢献する表面改質技術や表面試験・評価関連で多数の展示がなされた。

Rtec-Instrumentsは、ASTM/ISOに準拠したナノインデンター「SMT-2000 PIQ」を披露した。最新のピエゾアクチュエーターと静電容量センサー、試料に均一に接触して押し込むリング内圧子などにより、荷重・押し込み深さの高精度の制御が可能で、高解像度の光学顕微鏡を搭載し正確な試験領域の選択と試験後の圧痕を視覚化できる。最新型のナノインデンターヘッドは最小のフレームコンプライアンス<0.01μm/Nを実現。分解能20nmを実現した完全自動化可能な3軸モーター付きステージによりXYZ方向に自在に駆動できる。ダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜など各種コーティング薄膜から金属、セラミック、ポリマー、バイオ材料など幅広い材料の機械的特性を評価でき、特にウルトラナノ領域のインデンテーション試験が可能なため、半導体分野での適用に有用。
 

Rtec-Instruments「SMT-2000 PIQ」

 アントンパール・ジャパンは、ナノインデンテーションテスタ「Hit 300」を展示した。研究開発や生産管理など多様なユーザー・環境を想定して作られた、プレミアムながらリーズナブルなナノ硬さ試験機で、直感的に操作できる自動化によって、作業者が不在の時でも1時間に600回の測定が可能。アクティブな防振ダンピングが、あらゆる環境下での精度を保証しているほか、独自の2レーザーターゲティングシステムにより、1 mm以内の精度でサンプルをターゲティングできる。機能性重視の設計によりセットアップに要する時間は15分、トレーニングから最初の測定結果まで要する時間は1時間。
 

アントンパール・ジャパン「Hit 300」

 大塚電子は、三次元形状体に成膜されたDLC膜などの膜厚(1nm~)の解析に加えて、光学定数(屈折率:n、消衰係数:k)といった膜由来の構造解析を、非接触・非破壊・顕微で迅速に計測できる顕微分光膜厚計「OPTM series」を紹介した。同じく非破壊計測であるエリプソメトリー法では最小スポット径が大きいため特定の部位の計測が難しいほか、数十秒~数分の計測時間を要するなどの課題があったのに対し、顕微分光膜厚計では高速オートフォーカス機能により、1ポイント1秒以下の高速計測を実現するほか、最小スポット径が3μmと小さいため微小領域で狙った部位を計測できる。最適化シミュレーションデータ生成の高速化やFFT Multi Pro(多層同時解析)などの機能も搭載している。最近ではペロブスカイト太陽電池の膜厚評価にも適用されているという。
 

大塚電子「OPTM series」

 フランスHEFグループの日本製造拠点であるナノコート・ティーエスは、200℃以下の低温処理が可能なPVDコーティング「セルテス」の処理サンプルを展示した。5000 HV以上の高硬度を実現する水素フリーDLC(ta-)膜「セルテスTC」やレンズ成形金型などにおいて複合多層膜のため密着力に優れ高負荷時でもはく離を起こさない「セルテスDLC」のほか、PFAS対策としてフッ素樹脂コーティングの代わりにDLCを被覆したシリコーンゴムを展示。また、Reach規制に適合し、有毒物質の使用ゼロ、廃液ゼロの環境にやさしい塩浴軟窒化処理「タフトライド処理」を紹介した。
 

ナノコート・ティーエスのブース

 ナノテックはDLC薄膜を機能別、用途別に分類した「ICFコーティング」(真性カーボン膜)を展示した。同社の受託コーティングの約7割を占める医療用のDLCコーティング(生体適合性ICFコーティング)は非常に硬く平滑な表面をしており、科学的に不活性で安定しており、生物に与える影響がなく、環境にもやさしい被膜となっている。チタンやステンレスの血小板付着試験では、血小板の付着が著しく低減することが確認されている。また、高耐久性ICFは、コーティング条件や膜の傾斜層の工夫により、初期摩擦係数が低く(μ=0.15)、高い荷重が加わっても、はく離しにくく耐久性と耐摩耗性に優れた圧粉成形金型(面圧の高い成型金型)や高面圧ギヤに使用できる点を訴求した。
 

ナノテックのブース

 パーカー熱処理工業は、揺動(オシレーション)と回転(ローテーション)の両方の動きを模擬できるアプリケーション指向のトライボロジー試験機であるOptimol Instruments Prüftechnik(Optimol)製「SRV®」を展示した。ASTM やDIN といった国際規格の試験のほか、各種ベアリング等ユーザーの実部品を実使用に近い環境で試験でき、正確で再現性の高い試験結果が得られる。ブースでは、風力発電や電気自動車、燃料電池車、水素エンジン車などの新しいトライボロジー課題の解決に、SRV®5を用いた受託試験の活用を呼び掛けた。
 

パーカー熱処理工業「SRV®」

 パーク・システムズ・ジャパンは、人工知能(AI)を搭載した次世代自動原子間力顕微鏡(AFM)「Park FX40」を展示した。ロボティクスと機械学習機能、安全機能、特殊なアドオンとソフトウェアを搭載。プローブ交換、プローブ識別、レーザーアライメント、サンプルの位置調整、サンプルへのチップアプローチ、イメージングの最適化など、スキャンにおけるパラメーターおよび事前準備に関わるすべての設定を自動で行える。機械学習の積み重ねでAIによる自動機能の適正化、スキャン前の煩わしい準備の自動化、複数のポイントを目的に応じて自動測定など、自動化AFMの実現によるユーザーの利便性とパフォーマンスを向上させた。
 

パーク・システムズ・ジャパン「Park FX40」

 パルメソは、ウェットブラスト技術を応用して微細な粒子と水を投射することで、材料の表面から内部まで連続した強さデータを取得できる「MSE試験装置」の紹介を行った。今回は異なる基材(PMMAとPC)に膜厚6μm、9μm、11μmで成膜した同一材料の薄膜に対しての試験結果を紹介。その結果、MSE試験では基材の影響を受けずに膜だけの強さを高分解能で測定している、とした。また膜厚違いにおいても膜厚の影響を受けずに膜表面から界面まで強さを分解して表示することができる、とした。このほか、めっき前の樹脂表面改質層の強さ分析や超硬チップ表面コーティングの膜質分析と耐久性評価、自動車塗装の加速劣化試験変化などを公開した。同社では装置販売を行うとともに受託試験にも注力している。
 

パルメソのブース

 ブルカージャパンは、幅広い試験用途に対応する多機能ナノインデンテーションシステム「Hysitron TI Premier II」を展示した。モジュール設計であり、ニーズに応じて、より専門的な試験方法や、従来フラッグシップモデルのみで対応していた環境制御機能(加熱(800℃)、冷却(‐120℃)、温湿度(75℃、RH75%))でのナノ力学試験が可能)のアップデートが容易に行える。幅広い試験用途に対応する優れた多機能性を有するため、さまざまな試験評価に取り組んでいる日本の技術者・研究者に最適なナノインデンテーションシステムであることをアピールした。
 

ブルカージャパン「Hysitron TI Premier II」

全国鍍金工業組合連合会は、表面技術協会、日本表面処理機材工業会との共同出展スペースである「めっきパビリオン」で、大和電化工業所(愛知)、薄衣電解工業(神奈川)、近畿防蝕(兵庫)、KST(東京)、正信(九州)、日本電鍍工業(大阪)、土井鍍金(大阪)、豊橋鍍金工業(愛知)、エルグ(群馬)、長野県鍍金工業組合(長野・団体)、愛知県鍍金工業組合(愛知・団体)、中央鍍金工業協同組合(東京・団体)、ブラザー(神奈川)、オジックテクノロジーズ(九州)、三共(群馬)、大協製作所(神奈川)、さくらGS(神奈川)、東新工業(神奈川)、三和メッキ工業(福井)、三ツ矢(東京)、オーエム産業(中国)、ジャスト(東北・北海道)、平和化研(大阪(共同出展))、日広鍍金工業所(静岡)、石川メッキ工業株式会社(石川)、中国電化工業(中国)、日本プレーテック株式会社(埼玉)、斎藤パーカー工業(埼玉)、吉田商店(埼玉)、潮工業(埼玉)、仁科工業(埼玉)、日本電鍍工業(埼玉)の29事業所、4組合・団体が出展し、めっきの最新技術とアプリケーションを披露した。
 

全国鍍金工業組合連合会「めっきパビリオン」

 

admin 2026年2月18日 (水曜日)
admin

大同特殊鋼、連続式真空焼鈍炉の初号機が引き渡し完了

1ヶ月 2週 ago
大同特殊鋼、連続式真空焼鈍炉の初号機が引き渡し完了

 大同特殊鋼( https://www.daido.co.jp/ )は、浜名部品工業へ連続式真空焼鈍炉の初号機の引き渡しを完了したと発表した。浜名部品工業として、自動車用部品の熱処理において、同品で既設雰囲気炉と同等以上の品質が実現できていると判断され、2025年12月より生産運用を開始している。

 同品は、ヒーター加熱式によってエネルギー源を電気のみとし、化石燃料を一切使用しない熱処理炉。CO2排出係数がゼロのカーボンフリー電力を使用することで、顧客のCO2排出量ゼロを可能とする。また、従来の雰囲気焼鈍炉では、化石燃料由来の炉内雰囲気を必要としていたが、炉内を真空にすることで従来の設備と同等以上に酸化および脱炭を抑制しながら、雰囲気ガスの使用量をゼロとしている。
 

浜名部品工業で稼働する連続式真空焼鈍炉

 

admin 2026年2月12日 (木曜日)
admin

Rtec-Instruments、ナノインデンテーションセミナーを開催

1ヶ月 2週 ago
Rtec-Instruments、ナノインデンテーションセミナーを開催

 Rtec-Instrumentsは2月2日、東京都葛飾区の東京理科大学でセミナー「ナノインデンテーションがわかる一日」を開催した。

開催のようす

 

 当日はまず、Rtec-Instruments日本法人社長の國井卓人氏が企業紹介と同社の多機能摩擦摩耗試験機MFT-5000を中心とするトライボロジー試験機、3Dプロファイラー、ナノインデンターを含む表面機械特性評価機器といった製品技術と採用実績などについて簡単に紹介した。

 続いて、東京理科大学 佐々木信也教授が「ナノインデンテーション法による薄膜・材料表面の測定技術とその活用法」と題して、ナノインデンテーション試験の基本原理から測定可能な機械的物性、測定値の再現性に影響するサーマルドリフトや圧子先端形状など校正が重要といった測定上のポイントについて解説したほか、Low-k材料のナノインデンテーション測定などの事例を紹介した。

基礎講義を行う佐々木氏

 

 また、CSM Instruments在籍時からナノインデンテーション試験に携わってきたRtec-Instrumentsスイス支社のPhilips Kempe氏が新型ナノインデンター「SMT-2000 PIQ」について、最新のピエゾアクチュエーターと静電容量センサー、試料に均一に接触して押し込むリング内圧子などによって正確な押込み制御が可能で、コーティング薄膜から金属、セラミック、ポリマー、バイオ材料など幅広い材料の機械的特性を評価できるという特長について説明。特にウルトラナノ領域のインデンテーション試験が可能なため、半導体分野での適用に有用とした。そのほか、Cu添加・Ti添加ダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜などの機械的特性評価事例などを示した。

新型ナノインデンターについて説明するKempe氏

 

 その後、佐々木教授がセンター長を務める東京理科大学 トライボロジーセンターと佐々木研究室のトライボロジー試験機・分析機器の見学会とディスカッションが行われた。

装置見学のようす


 

kat 2026年2月10日 (火曜日)
kat

第11回固体潤滑シンポジウムが開催

1ヶ月 2週 ago
第11回固体潤滑シンポジウムが開催

 日本トライボロジー学会の産学協同研究会である固体潤滑研究会(主査:東京科学大学 平田 敦氏)は昨年11月27日と28日の両日、東京都江東区の産業技術総合研究所 臨海副都心センターで、「第11回固体潤滑シンポジウム」を開催した。11年ぶりの開催となる本シンポジウムでは、固体潤滑剤のメーカーや、自動車や宇宙機器といったユーザー、アカデミアなどから、各日とも約80名の参加があった。
 

開催のようす

 

 初日となる27日には、平田主査が開会挨拶に立ち、固体潤滑研究会が固体潤滑の応用を発展させるため、固体潤滑機構の解明、新しい固体潤滑剤の研究開発、新しい分野での固体潤滑の応用など幅広い視点で調査研究を進めている会であり、年数回の研究会の開催や『固体潤滑ハンドブック』の編集・発行といった活動内容を紹介した。
 

挨拶する平田氏

 

 続いて、基調講演をはじめ、以下のとおり講演がなされた。

基調講演

「固体潤滑入門」梅原徳次氏(名古屋大学)…『固体潤滑ハンドブック』を紹介・引用しつつ、硬質のCNX膜の上に軟質で低せん断のトライボフィルムが形成されるような理想的な固体潤滑システムについて、さらには軟質金属薄膜の潤滑機構について解説した後、CNX膜の構造変化層による超低摩擦、摩擦界面その場評価による固体潤滑機構の解明についての事例紹介を行った。
 

基調講演を行う梅原氏

 

セッション「平面層状物質」

1)「平面層状物質の潤滑作用発現機構と流体との複合効果」柏谷 智氏(住友金属鉱山)…固体潤滑粉末は従来、添加剤と見なされてきたが、平面層状物質と油分の複合によって相乗効果を見出したことから、平面層状物質の潤滑作用発現機構とともに、流体との複合効果について紹介した。

2)「インターカレーション法によって合成した有機変性マイカの潤滑メカニズムと冷間鍛造用固体潤滑剤への応用」大下賢一郎氏(日本パーカライジング)…長鎖アルキルアンモニウムイオンでへき開面を修飾した有機変性マイカのトライボロジー特性と、分光光度学的に解析した潤滑メカニズム、さらには冷間鍛造用固体潤滑剤として適用した場合の諸性能について解説した。

3)「ナノサイズ二硫化モリブデン「DIC-MoS2」を添加剤として用いた潤滑アプリケーション」小寺史晃氏・シティ マストゥラ氏(DIC)…独自手法により合成した数百nmサイズの高アスペクト形状の二硫化モリブデン(DIC-MoS2)をエンジンオイル、グリース、固体潤滑剤などに添加した際の効果について紹介。DIC-MoS2が潤滑添加剤として耐摩耗性向上や摩擦低減に寄与する可能性を示した。

 

セッション「カーボン」

1)「固体潤滑剤としてのナノカーボン」平田 敦氏(東京科学大学)…フラーレン、カーボンナノチューブ、グラフェンというsp2混成軌道由来の代表的なナノカーボン材料について、それぞれのトライボロジー特性と潤滑のメカニズムについて概説したほか、ナノカーボンを潤滑剤として適用する際の付着性など、応用に向けての課題について示した。

2)「ta-C の摩擦により形成される固体潤滑性表面」加納 眞氏(Kano Consulting Office)…水素フリーDLC(ta-C)コーティングの歯車適用を目的とした基礎試験として、ta-Cと生分解性エステル油との組み合わせを用いて、三つの異なる条件で単体摩擦摩耗試験を実施した後のしゅう動面の状況や表面分析、トポグラフィーの変化を調べた結果として、ta-Cの機能性材料特性が超低摩擦および優れた耐摩耗性の主要因であることを示した。

3)「液相カーボンコート法の開発とトライボロジー分野における応用」郷田 隼氏(日本触媒)…微粒子に対しても極薄・均一なカーボンコートが可能な可溶性炭素材料と液相ナノカーボンコート技術を開発し、潤滑性や耐摩耗性、流動性の付与が可能となった。ここでは、シリカ球状粒子の転がり潤滑特性向上といったトライボロジー分野での応用例について紹介した。

セッション「高分子」

1)「高分子トライボマテリアルの研究動向と評価技術紹介」岩井善郎氏(福井大学)、神谷 周氏(大豊工業)…標記の研究動向を、トライボロジー会議予稿集を対象に調査し、ゴム、ポリマーブラシ、ハイドロゲルの研究が拡大し、樹脂材料はPTFEとPEEK、PA、UHMWPEとそれらの複合材料が多い結果を示した。また、固体潤滑剤とそれらを含有した樹脂材料の特性評価に関わる研究事例を樹脂材料の開発、固体潤滑の開発、新しい試験評価方法の観点から選択し紹介した。

2)「ポリイミド樹脂のトライボロジーとその応用」宮内卓也氏(デュポン・ジャパン)…スーパーエンプラの中でも最も優れた耐熱性、機械強度、電気的特性、耐環境特性、難燃性を有するポリイミド樹脂について、その歴史から始まり、その化学構造に起因する特徴とそれらを生かした、航空機部品や自動車部品、エレクトロニクス部品、一般産業部品などのトライボロジー応用事例について紹介した。

セッション「宇宙」

1)「高温・高真空下でのカーボン系硬質膜の低摩擦化」梅原徳次氏(名古屋大学)…耐熱性に優れるとされるa-C:B膜と耐真空性に優れるとされるa-C:H膜の摩擦特性の評価に加え、新たに提案したa-C:H:B膜の摩擦特性の評価、摩擦メカニズムの解明を行い、a-C:H:B膜が水素脱離を抑制し長寿命化することで宇宙環境におけるしゅう動面での使用に期待できると報告した。

2)「波動歯車装置における固体潤滑への取組みと粉体潤滑への挑戦」黒木潤一氏(ハーモニック・ドライブ・システムズ)…波動歯車装置の伝達効率を低下させる潤滑剤の撹拌抵抗という問題に対して、撹拌抵抗を抑制する固体潤滑としてMoS2粉体を用いて伝達効率を改善した事例を紹介。同粉体潤滑による宇宙用途(極低温環境)での可能性について示した。

3)「ロケットエンジンに欠かすことのできない固体潤滑剤」髙田仁志氏(宇宙航空研究開発機構)…極低温環境で高速回転が要求されるターボポンプ軸受などロケットエンジンにおける固体潤滑剤の役割や、宇宙開発で使用される固体潤滑剤の代表的な種類、シミュレーションによる性能予測が難しい固体潤滑剤を用いたトライボロジー要素に対する性能評価手法と運用などについて紹介した。

 2日目となる28日には、以下のとおり講演がなされた。

セッション「観察・分析技術」

1)「トライボ現象解明のための表面観察・分析技術」佐々木信也氏(東京理科大学)…トライボ表面は摩擦により機械的刺激を受けているため動的に変化していることから、本当の摩擦面の状態を知るにはIn-situあるいはオペランドと呼ばれるその場観察が必要とされる。ここでは、和周波発生分光分析(SFG)やラマン分光分析、周波数変調原子間力顕微鏡(FM-AFM)を活用した、摩擦面のその場観察事例を示した。
 

講演する佐々木氏

 

2)「各種分析法を用いたトライボロジー解析の実例」沼田俊充氏(日産アーク)…NOxガス吹き込みにより市販エンジンオイルを劣化させLC-MSによるオイル中の添加剤分析と摩擦試験後のトライボフィルムについてAFM、ラマン分光を用いて複合的に解析した事例を紹介した。LC-MSでは、各種添加剤の定性や含有量の変化を、AFMとラマン分光の複合解析では摩擦面突起部でのMoS2の面積率の算出による摩擦係数との関連性の評価が可能となると総括した。

セッション「シミュレーション技術」

1)「トライボ分子シミュレーションの概要と固体潤滑分野における適用例」鷲津仁志氏(兵庫県立大学)…分子シミュレーションによって解明されたグラファイトの低摩擦発現機構について、真実接触点でのグラフェンの熱回避運動や、グラフェンが移着片として存在しうる条件など低摩擦機構に関する研究成果について紹介した。そのほか、酸化グラフェンや高分子がグラフェンとは全く異なる摩擦機構を有し、全原子分子動力学では材料の違いによる摩擦発現の詳細を調べることができることなどを解説した。

セッション「鉄道」

1)「鉄道における固体潤滑剤の適用事例」久保田喜雄氏(鉄道総合技術研究所)…鉄道における固体潤滑剤の適用事例として路面制輪子・ブレーキライニングやパンタグラフすり板、車輪/レール間の潤滑剤、橋梁の支承、分岐器の床板の事例を紹介するとともに、路面調整子の開発や新幹線のブレーキ摩擦材に含まれる黒鉛の耐久性と摩擦係数の関係の調査、二硫化モリブデングリースによるトロリ線の摩耗低減といった、近年の研究開発動向を紹介した。

2)「車輪/レール接触境界の潤滑と摩擦制御」深貝晋也氏(鉄道総合技術研究所)…曲線区間では車輪フランジとレールゲージコーナーの摩擦で急速に摩耗することが、メンテナンス上の主要な課題となっているほか、急曲線区間では振動や騒音が発生する場合もあり、こうした状況に対処するため、車輪/レール接触部に潤滑剤や摩擦調整剤などを供給して摩擦の状態を制御する技術がある。ここでは、曲線区間の車輪とレールが接触する境界への潤滑や摩擦を制御する対策技術や鉄道総研での開発事例を紹介した。

セッション「テクスチャリング」

1)「新規固体潤滑材(ZnO、セリサイト)とテクスチャの相乗効果」宇佐美初彦氏(名城大学)…下地へのテクスチャ付与で固体潤滑剤の流出を抑制し摩耗を抑制しつつ低摩擦を維持できる可能性がある。特に無機系固体潤滑剤を金属素地に複合する際には化学的な結合が期待できないので、アンカー効果等による密着性向上に期待がかかる。ここでは、近年適用が検討されつつある酸化亜鉛(ZnO)やセリサイトといった無機系材料を軟質金属と複合させ、予めテクスチャを付与した金属素地上に成膜した表面の摩擦特性を評価した結果を報告した。

2)「往復しゅう動における凸テクスチャ上に成膜された軟質金属膜の耐食耐摩耗性改善」関 秀明氏(大同工業)…自動車タイミングチェーンの張力を維持しつつ振動を抑制する密着巻きしたゼンマイばね間の摩擦を利用し減衰力を得る機械式テンショナには、ばね表面には高い耐摩耗性と安定した摩擦力の維持が求められる。ここでは、ゼンマイばねのしゅう動面に凸テクスチャを形成し、その上に軟質金属の亜鉛を成膜した複合処理により、機械式テンショナの耐食性・耐摩耗性を向上できる可能性を示した。

3)「ボーナイトとテクスチャの相乗効果」佐藤知広氏(関西大学)…ボーナイトは銅鉄系の硫化物であり二硫化モリブデンのような固体潤滑特性を有し、かつ銅系合金の溶解時やアトマイズ時に合金化できる特徴を有する。ここでは、硫化物分散青銅合金に表面テクスチャを加えた際の相乗効果について紹介した。網目状に亜鉛をショットピーニングした後に錫をショットピーニングした試験片のしゅう動特性が、錫をショットピーニングしただけの試験片に比べ良好であったと報告した。

kat 2026年2月10日 (火曜日)
kat

新東Vセラックス、炭化ケイ素、窒化ケイ素などの非酸化物系セラミックによるものづくりを開始

1ヶ月 2週 ago
新東Vセラックス、炭化ケイ素、窒化ケイ素などの非酸化物系セラミックによるものづくりを開始

 新東Vセラックス( https://vcerax.sinto.co.jp/ )は、従来のアルミナを中心とした酸化物系セラミックに加え、炭化ケイ素、窒化ケイ素、窒化アルミニウムなどの非酸化物系セラミックによるものづくりを開始した。

 セラミックは「素材づくり」における重要な材料であり、同社は、汎用性が高く、電気絶縁性、高硬度・耐摩耗性に優れるアルミナを主材種として、4mレベルの大型、長尺、1000分の1mmの公差に対応する高精度加工を特長として、超精密基準測定器やXYステージユニット、工作機械、産業機械の機械構造部品を製造してきた。一方、欧米の航空宇宙関連業界、医療関連分野、半導体製造関連で採用が進む非酸化物系セラミックに対しては、中空・複雑形状を特長としたものづくり、商品開発を進めている。

 取扱い材種の一つである窒化ケイ素は高強度・高硬度・高靭性・耐熱衝撃性に優れ、航空・宇宙分野部品で採用され、医療系への適応拡大も期待されている。窒化アルミは材料の持つ高熱伝導率と電気絶縁性を持ち、電子部品の放熱基板や半導体製造装置部品への拡大が期待される。

 

admin 2026年2月10日 (火曜日)
admin

高機能トライボ表面プロセス部会、第27回例会を東研サーモテックO・I・Cで開催

2ヶ月 ago
高機能トライボ表面プロセス部会、第27回例会を東研サーモテックO・I・Cで開催

 表面技術協会 高機能トライボ表面プロセス部会(代表幹事:岐阜大学 上坂裕之氏)は昨年12月15日、大阪市東住吉区の東研サーモテック イノベーション事業部 オープン・イノベーション・センター(O・I・C)で、第27回例会を開催した。今回は、岐阜大学工学部附属プラズマ応用研究センターとの共催となり、第6回c-ARPプラズマセミナーとの合同開催となった。
 

開催のようす

 

 当日はまず、上坂代表幹事の開会挨拶に続いて、東研サーモテック イノベーション事業部長の髙橋 顕氏より、同社のコーティング事業とOIPの紹介がなされた。

 東研サーモテックは、1939年設立の金属熱処理およびドライコーティング(DLC・PVDコーティング)受託加工のリーディングカンパニーで、硬さを自由自在に操る金属熱処理では85年の歴史を持ち全従業員の86%が厚生労働省管轄の国家資格である金属熱処理技能士を取得している。また、DLCコーティングの売上は国内トップを占め、金属熱処理とDLCコーティングとで量産を手掛ける唯一の企業と言える。ここでは、1986年に治工具類へのTiNの加工に始まり、2000年代初頭からディーゼルエンジン部品をはじめとする自動車部品へのDLCの量産を手掛けるようになったドライコーティング事業の変遷について紹介。また、今後、電動化・EV化が進み表面改質の対象となる部品点数の減少が見込まれる中で、金属素材に新たな価値を付与するドライコーティング技術とそれらの関連技術をさらに進化すべく2024年にイノベーション事業部を立ち上げ、非自動車分野あるいは全く新しい分野へのチャレンジを開始したことを説明した。同社では、自動車メーカーや自動車部品メーカー向けのビジネスモデルである「サプライヤーチェーン型」から、企業が顧客やパートナーと連携してデータと技術を活用し相互に価値を創出し合う関係性・仕組みを作る「バリューネットワーク型」への拡張を呼びかけており、髙橋氏は、「ドライコーティングの研究開発(R&D)拠点として開設し将来的な技術リソース獲得と販路開拓を目指すオープン・イノベーション・センター(O・I・C)は、さまざまな業界の方々を招待して議論を深める共創の場なので、是非活用していただき、一緒に次世代の価値を創っていきたい」と呼び掛けた。
 

講演する髙橋氏

 

 その後、工事が完了したO・I・C第1期エリアとO・I・C第2期エリアの見学会が行われた。

 第1期エリアで参加者は、マイクロ波プラズマCVD方式でDLCコーティングの高硬度化と成膜速度向上を実現したアリオス製の成膜装置や、約10000HVという高硬度の多結晶ダイヤモンドコーティングを大面積に高密着で成膜できる熱フィラメント(HF)CVD方式の新明和工業製の成膜装置「SPC 300」(写真)を見学した。
 

第1期エリアの見学会のようす

 

 また、DLCコーティングなどの先行試作や研究開発用として各々思想の異なる成膜装置を導入したO・I・C第2期エリアでは、CARC+蒸着源など最新プロセスを導入したIHIハウザーテクノコーティング製の成膜装置や、ユーザー仕様に基づく独自被膜を成膜できるため、実験装置として有用な独立型3列円筒カソードを有するPLATIT製の成膜装置、また昨年10月に導入したばかりの四つの蒸発源が搭載可能で、緻密な膜が成膜できるHIPiMSや、面粗度が良い厚膜の成膜が可能なスーパーファインカソードやカーボンARC蒸発源などを自由に搭載でき、さまざまな研究開発が量産機ベースの装置で検証可能になる神戸製鋼所製の成膜装置「AIP-S40型HYBRID(特殊仕様)」(写真)を見学した。
 

第2期エリアの見学会のようす

 

 O・I・Cの見学会に続いては、以下のとおり講演が行われた。

「大気圧非平衡高周波プラズマ処理による金属・樹脂異材接合の実現」竹中弘祐氏(大阪大学 接合科学研究所)…大気圧非平衡高周波プラズマジェットを用いた金属異材直接接合における、プラズマ照射処理が接合強度に与える影響を調べた。金属材料へのプラズマ照射の効果としては、酸化被膜が形成され、金属材料の表面の極性が高くなり分子間力が増大するものの、SUS304は表面に酸化物層を形成し樹脂との接合強度が増すが、A5052では表面に生成した水酸化物、MgOが脆弱な被膜で接合に悪影響を及ぼす可能性があるなど、金属の種類によって表面の酸化挙動に違いがあり接合に影響することから、金属材料に対する最適な表面処理を施すことが重要、とした。また、有機材料へのプラズマ照射の効果としては、新生面の露出と極性官能基の付与がある。せん断強度が10倍以上違っていても極性官能基の付与量が同じで、プラズマ密度・処理温度が異なっていてもエッチング深さが同じであれば同等の接合強度が得られたことから、新生面の露出が接合強度を増大させる可能性を示した。

「環境に応じた低摩擦·耐久性薄膜設計に関する研究」裵 水旼氏(岐阜大学 工学部附属プラズマ応用研究センター)…表題のテーマに関連した研究として、まずCr添加DLC膜によるエンジン低摩擦化に関する研究を紹介、DLC膜にMoDTCと化学的親和性の高いCrを添加することによる摩擦低減効果について、摩擦試験とトライボフィルムの分析を実施、トライボケミカルメカニズムの考察を行った。また、高湿度・Si-DLCによるアルミニウムの低摩擦化の研究では、高湿度の条件下でオイルベース潤滑剤の代替として機能するとされるSi-DLCについて、水蒸気環境下における摩擦特性を調べて報告した。さらに、マクロスケール摩耗低減を指向した多層膜の設計に関する研究では、弾性プロセスを通じて接触エネルギーを吸収し減衰させる多層膜として、低摩擦・耐摩耗性を担うDLCと鋼への強い密着性などを担うCrの対を積層させた多層膜を設計、自製のマクロトライボメーターで摩擦試験を実施し、多層膜のトライボロジー特性を検証した。
 
 

講演会の質疑応答のようす

 

kat 2026年1月30日 (金曜日)
kat

新東工業、レーザー加工機の販売を強化

2ヶ月 ago
新東工業、レーザー加工機の販売を強化

 新東工業( https://www.sinto.co.jp/ )は、パートナーシップ関係にあるレーザーラックス社(本社:カナダ、ザビエル・ゴッドマイヤーCEO)と、昨年開設した「レーザーソリューションラボ」(愛知県、大治事業所)を拠点に、高出力による圧倒的な速さ・強さを備えたレーザーラックス製レーザー加工機の販売を強化する。

ザビエル社長とレーザー加工機

 新東工業は、2021年からレーザーラックス社とパートナーシップ関係にあり、レーザーヘッドやオーダーメイドの加工機を販売している。またレーザーを使った表面処理の用途の多様化を見据え、昨年秋にはレーザーソリューションラボを開設し、レーザークリーニング、テクスチャリング、マーキング、バッテリー用溶接を中心に、100ワットから500ワットまでの出力が異なるレーザー加工機5台とレーザー溶接機1台を揃え、テスト加工から量産の受託加工まで包括的な対応を可能にした。さらに、これまで自動車業界を中心に事業を拡大してきたレーザーラックス社が、2025年、医療機器、半導体、電子部品、ガラスやセラミック等の繊細な材料への加工を必要とする分野へ足掛かりを得たことにより、新東工業も医療、半導体・電子等の成長市場への事業拡大が可能になった。

 両社はレーザーソリューションラボをアジアにおけるレーザー事業のハブ拠点として位置づけ、テスト加工や受託加工を通して、顧客に最適なプロセスや技術といった付加価値を提案してまいく。

 レーザーラックス社は、2010年、レーザーによるマイクロマシニングなどに関する修士号を持つザビエルCEOと、同じくレーザーなどに関する博士号を持つアレックス・フレーザーCTOにより設立された。設立当初はアルミインゴットへのレーザーマーキングなど自動車業界を中心に事業を拡大し、アプリケーションもマーキングからクリーニング、テクスチャリングへと拡大させながら着実に業績を伸ばしてきた。近年においては、EV向けバッテリー製造におけるバッテリーセルやバスバーへのレーザー溶接やレーザークリーニングなどにより一段と業績を押し上げている。

 さらに、2025年にはシリコンバレーに本社を構え、UVレーザーならびに固体レーザーを得意とするDPSS Lasers Inc.を買収したことにより、医療機器、半導体、電子部品等に技術領域の拡大を進めている。

 大手EV車メーカーであるテスラ社にも納入実績を持ち、ものづくりの発展に大きく寄与する新たな技術として、今後さらなる技術の拡がりを目指す。

admin 2026年1月30日 (金曜日)
admin

富士経済、ペロブスカイト太陽電池の主要部材市場調査結果を発表

2ヶ月 ago
富士経済、ペロブスカイト太陽電池の主要部材市場調査結果を発表

 富士経済は、次世代太陽電池の本命として注目され、社会実装が近づいているペロブスカイト太陽電池の主要部材について調査した。その結果を「ペロブスカイト太陽電池の主要部材・材料の市場とサプライチェーン動向」( https://www.fuji-keizai.co.jp/report/detail.html?code=112508906 )にまとめた。

 この調査では、ペロブスカイト太陽電池向けの部材7品目(バリアフィルム、TCO基板、ペロブスカイト材、電子輸送材、正孔輸送材、背面電極材、封止材)を対象とし、市場動向や参入企業の開発動向、課題などについて分析した。

 主要部材のうち、バリアフィルムはフィルム基板型にのみ使用され、その他はガラス基板型、フィルム基板型双方で使用される。ペロブスカイト太陽電池の普及に従って市場が成長するため、市場の立ち上がりは2025年以降、本格的な成長は2030年以降となり、単価の高いバリアフィルムやTCO基板が大きく拡大するとみられる。

 将来的には価格の高い部材のコストダウンが予想されることから、市場は出荷数量ベースと比べると緩やかな伸びになるとみられる。

 バリアフィルムは、極めて高い防水・防湿性能を持つ保護フィルムであり、フィルム基板型PSCにおいては、湿気や酸素の侵入を防止する。

 現状は高コストが課題の一つである。一般的に多積層であるほどバリア性が高まるが、比例してコスト増となるため材料や構成・製造方法などの最適化が必要とされる。将来的には需要の高まりに応じて現状の半額程度まで価格が下がると期待される。

 TCO基板(透明導電膜付き基板)は、基材(ガラス/フィルム)上にFTO(フッ素ドープ酸化スズ)膜やITO(酸化インジウムスズ)膜などをコーティングした導電性を持つ基板であり、光入射面側の電極として用いられる。透明導電膜の性能はPSCの変換効率や耐久性に直結するため、高い品質が求められる。

 中でもITOの原材料であるインジウムは希少金属の一種であり、高価かつ安定供給に懸念がある。ディスプレイや半導体アプリケーションの需要増加もあってインジウム価格は高値が続いており、国内外で代替材料が模索されている。各素材には課題があるものの、安価な代替材料の研究が進むことなどでTCO基板のコストダウンが期待される。

admin 2026年1月30日 (金曜日)
admin

bmt主催 講演会・交流会「カーボンニュートラル実現に向けた歯車システムとトライボロジー」

2ヶ月 3週 ago
bmt主催 講演会・交流会「カーボンニュートラル実現に向けた歯車システムとトライボロジー」

 メカニカル・テック社 bmtベアリング&モーション・テック編集部は2026年3月4日、東京都・丸の内で講演会・交流会「カーボンニュートラル実現に向けた歯車システムとトライボロジー」を開催します。

 本講演会では、電動車や建設機械など、カーボンニュートラル(CN)実現に向けて需要が高まる機械システムにおいても、引き続き重要な役割を果たすと見られる歯車システムに関する技術課題と、軸受や潤滑油剤といったトライボロジー技術を中心とするソリューションについて、第一線でご活躍の講師の方々にご講演をいただきます。新分野でのビジネスのヒントとなるよう、人材交流の場としてご活用いただけるよう、皆様のご参加をお待ちしております。

主催:株式会社メカニカル・テック社 『bmtベアリング&モーション・テック』編集部

コーディネーター:東京理科大学 教授 佐々木 信也 氏

開催日時:2025年3月4日(水)

講演会:13時~17時(開場:12時)

交流会:17時~19時

会場:TKPガーデンシティPREMIUM東京駅丸の内中央 (東京都千代田区丸の内1-9-1 丸の内中央ビル 12階)ホール12D 交流会会場:同ホール12F
https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/gcp-tokyo-marunouchi-chuo/access/

参加費用:37, 400円(税込み、資料代、交流会参加費含む)

プログラム(予定) ※各講演後に5分間の質疑応答を予定しております

・13:00~13:40「カーボンニュートラル実現に向けた歯車システムとトライボロジー」
東京理科大学 工学部 機械工学科 教授 佐々木 信也 氏

・13:45~14:25「カーボンニュートラル実現に向けたリマン事業とリマンプロセス」
コマツ 部品・リマン推進本部 本部長 櫻井 直之氏

・14:30~14:45トライボロジー関連の計測評価メーカーによるショートプレゼン①
株式会社東陽テクニカ ワン・テクノロジーズ・カンパニー カンパニープレジデント
阿部 泰尚 氏

・14:50~15:05休憩

・15:05~15:20トライボロジー関連の計測評価メーカーによるショートプレゼン②
 Rtec-Instruments株式会社 代表取締役 國井 卓人 氏

・15:25~16:05「E-Axleにおける要求性能と試験・評価技術」
ニデック株式会社 製品技術研究所 研究第3部長 花野 雅昭 氏

・16:10~16:50「電動車用超低粘度トランスアクスルフルードの開発」
トヨタ自動車株式会社 電動化・環境材料技術部 電動化材料開発室 主任 白石 有 氏

・17:00~19:00 交流会

【お申し込み方法】

以下の受付フォームよりお申し込みください。

お申込みはこちらよりお願いいたします(googleフォーム)。 
問い合わせ先
株式会社メカニカル・テック社 TEL:03-5829-6597 E-Mail:info@mechanical-tech.jp admin 2026年1月6日 (火曜日)
admin

メカニカル・サーフェス・テック2025年12月号:特集「DLCコーティングの最新技術動向」キーテク特集「ダイヤモンドコーティング」12月25日発行!

3ヶ月 1週 ago
メカニカル・サーフェス・テック2025年12月号:特集「DLCコーティングの最新技術動向」キーテク特集「ダイヤモンドコーティング」12月25日発行!

 表面改質&表面試験・評価技術の情報誌「メカニカル・サーフェス・テック」の2025年12月号:特集「DLCコーティングの最新技術動向」キーテク特集「ダイヤモンドコーティング」が当社より12月25日に発行される。

 今回の特集「DLCコーティングの最新技術動向」では、DLCの成膜技術、材料設計、評価・実装の視点から、DLCコーティングの現在地と今後の展開を概観する。

 また、キーテク特集「ダイヤモンドコーティング」においては、装置技術と周辺プロセスを組み合わせた最新動向から、ダイヤモンドコーティングの実装価値を整理する。

特集:DLCコーティングの最新技術動向

◇SiドープDLCと機能化コポリマーによる次世代潤滑システムの開発・・・ダウ・ケミカル日本 大宮 尊

◇DLCコーティングと銅のトライボロジー特性・・・ナノコート・ティーエス 熊谷 泰、坂下 武雄

◇共創によるDLCコーティングの市場拡大への取り組み・・・東研サーモテック 髙橋 顕 氏に聞く

◇新しい産業分野におけるDLCコーティングの技術と適用・・・日本コーティングセンター 角谷 行崇 氏、佐藤 剛 氏、松本 亨 氏に聞く

キーテク特集:ダイヤモンドコーティング

◇CVDダイヤモンドコーティング技術および周辺技術による適用展開・・・新明和工業 岡本 浩一 氏、浅井 剛 氏に聞く

◇各種文献に見るダイヤモンドコーティング適用の可能性・・・編集部

連載

注目技術:第84回 計測試験技術を駆使した新しいバイオマスプラスチック材の車体部品への適用促進技術の構築・・・コニカミノルタジャパン、日本食品化工、新東科学、ハイロックス

トップインタビュー No.052・・・TPR 鮎澤 紀昭 氏に聞く

酒飲み世界紀行:第12回 カリフォルニアワイン編:Napa Valleyの休日・・・横浜国立大学 梅澤 修

トピックス

第18回岩木賞に、TOTO、宇都宮大学、コニカミノルタジャパン・日本食品化工・新東科学・ハイロックスが受賞

東研サーモテック、JMS 2025 のリバースピッチで共創を呼び掛け

全鍍連、第63回全国大会を開催

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admin 2025年12月23日 (火曜日)
admin
Checked
1時間 48 分 ago
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