メカニカル・テック - 機械・要素技術のポータルサイト https://mechanical-tech.co.jp/rss.xml ja ジェイテクトとトヨタオートモールクリエイト、ショッピングセンターでパワーアシストスーツの実証実験を開始 https://mechanical-tech.co.jp/node/7725 ジェイテクトとトヨタオートモールクリエイト、ショッピングセンターでパワーアシストスーツの実証実験を開始<span><a title="ユーザープロフィールの表示" href="/user/3">kat</a></span> <span>2019年7月9日(火曜日)</span> <div class="terms terms-inline"> <div class="in">in</div> <ul class="links inline"> <li><a href="/taxonomy/term/6" hreflang="ja">ロボット</a></li> <li><a href="/taxonomy/term/24" hreflang="ja">機械要素</a></li> </ul> </div> <div class="content"><p> ジェイテクトは7月8日、トヨタオートモールクリエイトと共同で、トヨタオートモールクリエイトが運営するカラフルタウン岐阜で、パワーアシストスーツ「J-PAS LUMBUS<sup>®</sup>」の商業施設での導入を目指した実証実験を開始した。</p><p><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/kat19070901.jpg" title="kat19070901" alt="パワーアシストスーツ「J-PAS LUMBUS<sup>®</sup>」" align="center" width="400" height="600" /><span class="caption">パワーアシストスーツ「J-PAS LUMBUS<sup>®</sup>」</span></span></p><p> 8月5日までの実施期間で、カラフルタウン岐阜の自動車販売店、カー用品店、食品スーパー、書店、家具店などで、店舗スタッフの商品棚の積み下ろし、自動車部品などの交換作業などのパワーアシストスーツ適用による作業支援を通じて、使い勝手や機能性などの評価を行うとともに、商業施設導入に向けた諸課題の洗い出しを行う。</p><p> カラフルタウン岐阜ではモビリティやロボティクス、AIやVRといった最新テクノロジーを活用した各種実証実験やイベントを継続的に展開する「カラタン未来Lab」を継続的に実施しており、今回の共同実証実験は、その第6弾として実施する。</p><p> ショッピングセンターでは、棚卸や商品陳列などといった重量物を持ち上げる作業が日常的に発生し、カラフルタウン岐阜ではトヨタ・ダイハツ車の販売店やカー用品店が出店しており、タイヤの陳列や交換など、一般的なショッピングセンターよりも重量物を扱う作業が多い。 </p><p> このような負荷の大きい作業において、性別や体格差を問わず業務が行えるように作業負担を軽減することはショッピングセンターおよび出店テナントにとっては大きな課題だった。</p><p> ジェイテクトでは2018年夏より工場や物流現場の作業支援を主な目的としたパワーアシストスーツ「J-PAS<sup>®</sup>」の販売を開始。2019年春には、多様なニーズに応える中出力タイプの「J-PAS LUMBUS<sup>®</sup>」の販売を開始。ショッピングセンターのバックヤードの作業支援においては「J-PAS LUMBUS<sup>®</sup>」が最適と考え、トヨタオートモールクリエイトと共同で実証実験を行うことになったもの。</p><p> 同社では各店舗での実証実験終了後にアンケートを実施。使い勝手や機能性などの評価や、ショッピングセンターで導入するにあたっての追加要望などを取りまとめ、今後の商品開発に反映するとともに、再度実証実験を行うなどの活動を進めていく予定だ。</p></div> Tue, 09 Jul 2019 01:58:45 +0000 kat 7725 at https://mechanical-tech.co.jp やわらかい物質”と計測・評価の技術情報誌「月刊Soft Matter」7月号「特集:ソフトマターの計測・評価技術」が7/5に発行 https://mechanical-tech.co.jp/node/7721 やわらかい物質”と計測・評価の技術情報誌「月刊Soft Matter」7月号「特集:ソフトマターの計測・評価技術」が7/5に発行<span><a title="ユーザープロフィールの表示" href="/user/1">admin</a></span> <span>2019年7月3日(水曜日)</span> <div class="terms terms-inline"> <div class="in">in</div> <ul class="links inline"> <li><a href="/taxonomy/term/59" hreflang="ja">試験・評価機器</a></li> <li><a href="/taxonomy/term/58" hreflang="ja">材料</a></li> </ul> </div> <div class="content"><p><span class="inline inline-right"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/softmatte1907月号表紙.jpg" title="Softmatter1907表紙" alt="Softmatter1907表紙" align="right" width="316" height="450" /></span> “やわらかい物質”と計測・評価の技術情報誌「月刊Soft Matter」の第16号となる2019年7月号が7月5日に小社より発行される。</p><p> 今号の特集では、ソフトマターの計測・評価手法について概説するとともに、東京理科大学 トライボロジーセンターに設置されているソフトマター研究に適用できる計測・評価機器と適用分野、ソフトマターの研究対象である肌や化粧品の分光測色計と2次元色彩輝度計による定量的な計測・評価手法などについて紹介する。</p><h4>ソフトマターの計測・評価技術</h4><p>◇トライボロジーセンターに見るソフトマターの計測・評価機器・・・東京理科大学 トライボロジーセンター センター長 佐々木 信也 氏に聞く<br />◇分光測色計および2次元色彩輝度計による肌・化粧品の定量的評価・・・編集部<br />◇ソフトマターの計測・評価手法と評価事例・・・編集部</p><h4>連載</h4><p>Cover Story・・・小角X線散乱法を用いたソフトマター構造解析技術<br />ソフトマターの豆知識 第14回 アメとガム・・・山形大学 古川 英光</p><h4>Newsトピックス</h4><p>第68回高分子学会年次大会が開催<br />日本滑り軸受標準化協議会、第29回総会を開催<br />自動車技術会、人とくるまのテクノロジー展2019を開催<br />第4回[名古屋]機械要素技術展が開催 </p><h4>雑誌ご購入</h4><p><a href="https://softmatter.mechanical-tech.co.jp/subscription">定期購読はこちらからお願いします</a></p><p><a href="https://www.fujisan.co.jp/product/1281701442/b/list/">単号のみのご購入はこちらから(外部サイト)お願いします</a><br /> </p></div> Wed, 03 Jul 2019 01:20:22 +0000 admin 7721 at https://mechanical-tech.co.jp やわらかい物質”と計測・評価の技術情報誌「月刊Soft Matter」6月号「特集:ビューティ・ヘルスケア分野におけるソフトマターの適用と評価」が6/5に発行 https://mechanical-tech.co.jp/node/7719 やわらかい物質”と計測・評価の技術情報誌「月刊Soft Matter」6月号「特集:ビューティ・ヘルスケア分野におけるソフトマターの適用と評価」が6/5に発行<span><a title="ユーザープロフィールの表示" href="/user/1">admin</a></span> <span>2019年6月6日(木曜日)</span> <div class="terms terms-inline"> <div class="in">in</div> <ul class="links inline"> <li><a href="/taxonomy/term/43" hreflang="ja">医療機器</a></li> <li><a href="/taxonomy/term/58" hreflang="ja">材料</a></li> </ul> </div> <div class="content"><p><span class="inline inline-right"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/softmatte1906月号表紙.jpg" title="Softmatter1906表紙" alt="Softmatter1906表紙" align="right" width="316" height="450" /></span> “やわらかい物質”と計測・評価の技術情報誌「月刊Soft Matter」の第15号となる2019年6月号が6月5日に小社より発行された。</p><p> 今号の特集では「ビューティ・ヘルスケア分野におけるソフトマターの適用と評価」として、従来は官能評価に頼っていたクレンジングオイルの使用感に関して心理計測と機械計測によるハイブリッド客観計測法の構築への取組みから、これまでマクロスケールの観察を中心に行われてきたシャンプーやボディーソープ、化粧品など泡沫について起泡力、安定性、排液などをとらえるためのパルス中性子飛行時間型中性子小角散乱による観察の提案、さらには、やはり官能検査など主幹評価に頼っているブラシやパフなど化粧用具に関して表面摩擦測定機を用いて計測した力学特性値と官能検査の関連などについて紹介する。</p><h4>ビューティ・ヘルスケア分野におけるソフトマターの適用と評価</h4><p>◇クレンジングの客観評価:心理計測と力学計測・・・ファンケル 渡部 敬二郎、横浜国立大学 中野 健<br />◇研究提案 パルス中性子飛行時間型中性子小角散乱による泡沫の観察・・・ 茨城大学 小泉 智<br />◇化粧用具の使用感評価技術の開発・・・京都市産業技術研究所 小田 明佳</p><h4>連載</h4><p>Cover Story・・・分光干渉法を用いた最新の計測技術とソフトマターへの適用<br />ソフトマターの豆知識 第13回 摩擦を低くするソフトマター・・・山形大学 古川 英光</p><h4>Newsトピックス</h4><p>高分子材料のトライボロジー研究会が開催<br />TTRFと大豊工業、自動車のトライボロジーで第4回国際シンポジウムを開催<br />不二WPC、食品関連分野の課題解決・環境負荷低減で新会社を設立</p><h4>雑誌ご購入</h4><p><a href="https://softmatter.mechanical-tech.co.jp/subscription">定期購読はこちらからお願いします</a></p><p><br /><a href="https://www.fujisan.co.jp/product/1281701442/b/list/">単号のみのご購入はこちらから(外部サイト)お願いします</a></p></div> Thu, 06 Jun 2019 03:20:30 +0000 admin 7719 at https://mechanical-tech.co.jp イグス、静音・迅速収納のケーブル保護管の標準サイズをラインナップ https://mechanical-tech.co.jp/node/7716 イグス、静音・迅速収納のケーブル保護管の標準サイズをラインナップ<span><a title="ユーザープロフィールの表示" href="/user/3">kat</a></span> <span>2019年6月5日(水曜日)</span> <div class="terms terms-inline"> <div class="in">in</div> <ul class="links inline"> <li><a href="/taxonomy/term/24" hreflang="ja">機械要素</a></li> <li><a href="/taxonomy/term/58" hreflang="ja">材料</a></li> </ul> </div> <div class="content"><p> イグスは、これまでマイクロサイズのみ利用可能だった静音で迅速な収納が可能なケーブル保護管「エナジーチェーンE2.1シリーズ」のラインアップに、新しく小型~中型の標準サイズを加える。</p><p><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/kat19060501.jpg" title="kat19060501" alt="エナジーチェーンE2.1シリーズ標準サイズ" align="center" width="480" height="448" /><span class="caption">エナジーチェーンE2.1シリーズ標準サイズ</span></span></p><p> より広い内部空間、簡単なケーブル収納と組付け、長寿命、2パーツ構成といった特徴を備えたE2.1シリーズは、15年以上にわたり採用されている既存の「エナジーチェーンE2/000シリーズ」の後継モデル。E2.1シリーズは、専用オープナーまたはドライバーを使って、わずか2秒/mで開くことができる。内周側または外周側(どちらか一方を選択)から開閉できるため、非常に素早くケーブルが収納でき、工作機械、木工機械、金属加工機械など産業機械全般での使用に適している。</p><p> 内高さは10mm、15mm、26mmに加えて、38mm、48mmも選択可能になる。ラインナップ追加により、2019年末頃までに850種を超えるエナジーチェーンあるいはエナジーチューブから、用途に最適なソリューションを選択できるようになる予定。</p><p> 新しいE2.1の設計上の特徴として、チェーンリンクのストップドッグが備える、丸みを帯びたブレーキが挙げられる。これによりエナジーチェーンの動きは非常に静かになり、振動とノイズの抑制を実現。画期的なブレーキ設計により、騒音は既存タイプに比べ最大10dB低減できる。E2.1シリーズの動作音は、広さ2,750㎡のイグス試験施設の防音室において速度2m/秒でテストされ、他社のケーブル保護管に比べて最大で15dB低減されていることが実証されている。</p><p> E2.1シリーズの内部空間は、同じ外寸のE2/000シリーズと比べてスペースが広くなっている。ホースとケーブルの耐用年数を最大化するため、イグスはエナジーチェーンの内部設計に適したエッジの丸いスリムなセパレータも完備。内部仕切りの組込みは、スリム構造のセパレータを使うことによって前シリーズに比べ最大で50%迅速化するため、ハーネス処理も一段と迅速化できる。横置きサイド型向けには、カスタム仕様に適したノッチ付きセパレータも用意。ノッチ付きセパレータは、クロスバーのピッチの細いグリッドにかみ合い、確実に固定される。適合する耐屈曲性チェーンフレックスケーブルとコネクタを装備すれば、E2.1は世界中のあらゆる機械エンジニアにとってすぐに使える電力供給システムとなる。E2.1シリーズのほかに、同じ設計で密閉型の「エナジーチューブR2.1シリーズ」も利用できる。</p><p> E2.1シリーズにはまた、QRコードも付いており、機械設計者はエナジーチェーンに直接プリントされたQRコードをスマートフォンやタブレット端末でスキャンするだけで、エナジーチェーンの製品情報や組立て説明、交換パーツに関する情報を入手できる。</p></div> Wed, 05 Jun 2019 08:18:24 +0000 kat 7716 at https://mechanical-tech.co.jp エボニック、高機能ポリアミド事業を再編 https://mechanical-tech.co.jp/node/7714 エボニック、高機能ポリアミド事業を再編<span><a title="ユーザープロフィールの表示" href="/user/3">kat</a></span> <span>2019年5月16日(木曜日)</span> <div class="terms terms-inline"> <div class="in">in</div> <ul class="links inline"> <li><a href="/taxonomy/term/58" hreflang="ja">材料</a></li> </ul> </div> <div class="content"><p> エボニックは、自動車、オイル・ガス、3Dプリンティング、光学系アプリケーションなどの成長市場向けの高機能材料に注力し、新しいポリアミド12(PA12)製造施設の建設を開始すると同時に、マール・ケミカルパークでの透明ポリアミドの生産増強を進めているが、再編プロセスの一環として、エボニックは、ドイツのヴィッテンで製造しているポリフタルアミド(PPA)ビジネスから完全に撤退する。</p><p> 同社ハイパフォーマンスポリマーズ事業部の責任者であるラルフ・デュッセル氏は、「ポリアミド事業の再編により、軽量構造、3Dプリンティング、複合材料など成長が確実な市場における魅力的な用途のスペシャルティ マテリアルに生産・技術の強みを集中させていく。このことが継続的な成長のための確固たる基盤となるだろう。顧客の要求に応えるために、今回の再編によって高度なソリューションの開発へとより一層注力していく」と語っている。</p><p> エボニックはドイツでの約4億ユーロの投資により、PA12に対する総合的な生産能力を50%以上増加させる。増設されるポリマーおよびその前駆体の製造設備は、ノルトライン=ヴェストファーレン州のマール・ケミカルパークに建設され、既存のポリアミド12製造プラントを補完する。この複合施設は2021年前半に稼動する予定。</p><p> 同社では同時に、マールにおける透明ポリアミドの生産も拡大する。この生産拡大は、2020年第1四半期に完了する予定で、これらの増強により、高機能材料の総合的な生産能力は倍増する。</p><p> また、ポリアミド事業の再編成に伴い、2020年第1四半期末までにヴィッテンで製造しているPPAの製造・販売を中止する計画で、PPAプラントからマールに従業員を移し、新PA12工場にリソースを配分する予定。</p><p> 同社グラニュールズ&コンパウンズの責任者であるヨルダネス・サボポウロス氏は、「高機能ポリマーに焦点を当てたマーケティングにより、社内シナジーの活用として、経験豊かなヴィッテンの従業員にマールの新しいポリアミド12製造施設を職場として提供し、長年にわたるポリマーの重合とコンパウンドの経験を活かしていくことができる」と述べている。</p><p> エボニックは現在、ヴィッテンで300人近くを雇用、約16ヘクタールの有機化合物生産用の複数の設備を運営している。塗料、コーティング、接着剤産業向け原料の主要生産拠点の一つとなっており、2018年にはヴィッテンにおいて特殊共重合ポリエステルの新しいプラントが稼働した。</p><p> Terra(テラ)シリーズのバイオベースポリマーは、エボニックの事業ポートフォリオに留まり、再編された高機能ポリマー事業を補完する。</p><p> エボニックは、高機能プラスチックの開発・製造に50年以上の経験を有しており、広範囲の製品ポートフォリオによって、あらゆる産業用途のためのソリューション提供を可能にしている。</p><p><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/kat19051611.jpg" title="kat19051611" alt="マール・ケミカルパーク: エボニック、ポリアミド関連の高機能ポリマー事業再編" align="center" width="598" height="397" /><span class="caption">マール・ケミカルパーク: エボニック、ポリアミド関連の高機能ポリマー事業再編</span></span></p></div> Thu, 16 May 2019 08:15:02 +0000 kat 7714 at https://mechanical-tech.co.jp フェローテック、ペルチェ素子・磁性流体の自動車分野での応用を加速 https://mechanical-tech.co.jp/node/7709 フェローテック、ペルチェ素子・磁性流体の自動車分野での応用を加速<span><a title="ユーザープロフィールの表示" href="/user/3">kat</a></span> <span>2019年5月16日(木曜日)</span> <div class="terms terms-inline"> <div class="in">in</div> <ul class="links inline"> <li><a href="/taxonomy/term/2" hreflang="ja">自動車(四輪・二輪)</a></li> <li><a href="/taxonomy/term/58" hreflang="ja">材料</a></li> <li><a href="/taxonomy/term/24" hreflang="ja">機械要素</a></li> </ul> </div> <div class="content"><p> フェローテックホールディングス( <a href="http://www.ferrotec.co.jp/">http://www.ferrotec.co.jp/</a> )傘下のフェローテック( <a href="http://www.ferrotec.jp/">http://www.ferrotec.jp/</a> )は2018年1月に「オートモーティブプロジェクト」を立ち上げた。すでに自動車用温度調節シート向けで多くの採用実績を持つ「サーモモジュール(ペルチェ素子)」、さらには同社創業の技術であり、車載スピーカーで実績のある「磁性流体」などを中心に、自動車市場の攻略に取り組んでいる。オートモーティブプロジェクトでは、グローバルでの自動車分野でのニーズを収集、燃費向上につながる自動車の軽量化や、電動化、自動運転化などに取り組む自動車業界に対し、サーモモジュールや磁性流体の新しい適用を提案している。</p><p> ここでは、同社TE営業部長 八田 貴幸氏、FF営業部 部長 廣田 泰丈 氏、オートモーティブプロジェクト 課長 二ノ瀬 悟 氏に、本年1月16日~18日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された「第11回オートモーティブワールド」で披露した、ペルチェ素子および磁性流体の自動車分野での応用技術を中心に、同社の自動車分野での取組みについて話を聞いた。</p><p><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/kat19051601.jpg" title="kat19051601" alt="左から廣田 氏、二ノ瀬 氏、八田 氏" align="center" width="600" height="400" /><span class="caption">左から廣田 氏、二ノ瀬 氏、八田 氏</span></span></p><h4>自動車分野でのペルチェ素子の適用とメリット</h4><p></p><p> ペルチェ素子(サーモモジュール)は、対象物を温めたり冷やしたりする半導体冷熱素子のことで、N型とP型という異なる性質を持った半導体素子を組み合わせたモジュールに、直流の電気を流すと熱が移動し、一方の面が吸熱(冷却)し、反対の面が放熱(加熱)するというペルチェ効果を応用したもの。電源の極性を逆にすると、吸熱と放熱を簡単に切り替えることができる。<br /> </p><p><DIV align="center"><iframe width="705" height="488" src="https://www.youtube-nocookie.com/embed/SpiZJVBrrH0?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe></DIV></p><p> ペルチェ素子のこうした特性を活かし自動車分野では温調シートで多数の実績を持つが、今回の展示会では温調シート以外の適用を拡大すべく、以下のような提案と適用によるメリットを打ち出した。</p><p><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/kat19051608.jpg" title="kat19051608" alt="ペルチェ素子の新提案とメリットについて語る八田 氏" align="center" width="399" height="234" /><span class="caption">ペルチェ素子の新提案とメリットについて語る八田 氏</span></span></p><p><strong>◆車載用カップホルダー</strong><br /> フェローテックのペルチェ素子を用いた車載用カップホルダーはすでに、同社のペルチェ素子を利用した自動車用温度調節シートを自動車OEMに納入している業者を通じて、海外の自動車OEMで採用実績がある。</p><p> ドリンクを冷えたままに、あるいは温かいままに保つカップホルダーを車載する車両では、HVACユニット (Heating Ventilation Air Conditioning unit:暖房・換気・空調ユニット)が採用されるケースが多い。つまりエアコンの風を利用して冷却・加熱がなされているのだが、この方式は冷却・加熱効率が悪く、また電力消費もばかにならない。これに対してペルチェ素子は小型・軽量・省電力のシステムで、カップホルダーへの加熱・冷却の切り替えはモード切り替えスイッチによって直流電流の極性を反転するだけで行え、冷却・加熱機能を0.1℃単位で設定することができる。</p><p> このペルチェ素子を利用した省電力で積極的に温度制御が可能なカップホルダーに対し、国内の自動車OEMも関心を示していることから、同社ではプロトタイプを製作・提出し、OEMで評価してもらう予定だ。まずはHVAC方式を採用している車両を対象に、ペルチェ式カップホルダーの採用を促していく考えだ。<br /> <br /><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/kat19051602.jpg" title="kat19051602" alt="ペルチェ式カップホルダー" align="center" width="336" height="442" /><span class="caption">ペルチェ式カップホルダー</span></span></p><p><strong>◆バッテリーの温度コントロール</strong><br /> 電気自動車(EV)のバッテリーとなるリチウムイオン電池は温度にセンシティブで、高温の場合、常温に比べ内部抵抗が上がり劣化が促進しやすく、低温の場合パフォーマンスが低下して、航続距離に影響を及ぼす。例えば急速充電を繰り返すとバッテリーの過熱劣化が起こり、それを防ぐフェールセーフ機能によって充電速度を低下させる制御が入る。それを防ぐにはバッテリーの発熱をコントロールする必要があるが、ラジエーターを用いた水冷などの自然冷却では細やかな温度制御ができない。</p><p> これに対しペルチェ素子は微妙な温度制御が可能で、バッテリーを最適な温度に保つことが可能なため充分な充電が可能になる。さらにEVでは重量の増加も電力消費の増大、航続距離の低下につながることから、軽量の温調システムとしてもペルチェ素子が貢献できると見ている。</p><p><strong>◆キャビンの温度コントロール</strong><br /> これまでの抵抗式ヒーターはジュール効果によって発生する熱エネルギー(ジュール熱)を利用したもので、発熱効率(COP)が80~90%程度にとどまっている。</p><p> これに対しペルチェ素子ヒートポンプによる熱移動を利用したヒーターでは、放熱される熱量がジュール熱と、大気の熱量(環境温度が0℃以下の場合でも大気から熱を吸収)との総和となるため、COP100%超を実現できる。つまり、抵抗式ヒーターに比べて小さな電気で大きな加熱ができ、EV用バッテリーの電力消費を大きく削減でき、EVの航続距離延長に寄与することが可能となる。</p><p> ペルチェ素子を用いた自動車車室内の暖房および冷房(キャビンヒーターおよびキャビンクーラー)は軽量・コンパクトで済むため、冷暖房のない超小型EVなどで快適な車室空間を実現できるとして、OEMでの検討が進んでいる。<br /> <br /><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/kat19051603.jpg" title="kat19051603" alt="バッテリーおよびキャビンの温度コントロールのモックアップ" align="center" width="600" height="428" /><span class="caption">バッテリーおよびキャビンの温度コントロールのモックアップ</span></span></p><p><strong>◆ADAS向けCMOSイメージセンサ用クーラー</strong><br /> 先進運転支援システム(ADAS)では、全周囲の距離や画像認識を行い、死角を少なくして安全性を確保するために、1台当たり20個程度のカメラが搭載されると予測され、その機能を担うCMOSイメージセンサ (相補性金属酸化膜半導体を用いた固体撮像素子)の市場拡大が見込まれている。</p><p> このセンサは熱に敏感で、熱によって引き起こされるダークショットノイズ(暗電流)は、発熱量とともに増大して画像の精細さを欠く結果となる。これに対して車載カメラのCMOSイメージセンサに冷却用ペルチェ素子を装着することで高精細な画像を得ることを可能にしている。OEMでの具体的な検討が始まってきている。<br /> <br /><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/kat19051604.jpg" title="kat19051604" alt="CMOSイメージセンサ用クーラー" align="center" width="600" height="400" /><span class="caption">CMOSイメージセンサ用クーラー</span></span></p><h4>自動車での磁性流体の適用とメリット</h4><p></p><p> 磁性流体は、流体でありながら外部磁場によって磁性を帯び、磁石に吸い寄せられる機能性材料で、磁性微粒子、界面活性剤、キャリアとなるベース液(潤滑油)からなる。直径約10nmの極小の酸化鉄粒子が、凝集を防ぐ界面活性剤で被膜され、安定的に分散したコロイド状の液体となっている。<br /> <br /><DIV align="center"><iframe width="705" height="488" src="https://www.youtube-nocookie.com/embed/YEtZ_tAMVYk?rel=0?showinfo=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe></DIV></p><p> 自動車分野ではすでに磁性流体の放熱効果やダンピング効果などによる高音質化や小型化などからスピーカーに採用されているが、今回の展示会でフェローテックは、以下のような新提案を行った。</p><p><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/kat19051609.jpg" title="kat19051609" alt="磁性流体の新提案と現状について語る廣田 氏" align="center" width="399" height="266" /><span class="caption">磁性流体の新提案と現状について語る廣田 氏</span></span></p><p><strong>◆振動制御用磁性流体</strong><br /> 欧米においては、足回りの振動を抑制する「アクティブダンパー」に磁気粘性流体(MRF)が採用された実績があるが、粒子が均一に分散せずに沈殿してしまう、磁気応答性が良くないといった課題がある。これに対し同社では、磁気応答性や印加磁場によるせん断力(粘性)変化、分散性、潤滑・摩耗特性などで優位性のある「MCF(Magnetic Compound Fluid:磁気混合流体)」を開発し、アクティブダンパーへの応用を提案している。</p><p> 新開発のMCFは、磁性流体よりも大きい磁性粒子を主成分とすることで、印加磁場によって磁性粒子の配列を制御し、アクティブダンパーや様々な振動吸収に適用できる。市場にあるMRFはおしなべて粒子が均一に分散せず沈殿してしまう。これに対し、新開発のMCFは分散性が良好で1ヵ月以上経過しても沈殿することがない。</p><p> 自動車には足回りの振動やエンジン回りの振動のほか、あらゆる振動系が組み込まれている。たとえば車室内における振動・騒音などを解消できれば、ドライバーの快適性を実現できる。同社ではMCFの優れた分散性と耐摩耗性能で差別化を図り、採用を促していく考えだ。<br /> <br /><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/kat19051605.jpg" title="kat19051605" alt="MCFを封入したアクティブダンパーのデモ機" align="center" width="600" height="400" /><span class="caption">MCFを封入したアクティブダンパーのデモ機</span></span></p><p><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/kat19051606.jpg" title="kat19051606" alt="MCFの優位性の例:良好な分散性" align="center" width="600" height="392" /><span class="caption">MCFの優位性の例:良好な分散性</span></span></p><p><strong>◆磁性流体コンポジット材料</strong><br /> 直径約10nmの磁性流体をベースとして、高い周波数領域でも磁気応答性が優れ磁気ヒステリシスが極めてゼロに近い磁性コア材料「Hzero<sup>®</sup>コンポジット」は、各種樹脂材料に磁性流体を均一に分散させて練り込むことで、ゴムやゲル、スポンジ材料、接着剤のような液体といった形で提供できる。たとえばゴム状にしたものでは静音性を高めるのに効果があると見られる。新開発のMCFを分散させたHzero<sup>®</sup>コンポジットであれば、制振ダンパーとしても利用できる。自動車部品メーカーや先進開発のOEMなどが興味を示している。</p><p><strong>◆感温性磁性流体を用いた熱輸送システム</strong><br /> EVではバッテリーなど発熱を伴う機器の冷却が重要だが、ループ循環系の熱輸送システムを構築するには一般的に流体を循環させるためのポンプなど機械的駆動力が必要となり、バッテリーを消費させることになる。</p><p> これに対しフェローテックでは、温度に反応して磁化が大きく変化する「感温性磁性流体」を用いたループ状の流路を持つ熱輸送システムを提案している。感温性磁性流体を用いた熱輸送システムでは、流路の高温側と低温側の間に磁石を設置。ペルチェ素子で加熱された磁性流体は温度上昇に伴い磁化の大きさが減少し磁石にあまり反応しないが、低温側の磁性流体では磁化の大きさが上昇し、磁石に強く引き寄せられる。これによって低温側から高温側へと、感温度磁性流体の流れ(駆動力)が発生し、この流れにより熱を輸送できる。</p><p> つまり、機械的な動力なしに流体の自己循環が可能となる。採用には時間がかかると見込まれるが、自動車メーカーに訴求して部品メーカーでの適用を促していく考えだ。<br /> <br /><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/kat19051607.jpg" title="kat19051607" alt="感温性磁性流体を用いた熱輸送システムのデモ機" align="center" width="600" height="400" /><span class="caption">感温性磁性流体を用いた熱輸送システムのデモ機</span></span></p><h4>今後の展開</h4><p> フェローテックでは、上述したような技術の市場参入の難易度などを勘案して、短期(1~4年)、中期(2~6年)、長期(4~8年)の計画をもって提案を進めていく。</p><p><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/kat19051610.jpg" title="kat19051610" alt="オートモーティブプロジェクトの短期~長期計画について語る二ノ瀬氏" align="center" width="399" height="266" /><span class="caption">オートモーティブプロジェクトの短期~長期計画について語る二ノ瀬氏</span></span></p><p> いずれも自動車分野で近い将来問題となる諸課題へのソリューションだと考えられるが、早い時期に提供が可能な技術から、時間をかけて実用的なものに仕上げていく必要がある技術までを、それぞれ時系列でプロットしている。</p><p> 短期的には実績のあるシートの温調としてのペルチェ素子やスピーカー向け磁性流体のビジネスを拡大するとともに、海外で実績のあるカップホルダーや、CMOSイメージセンサ用クーラーなど、技術としてイメージがしやすく検討が始まっている案件に向けて、ペルチェ素子をいかに作るかを考えていく。</p><p> 中期的には、超常磁性を有する固体材料Hzero<sup>®</sup>を磁性コアとした「高精度直流測定センサ」やヘッドアップディスプレイ(HUD)向けペルチェ素子などを、長期的にはキャビンやバッテリーの温調向けのペルチェ素子や、MCFを用いたダンパー、感温性磁性流体を用いた熱輸送システムなどを、その時々のユーザーニーズをとらえながら技術をブラッシュアップして、実用化していく意向だ。</p><p> 自動車分野では前述の技術課題のほか量産キャパシティーやコストなどへの対応が求められるが、フェローテックではペルチェ素子および磁性流体のNo.1サプライヤーとして量産やコストへの対応が可能と自負する。同社では今後の需要に対応できる体制を強化しつつ、一点集中ではなく、全方位にリソースを最適配分しつつ、各種技術課題を解決するための最適なソリューションを提供していく考えだ。</p><p><u>■フェローテックの製品をさらに知るには</u><br /> <a href="http://www.ferrotec.jp/">http://www.ferrotec.jp/</a> <br /><DIV align="center"><iframe width="705" height="488" src="https://www.youtube.com/embed/TL28PLTo2E4?rel=0?showinfo=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe></DIV></p><p><u>■フェローテックホールディングスをさらに知るには</u><br /> <a href="http://www.ferrotec.co.jp/">http://www.ferrotec.co.jp/</a> <br /><DIV align="center"><iframe width="705" height="488" src="https://www.youtube.com/embed/1w6C735gKUA?modestbranding=1" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe></DIV></p></div> Thu, 16 May 2019 06:55:22 +0000 kat 7709 at https://mechanical-tech.co.jp 協和界面科学、接触角や表面・界面張力など受託測定サービスを開始 https://mechanical-tech.co.jp/node/7701 協和界面科学、接触角や表面・界面張力など受託測定サービスを開始<span><a title="ユーザープロフィールの表示" href="/user/2">コダマ</a></span> <span>2019年5月9日(木曜日)</span> <div class="terms terms-inline"> <div class="in">in</div> <ul class="links inline"> <li><a href="/taxonomy/term/59" hreflang="ja">試験・評価機器</a></li> </ul> </div> <div class="content"><p> 協和界面科学( <a href="https://www.face-kyowa.co.jp/">https://www.face-kyowa.co.jp/</a> )は、自社が製造・販売する測定機器を用いて接触角、表面・界面張力、摩擦・摩耗解析、粘着・皮膜はく離解析、ゼータ電位、防曇性評価などの受託測定サービスを開始した。クレームの原因調査や測定データの提示を求められたりした場合など、一時的に各種測定結果の必要性が生じたケースに対応する。</p><p> 受託測定サービスは、同社の専任測定員が測定から報告まで対応。素材評価のための判定指標となる信頼性の高いデータを提供する。主な測定項目は以下のとおり。<br />・静的/動的/接触角(ぬれ性、撥液性、洗浄評価、表面自由エネルギー解析など)<br />・静的/動的表面・界面張力(浸透性、乳化性、溶けやすさ、ぬれやすさ、泡立ちなど)<br />・ラメラ長(泡沫安定性、塗膜のピックアップ性、液切れ性、ワキ性評価など)<br />・粉体ぬれ(粉体のぬれ性、粉体の表面処理・表面粗さによるぬれ性、粉体浸透速度による湿潤性評価など)<br />・静/動摩擦 摩耗解析(摩擦摩耗、潤滑性、ベタつき、滑り性など)<br />・引張試験(粘着、角度依存、軽はく離、高速はく離など)<br />・ゼータ電位(粒度分布,分散安定,凝集,沈降性など)<br />・防曇性評価(くもり度合,透け具合,結露など)</p><p> <a href="https://www.face-kyowa.co.jp/support/trustee.html"> また、受託測定サービスの詳細はこちらから確認できる。</a><br /><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/trustee_img07.jpg" title="協和界面科学「受託測定のイメージ」" alt="協和界面科学「受託測定のイメージ」" align="center" width="300" height="359" /></span></p><p> </p></div> Thu, 09 May 2019 04:35:18 +0000 コダマ 7701 at https://mechanical-tech.co.jp ジェイテクトと産総研、 スマートファクトリー連携研究ラボを設立 https://mechanical-tech.co.jp/node/7696 ジェイテクトと産総研、 スマートファクトリー連携研究ラボを設立<span><a title="ユーザープロフィールの表示" href="/user/3">kat</a></span> <span>2019年4月25日(木曜日)</span> <div class="terms terms-inline"> <div class="in">in</div> <ul class="links inline"> <li><a href="/taxonomy/term/3" hreflang="ja">工作機械・ツール・金型</a></li> <li><a href="/taxonomy/term/24" hreflang="ja">機械要素</a></li> </ul> </div> <div class="content"><p> ジェイテクトは、産業技術総合研究所(産総研)と共同で、2019 年 6 月に、産総研 つくばセンター 東事業所(茨城県つくば市)内に冠ラボ「ジェイテクト-産総研 スマートファクトリー連携研究ラボ」を設立する。</p><p><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/kat19042601.jpg" title="kat19042601" alt="須藤誠一 ジェイテクト会長(写真左)と中鉢良治 産総研理事長(右)" align="center" width="600" height="450" /><span class="caption">須藤誠一 ジェイテクト会長(写真左)と中鉢良治 産総研理事長(右)</span></span></p><p> 産総研では、企業のニーズにより特化した研究開発を実施する目的でそのパートナー企業の名前を冠した連携研究ラボ(冠ラボ)を産総研内に設置する取組みを進めている。今回のジェイテクトの冠ラボは12番目となる。ジェイテクトからは研究者・研究資金を、産総研は研究者・研究設備・知的財産などの研究資源を提供し、ジェイテクトからの出向研究者10名程度と産総研からの研究者10名程度が、共同で研究開発に取り組む。</p><p> 研究テーマは「加工機 ・生産 ラインのスマート化 (知能化 、自律化 )およびその要素技術の研究開発」とし、サイバー・フィジカル・システム(CPS)による加工機の自律化技術の研究開発、生産ラインの自律的最適化を可能とするサイバー・フィジカル・プロダクション・システム(CPPS)の研究開発、さらに関連要素技術の融合により、次世代スマートファクトリーの実現を目指す。</p><p> 連携研究ラボ長はジェイテクト 研究開発本部 加工技術研究部の岩井英樹氏が、連携研究副ラボ長は産総研 製造技術研究部門の芦田 極氏が務める。</p><p> 地球環境への配慮、少子高齢化に伴う労働人口の減少など工場を取り巻く環境が変化する中で、もののインターネット化(IoT)やAI などの革新技術を利用した工場機器の知能化・自律化やビッグデータを高度に活用した効率的なスマートファクトリーの実現が求められている。</p><p> こうした中、ジェイテクトの保有する生産技術ノウハウやユーザーへのIoE 技術の提供実績に基づく豊富なデータ、ノウハウに、産総研の高度なセンシング/データ・アナリティクス、モデルベース設計に関わる製造研究技術を融合することにより、知能化・自律化や高度なシステムインテグレーションの技術開発を加速し、先進的なスマートファクトリー・ソリューションの早期実現を図る。</p><p> 両者では今後、「加工機・生産ラインのスマート化(知能化、自律化)およびその要素技術の研究開発」を実施し、3~5 年後に実用化する予定。</p><p> IoTによって実空間(フィジカル空間)上にあるものの情報が、コンピューター上(サイバー空間)に蓄積できるようになる。蓄積された情報をサイバー空間上で処理し、その結果をフィジカル空間上の問題解決や価値創出に利用しようとする概念およびその実装をサイバー・フィジカル・システム(CPS)という。両者では3年程度で、CPS による加工状態の見える化と加工条件の自律最適化を実現する工作機械の開発にめどをつける。</p><p> さらに5年をめどに、CPS を備えた各工程をつなぎ、問題の可視化、分析、フィードバックを繰り返すことで不良と異常を削減するCPPS (CPSによる問題解決や価値創出を、工場での製造工程に適用する仕組み)の構築を目指す。</p><p><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/kat19042602.jpg" title="kat19042602" alt="加工機のCPS とCPPS 生産ライン(イメージ)" align="center" width="600" height="242" /><span class="caption">加工機のCPS とCPPS 生産ライン(イメージ)</span></span></p><p><br /><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/kat19042603.jpg" title="kat19042603" alt="加工機のCPS とCPPS 生産ライン(イメージ)" align="center" width="597" height="205" /><span class="caption">加工機のCPS とCPPS 生産ライン(イメージ)</span></span></p><p> 須藤誠一 ジェイテクト会長は、「すでに当社では、オープンイノベーションで国内外の大学や研究機関の知見を活用しているが、数年前から中鉢良治 産総研理事長と話を進め、ステアリングや工作機械、軸受・駆動部品で培ってきた加工技術や生産技術を有する当社と、センシングやデータ・アナリティクス、モデルベース設計など高度な製造技術を保有する産総研が連携し、将来を見据えた先進的な生産ライン・加工システム、関連要素技術の共同研究開発に取り組むことを決めた。加工機・生産ラインの知能化、自律化を進め、さらに前工程、後工程を含めて連携させながら、次世代スマートファクトリーへと進化させていくためのCPS、CPPSの技術をともに開発していきたい」と語った。</p></div> Thu, 25 Apr 2019 13:58:13 +0000 kat 7696 at https://mechanical-tech.co.jp ジェイテクト、ステアリング事業でソフトウェア開発の体制を強化 https://mechanical-tech.co.jp/node/7692 ジェイテクト、ステアリング事業でソフトウェア開発の体制を強化<span><a title="ユーザープロフィールの表示" href="/user/3">kat</a></span> <span>2019年4月21日(日曜日)</span> <div class="terms terms-inline"> <div class="in">in</div> <ul class="links inline"> <li><a href="/taxonomy/term/2" hreflang="ja">自動車(四輪・二輪)</a></li> <li><a href="/taxonomy/term/24" hreflang="ja">機械要素</a></li> </ul> </div> <div class="content"><p> ジェイテクトは、自動運転対応などに向けた電動パワーステアリング(EPS)の電子関連部品の開発強化を目的に、本年4月に組織を改正した。新規性のある開発アイテムの増加などにより、ソフトウェア開発の一層の増員を計画している。 </p><p> 同社のこれまでの自動車部品のソフトウェア開発拠点である花園事業場 技術開発センター(愛知県岡崎市)に加え、東刈谷事業場(愛知県刈谷市)でのソフトウェア開発の開始を本年夏から予定している。</p><p> 自動運転化対応、ステアバイワイヤなどの新規システムに対応するため、機能安全設計、冗長設計、サイバーセキュリティ対応など、EPSの技術ニーズはより高度化し、ユーザーにそのニーズは多様化してきている。</p><p> これを受けてジェイテクトでは本年4月、EPSのソフトウェア開発組織の見直しを行い、モデルベース開発、AUTOSAR対応などに基づくEPS固有の組み込みソフトウェアを開発する新規部署を増設した。ソフトウェアのシステム要求から単体設計・評価、システム評価に至るまでのV字プロセスを一気通貫で集約して開発を実施する。</p><p> また2019年度以降100名規模の増員を計画しており、開発拠点の拡張が必要となり、花園事業場に加え、本年夏からは東刈谷事業場を新たなソフトウェア開発拠点とすることを計画している。</p><p> 今回の拠点拡張により、自動運転対応技術開発、MCU内製化などを進め、一層の商品力強化を推進していく。加えて各職場の働く環境の改善を進め、社員のモチベーション向上と生産性を高め、創造性を高める職場づくりと働き方改革を推進していく。</p><p> EPSのソフトウェア開発の人員は、2019年以降100名規模の増員を予定しており、花園事業場、東刈谷事業場、グループ会社のジェイテクトIT開発センター秋田、それぞれの拠点でユーザーのニーズに応えるソフトウェア開発を行っていく。</p><p> また、欧州、中国、インドなどの海外の開発拠点のグローバルマネージメントや新会社J-QuAD DYINAMICSとの連携により、自動運転社会に対応するステアリングシステムを開発していく。</p><p><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/kat19042004.jpg" title="kat19042004" alt="kat19042004" align="center" width="520" height="144" /></span></p></div> Sun, 21 Apr 2019 13:09:08 +0000 kat 7692 at https://mechanical-tech.co.jp やわらか3D共創コンソーシアム、1周年記念シンポジウムを開催 https://mechanical-tech.co.jp/node/7690 やわらか3D共創コンソーシアム、1周年記念シンポジウムを開催<span><a title="ユーザープロフィールの表示" href="/user/2">コダマ</a></span> <span>2019年4月12日(金曜日)</span> <div class="terms terms-inline"> <div class="in">in</div> <ul class="links inline"> <li><a href="/taxonomy/term/58" hreflang="ja">材料</a></li> </ul> </div> <div class="content"><p> やわらか3D共創コンソーシアム(会長:古川英光 山形大学教授)は4月5日、東京都港区のキャンパス・イノベーションセンター東京で、同コンソーシアム設立1周年を記念してシンポジウムを開催した。</p><p> 冒頭、ビデオレターで開会挨拶を行った山形大学 小山清人学長は「この1年で古川教授のアイディアに対して大変多くの企業が賛同し、参画していただいている。多くの企業が3Dプリンターのプロジェクトに興味を持っていただいていることは、山形大学にとっても非常にありがたいことだと思っている。山形大学としても3Dプリンター関連の研究を支援してく所存である。また、国からも評価されておりJST(科学技術振興機構)などを通して支援していただいている。さらに、一般の方々にも関心が高い。コンソーシアムがより良い成果を上げて一般の社会に実装していただけるように希望している。また、世界に抜きん出た研究成果を期待している」と述べた。<br /><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/ko19041201.JPG" title="ビデオレターで挨拶をする小山氏" alt="ビデオレターで挨拶をする小山氏" align="center" width="580" height="311" /><span class="caption">ビデオレターで挨拶をする小山氏</span></span></p><p> 続いて、来賓挨拶として日立製作所 研究開発グループ 技師長の佐々木直哉氏(元SIP革新的設計生産技術担当 プログラムディレクター)が「2014年に内閣府のSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)が開始して、その1テーマとして古川先生のデザイナブルゲルが採択され、様々な成果を出してきた。SIPは従来の国のプロジェクトと違い、実用化・事業化が求められる。厳しい審査の中、最終的には12テーマが採択され、3Dゲルプリンターという代表的な成果として上がってきた。SIPの特徴は国プロの枠を超えて様々な企業と交流・連携をしていくことにある。これから国のプロジェクトのやり方も変わっていくと思っているが、基本的にはプロトタイピングを色々な方に使っていただいて成果を出していくのが大事なのではないかと考えている。その代表的な例として、やわらか3D共創コンソーシアムが始まったと理解していただきたい。コンソーシアムが基本的な技術のつながりだけでなく、ものづくりや製品につながるような活動を期待している」と来賓挨拶を述べた後、以下のとおり講演が行われた。<br /><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/ko19041202.JPG" title="来賓挨拶をする佐々木氏" alt="来賓挨拶をする佐々木氏" align="center" width="580" height="375" /><span class="caption">来賓挨拶をする佐々木氏</span></span></p><p>・「やわらか3Dで目指すシンギュラリティ」古川英光氏(山形大学 教授)…同コンソーシアムの設立からこれまでを振り返り、マジョット・ヘディ氏のデザインによるロゴマーク策定の経緯や昨年4月に開催されたキックオフシンポジウムについて、古川氏の発案で7月5日~6日に山形で行われた「第1回合同部会~15年後の3Dプリンティングビジネスを共創しよう~」と題したワークショップについて紹介した。また、造形したものから動く物体をつくるという概念の4Dをロボットやセンサーに活用する流れにあることを受けて、2018年8月に米沢で開催した「第1回4Dマテリアル&システム国際会議(4DMS)」で同コンソーシアムのメンバーが発表したことを報告、3Dや4Dといった概念の学術研究が盛り上がりを見せていると解説した。さらに、同コンソーシアムの取組みとして昨年11月に行われた「やわらかものづくり研究会」を紹介、インダストリー4.0の変遷や3Dチョコレートのつくり方、3D技術による歯科医療の変化などについての発表があったことを報告した。今後のコンソーシアムの活動としては、「食品、医療、ゲル、モビリティ、ロボットの五つの部会活動の中に、自身が所属する山形大学 ソフト&ウェットマター工学研究室が取り組んでいる様々なプロジェクトを連携させてオープンイノベーションを進めていきたい」と展望を語った。<br /><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/ko19041203.jpg" title="講演をする古川氏" alt="講演をする古川氏" align="center" width="580" height="356" /><span class="caption">講演をする古川氏</span></span></p><p>・「青の錬金術師」塚本雅裕氏(大阪大学 教授)…ジェットエンジンのタービンブレードや切削工具、鉄鋼ロールなどの金属製品に対して耐摩耗、耐食・防錆、耐衝撃、硬度向上などの表面特性を付与する技術として、高品質・高機能・高密度および低熱影響で実現するレーザーコーティング技術について紹介した。同技術は、ヘッド中心から原料粉末を噴射し、そこに複数のレーザー光を照射することで溶融凝固して皮膜を形成するプロセス。講演では、中心から噴射する原料紛体を複数のレーザー光で加熱し、被膜を加工することで溶融池を作らずに被膜をつくることができると解説。溶融池を作らないため、母材への熱影響が少なく皮膜の希釈率も低くすることができ、皮膜が薄く高品質な膜を形成することができるという。このプロセスで使用するマルチレーザーの加工ヘッドをヤマザキマザックの工作機械に提供し、2016年に製品化されたという。また、中小企業向けに小型の加工装置を開発し、ドリル刃先やギヤなどの微細部分の補修を高精度に行えることなどを紹介した。<br /><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/ko19041204.JPG" title="講演をする塚本氏" alt="講演をする塚本氏" align="center" width="580" height="369" /><span class="caption">講演をする塚本氏</span></span></p><p> 講演終了後は古川氏をファシリテーターとして、佐々木氏、塚本氏、田中浩也氏(慶應義塾大学区SFC 研究所 所長/環境情報学部 教授)、榊 良祐氏(dentsu/OPENMEALS founder)、中谷光男氏(MAKErs SENSE 代表)、川上 勝氏(山形大学大学院理工学研究科 機械システム工学専攻 プロジェクト准教授)をパネリストに「やわらか3Dで〝もの〟シンギュラリティを起こすには」をテーマにパネルディスカッションが開催された。<br /><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/ko19041205.JPG" title="パネルディスカッションのもよう" alt="パネルディスカッションのもよう" align="center" width="580" height="379" /><span class="caption">パネルディスカッションのもよう</span></span><br /><span class="inline inline-center"><img src="/sites/mechanical-tech.jp/files/images/ko19041206.JPG" title="参加者一同" alt="参加者一同" align="center" width="580" height="346" /><span class="caption">参加者一同</span></span><br /></p></div> Fri, 12 Apr 2019 06:35:30 +0000 コダマ 7690 at https://mechanical-tech.co.jp