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メカニカル・サーフェス・テック2019年10月号「特集:自動車の表面改質」「キーテク特集:ショットピーニング」が10/25に発行
表面改質&表面試験・評価技術の情報誌「メカニカル・サーフェス・テック」の2019年10月号「特集:自動車の表面改質」、「キーテク特集:ショットピーニング」が当社より10月25日に発行された。
今回の特集「自動車の表面改質」では、エンジンの出力向上や燃費低減、軽量化および製造コスト低減を実現するミラーボアコーティング、ピストンリングとシリンダボアの低摩擦化技術としてドライコーティングとマイクロテクスチャについて、次世代の自動車の部品にも採用され始めている各種表面硬化熱処理の概要について、燃料電池セパレーター向けの導電性、耐食性、密着性に優れたカーボンコーティングについて紹介する。
また、キーテク特集「ショットピーニング」では、ショットピーニングを応用した軽金属表面への異種材の接合方法とその事例について、ショットピーニングを施した浸炭硬化ローラの面圧強さについて紹介する。
◇ミラーボアコーティング技術の開発と適用・・・日産自動車 村木 一雄
◇最近のピストンリングとシリンダボアの低摩擦化技術・・・日本ピストンリング 上山 秀明、浦辺 満
◇自動車における熱処理の適用事例・・・オリエンタルエンヂニアリング 河田 一喜
◇燃料電池セパレーターコーティングの概要・・・IHI Hauzer Techno Coating B.V. 滝沢 正明
◇ショットピーニングによる異種材の接合加工・・・兵庫県立大学 原田 泰典
◇浸炭硬化ローラの面圧強さに及ぼすショットピーニングの影響・・・岡山理科大学 關 正憲
注目技術:ハノーバーメッセ2019に見るデジタルソリューションと新材料・・・フラウンホーファーIST
現場に行こう!・・・TS TUFFTRIDE 本社・工場
Dr.クマガイののんび~り地球紀行 第6回 ベトナム編・・・不二WPC 熊谷 正夫
パーカー熱処理工業など、第17回表面改質技術研究会を開催
第12回岩木賞が発表、大賞・事業賞にナノ炭素研究所・大澤映二氏
JASIS2019開催、ナノインデンターなど表面試験・評価機器が展示
長瀬産業など、新技術・超微細加工ナノ構造による撥水性制御
長瀬産業( https://www.nagase.co.jp/ )と東北大学の寒川 誠二教授は、リソテックジャパン、SPPテクノロジーズとの共同研究により、世界初となる新技術・超微細加工ナノ構造による撥水性制御を開発し、長瀬産業による事業化の推進が決定した。
現在、一般的なコーティングによる撥水性の制御は、長期間の使用により撥水性を有する層が剥がれる等、耐久性の問題が課題とされていた。新技術では、独自技術であるバイオテンプレート技術と中性粒子ビーム加工技術を融合し、ガラス等の表面にナノピラー構造を作製することで、従来は困難であった材料の表面にナノオーダーの均一な加工を施すことが可能となった。このように、新技術はあらゆる材料の撥水性を自在に制御し、恒久的な撥水性を実現するという。
長瀬産業の独自技術により量産供給が可能である材料「フェリチン」の供給と、超微細加工ナノ構造による撥水性制御との組み合わせにより、あらゆる材料の撥水性を自在に制御することが可能になったという。これにより、従来のコーティング膜に比べて耐久性を有する恒久的撥水性が実現される。
この技術は、ガラス、シリコンを代表にあらゆる材料の表面濡れ性(固体表面に対する液体の付着しやすさ)を自在に制御することに成功した世界初の新技術で、自動車用センサーやスマートフォン等のカメラのレンズ部分、各種電子部品、工業用部品などの産業分野でも適用を見込まれている。特に、自動運転用や安全確保用のセンサー類の市場においては、2020年には2017年比で約1.9倍となる1.7兆円になると見込まれており市場の伸びが期待される。また、スマートフォンの出荷台数は2020年には2017年比で約1.1倍となる16億台になる見込みであり、これらの市場を主なターゲットとし事業化を推進していく。
admin 2019年10月28日 (月曜日)関西電力など、IoTを活用した「工業炉最適運用サービス」
関西電力、エコム、オプテージは、顧客の工業炉の予防保全と省エネルギー化を目的として、IoTを活用した見える化によりサポートを行う「工業炉最適運用サービス」を共同開発した。
関西電力は、現在、工業炉を設置している、もしくは今後、設置を検討している顧客に本サービスを提案し、関電ガスの販売拡大にもつなげていきたい考え。また、本サービスの提供に必要な機器の設置やメンテナンスについては、国内外で工業炉の販売・保守で実績のあるエコムが実施し、工業炉の最適運用コンサルとチューニングについては、エネルギーコンサルで実績のある関西電力がエコムと共同で実施する。オプテージはIoTを活用した、工業炉の見える化システムの開発および見える化システムのIoTプラットフォームを提供する。
このサービスは、顧客の工業炉にIoTセンサーを設置し、工業炉内を「見える化」することで、タブレット等で遠隔監視が可能となることに加え、測定したデータを基に、定期的な最適運用コンサルやチューニングを実施することで、予防保全と省エネルギー化が図れる。本サービスの開始にあたっては、工業炉のシステムから稼働状況、運用方法に至るまで、実際の状況を把握し基礎情報を集めることで設備の健全性を評価する「カルテ」を作成することで、炉の基礎情報となる健全性を把握し、最適運用コンサルと計画的な設備改修を提案する。
また、オプションメニューとして、国内で同様のサービスでは初となる「ウェアラブルカメラを活用した遠隔保守支援サービス」に加え、定期保守点検サービスを用意している。
admin 2019年10月28日 (月曜日)
ハイウィン、デジタルブック形式の総合カタログを完成
ハイウィンではこのほど、同社製品の総合カタログ(http://www.hiwin.co.jp/general/catalog/html5.html#page=1)をデジタルブック形式で閲覧できるようにした。
内容は以下のとおり。
1. リニアガイドウェイ
2. ボールねじ
3. サポートユニット
4. クロスローラーベアリング
5. 潤滑関連製品
6. 単軸ロボット
7. ACサーボモータ
8. DDモータ・トルクモータ
DKSH、イタリア・Kolzer社のPVDコーティング装置の取り扱いが決定
DKSH( https://www.dksh.com/jp-jp/ )は、PVDコーティング装置のメーカーであるイタリア・Kolzer社との間で、日本と台湾を対象として同社製品の独占販売契約を締結した。DKSHは、Kolzer社に対して、販売、マーケティング、アプリケーションエンジニアリング、そしてアフターサービスを提供する。
Kolzer社は、PVDスパッタリング、PVDメタライゼーション、PLASMA、PECVDなど、幅広い真空蒸着装置を製造しており、自動車の反射板(リフレクター)、家具の装飾、自動車部品、ガラス製品、ボトルなどで活用されている。
Kolzer社のPVDコーティング装置Kolzer社のマネージングディレクターであるAntonio D'Esposito氏は「当社のソリューションを日本と台湾のお客様にご紹介できることを非常に楽しみにしている。また、この目標の達成に向け、DKSHと提携できたことを大変嬉しく思う。DKSHの包括的なマーケットカバレッジ、充実した顧客データーベース、そして幅広い業界知識は、当社のアジア市場進出の成功に役立ってくれるものと確信している」と述べている。
DKSH テクノロジー事業部門の事業部長、Hanno Elbrachter氏は「私たちが目指しているのは、最先端の機械加工テクノロジーをアジアのお客様に提供し、お客様の生産性向上と競争力強化に貢献することだ。DKSHは、クラス最高のアフターサービスサポートを保証することで、お客様の生産活動を支えていく。DKSHの広範なマーケットカバレッジ、さまざまな市場セグメントでの成功実績、そして体系化された市場開拓(GTM)アプローチにより、今後、Kolzer社がアジア市場で順調に成長を遂げていくことを確信している」と述べた。
admin 2019年10月28日 (月曜日)