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メカニカル・サーフェス・テック2020年8月号「特集:表面特性評価」8/25に発行

4年 9ヶ月 ago
メカニカル・サーフェス・テック2020年8月号「特集:表面特性評価」8/25に発行

 表面改質&表面試験・評価技術の情報誌「メカニカル・サーフェス・テック」の2020年8月号「特集:表面特性評価」が当社より8月25日に発行される。

 今回の特集「表面特性評価」では、改質表面のトライボロジー特性とその発現メカニズム解明のための分析・評価技術について、分光技術を用いた最新の計測・分析技術とDLC膜をはじめとする薄膜関連分野における適用について、持ち運び困難な大きな試料においてもその場で自由な向きで試験を行うことが可能な微小球反発硬さ試験の概要と測定事例について、材料表面の機械的特性評価としてインデンテ-ション/スクラッチ/ウエアー試験の概要について、GD-OESによりDLC膜の水素量を測定した事例や、ラマン分光法を用いてトライボフィルムの経時変化を観察した事例などの分析ソリューションについて紹介する。

特集:表面特性評価

◇改質表面のトライボロジー特性と分析・評価技術・・・東京理科大学 佐々木 信也
◇分光技術を用いた最新の計測・分析技術と薄膜関連分野への適用・・・大塚電子 色川 健太朗 氏 に聞く
◇微小球反発硬さ試験eNMの概要と測定事例 ―小さなものから大きなものまで―・・・山本科学工具研究社 山本 卓
◇材料表面の機械的特性評価:ナノ・マイクロインデンテ-ション/スクラッチ試験技術・・・日本サーマル・コンサルティング 浦山 憲雄
◇表面改質・トライボロジー研究のための分析ソリューション・・・堀場製作所 貫名 春美、堀場テクノサービス 和才 容子

連載

注目技術:抗菌手法としての金属表面改質技術・・・米国パデュー大学
現場に行こう!・・・ナノコート・ティーエス トライボロジーラボ
Dr.クマガイののんび~り地球紀行 第11回 ニュージーランド編・・・不二WPC 熊谷 正夫

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admin 2020年8月24日 (月曜日)
admin

ブルカージャパン、8/27にIn-situナノ機械的特性評価の基礎ウェビナーを開催

4年 9ヶ月 ago
ブルカージャパン、8/27にIn-situナノ機械的特性評価の基礎ウェビナーを開催

 ブルカージャパン ナノ表面計測事業部は8月27日13:30~14:30に「In-situナノ機械的特性評価の基礎ウェビナー~ナノスケールの試験をSEM・TEM中で見て分かる!In-situナノインデンテーションシステムのご紹介~」を開催する。

 参加は無料(事前申込み制)で、以下から申し込みできる。
https://register.gotowebinar.com/register/4463505245039772942?source=BNS-web

 ナノインデンテーションは様々な材料のナノ・マイクロスケールにおける硬さ・弾性率などを定量的に評価する手法で、近年、各種材料の小型化、薄膜化、複合化が進むにつれ、微小な構造の機械的特性を把握することが材料特性の発現やメカニズム解明において重要になっている。今回紹介するSEM・TEM中で用いるIn-situナノインデンテーションシステムでは、ナノスケールの構造が応力によりどのように変形するかをリアルタイムで観察できるだけではなく、SEM・TEMの分析技術を組み合わせることで、より複合的な現象の解析が可能となるもの。

 本ウェビナーではナノインデンテーションシステムの機械的特性評価手法の基礎に触れた後、SEM・TEM中におけるナノスケールのIn-situ機械的特性評価試験の事例を分かりやすく紹介する。In-situナノスケールの機械的特性評価に興味のある人や、SEM・TEMの分析技術との複合解析に興味のある人に最適。

 

kat 2020年8月24日 (月曜日)
kat

ブルカー、単一分子計測用の高速AFMシステムを発表

4年 9ヶ月 ago
ブルカー、単一分子計測用の高速AFMシステムを発表

 ブルカー社は、毎秒50フレームという高いイメージング速度を実現する高速AFMシステム「JPK NanoRacer®」をリリースした。生命現象の動的プロセスの真の単一分子・リアルタイム観察が可能となる。当該領域のエキスパートとの緊密な連携のもとに開発され、高速性に加え原子分解可能な高いイメージング性能、従来にない使いやすさを実現。生化学、分子生物学、医療関連分野において,単一分子の振る舞いや分子反応のダイナミクス解析に用いることで、現象に対するより深い理解につながるデータの獲得が可能となる。

高速AFMシステム「JPK NanoRacer」

 

 NanoRacerは、微小カンチレバーの使用を想定して設計されており、流体中の試料観察において100 nm×100 nmの走査範囲、測定点数10000ピクセルの条件下において、秒間50フレームのイメージングを実現する。

 さらに光熱励振機能や新しい高分解能XYZフレクシャースキャナー、各軸に低ノイズ位置センサーを搭載したハイエンドの研究用AFMとなっており、最高感度の力検出能と高い空間分解能、高い安定性を兼ね備えていることから、分子・ナノスケールの高度なアプリケーションに最適。

 JPKの高性能コントローラ「Vortis™ 2」と直感的で分わかりやすいユーザーインターフェースを備えたソフトウェアが搭載されており、自動化されたセットアップ機能やマルチユーザー環境に最適化されたシステムにより、研究者は実験だけに集中することができる。

 主な特徴は、以下のとおり。

・50フレーム/秒の最高撮像速度を実現
・直感的で使い易い操作を実現するV7ソフトウェア
・新開発の高速ヘッド・スキャナユニット
・自動カンチレバーアライメント
・最高の安定性を実現するための堅牢設計
・小・中型カンチレバーに対応
・オプションで、ブルカー独自のPeakForceタッピングモードに対応

 金沢大学ナノ生命科学研究所(WPI-NanoLSI)の安藤敏夫特任教授は、「生体分子には未解明な点がまだまだ数多く残されており、その解明には機能活動中の個々の分子を直接観察する必要がある。今回発表された高速AFM、NanoRacerは生体分子を直接リアルタイムで観測する性能を有し、また、簡単な操作と高いパフォーマンスを実現するための多くの革新的なアイデアが盛り込まれている。多くの研究者がこのNanoRacerを使ってエキサイティングな発見に出会うことを願っている」と述べている。

 また、ブルカーBioAFMグループの最高責任者トルステン・ヤンケ氏は、「NanoRacerは、高速AFM領域におけるブルカーのイノベーションの集大成で、その性能と使いやすさの双方の観点から、単一分子観察のためのハイエンドなAFMマーケットに革命を起こすと確信している。生化学、分子生物学、創薬分野の研究者にとって、分子ダイナミクスの直接観察から、分子構造と機能との相関に対し、より深く正確な理解をもたらすAFMツールとなるだろう」と語っている。

kat 2020年8月24日 (月曜日)
kat

THK、高速コンパクト精密ボールねじのラインナップを拡充

4年 9ヶ月 ago
THK、高速コンパクト精密ボールねじのラインナップを拡充kat 2020年08日24日(月) in

 THKは、高速使用に適したコンパクトタイプ精密ボールねじSDA-V形のラインナップを拡充し、シリーズ最小となる、ねじ軸径φ10の「SDA10VZ」(総ボールタイプ)の受注を開始した。同社では、小型電子部品の関連装置から大型の一般産業用機械まで、幅広 い装置の高速化とコンパクト化に貢献していく考えだ。

ねじ軸径φ10の高速コンパクト精密ボールねじ「SDA10VZ」

 

 新製品は、軸径がφ10 、ナット寸法は国際標準規格ISO3408(DIN 69051)に準拠したコンパクト精密ボールねじ。ボールねじナットには理想的なボール循環構造を実現するための新技術が用いられており、回転運動がよりスムーズになることにより、高速使用での用途を可能にした。

 特徴は以下のとおり。

・ボールを接線方向にすくい上げる方式を採用し、理想的なボール循環構造により最高回転数5000min⁻1(DN値10万)の高速回転が可能となった。また、長時間の高速駆動でも安定したトルクが得られる。

接線方向すくいを採用(イメージ図はボールリテーナ入りタイプ)

 

・ナット外径がISO規格に準拠した コンパクト サイズでありながら、ナット長さをさらに抑えた設計にすることで、装置のコンパクト化を実現する。

コンパクトサイズ

 

・新たにねじ軸径φ10、ボールねじリード4mm、5mm、10mmの組み合わせ3品目が追加となり、SDA-V形のラインナップ は ねじ軸径φ10~50 、リード4~50㎜を組み合わせた62品目まで に 拡充。SDA10VZの軸方向すきまは、0以下(G0)を含むすき間GT、G1、G2、G3)が選択可能。

kat

イグス、第7回ベクター賞の受賞事例を公開

4年 9ヶ月 ago
イグス、第7回ベクター賞の受賞事例を公開kat 2020年08日24日(月) in

 イグス(本社:ドイツ)は、ケーブル保護管「エナジーチェーン」や可動ケーブル「チェーンフレックス」を使用した独創的なエネルギー供給システムの事例を表彰する「ベクター賞」を2年に一度開催しているが、今年の「第7回ベクター賞」には32ヵ国から集まった266の事例のうち、最も革新的なアプリケーションである「ベクター金賞」にイタリアのGildemeister Italiana社の多軸旋盤が輝いた。また、銀賞はフラウンホーファー研究所の「GESTRA」プロジェクトに採用されたオーストリアAlpinaTec社の宇宙監視レーダーに、銅賞はドイツGrenzebach Maschinenbau社の摩擦攪拌接合装置に贈られた。

◆ベクター金賞:Gildemeister Italiana社の多軸旋盤

 Gildemeister Italiana社の多軸旋盤は、リードタイムや段取り時間、プロセス開発および統合に必要な作業を削減すると同時に、複雑化する工程にも対応している。機械の心臓部は、複数の加工を同時に行う六つのスピンドルを備えたスピンドルドラムで、ドラムは迅速・正確に加工物を加工位置まで動かす。一つのスピンドルが次の加工位置まで移動する時間はわずか0.65秒で、六つのステーションで加工が完了した後、スピンドルがスタート位置に戻るにはドラムを300°逆回転させる必要があるが、その所要時間は重量が3tを超えるユニットでもわずか1秒。

 最大の課題は六つのスピンドルすべてに安全にエネルギーを供給するシステムだった。解決策として採用されたのが、ドラムに合わせて回転し、スピンドルドラムの直線動作を可能にした独自のエネルギー供給システムで、この多軸旋盤にはイグスのエナジーチェーンが合計8本、ケーブル64本、ホース73本が使用されている。

◆ベクター銀賞:AlpinaTec社の宇宙監視レーダー、銅賞は摩擦攪拌接合装置

 フラウンホーファー研究所の「GESTRA」プロジェクトに採用された宇宙監視レーダー「GESTRA」は、スペースデブリの探索とマッピングに使用されるレーダーベースシステム。方位角軸には複雑な回転型エネルギー供給システムが特別設計され、仰角軸には両側にダブルチェーンシステムが採用されているす。

◆ベクター銅賞:Grenzebach Maschinenbau社の摩擦攪拌接合装置

 本摩擦攪拌接合装置では、溶接ヘッド内のエネルギー供給機構も付随物も柔軟性を持たせる必要があった。限られた設置スペースでR4エナジーチェーンとツイスターバンドを直接接続して、創造的でフェイルセーフなソリューションを実現している。

上から、ベクター金賞、ベクター銀賞、ベクター銅賞の受賞事例◆サステナブルな事例に贈られるグリーンベクター賞を初表彰

 ドイツのイグス本社では2019年末から使用済みエナジーチェーンを回収し、リサイクルしているなど、サステナビリティは同社にとって非常に重要なテーマとなっていることから、今回初めてエナジーチェーンを使用した特にサステナブルなプロジェクトに「グリーンベクター賞」を贈ることとなり、米国Drop Water社とドイツHuber社のアプリケーションが選出された。

 Drop Water社は、ボタンを押すと生分解性容器に飲料を充填する飲料自動販売機で受賞。自動販売機は設置場所の水源につながっているため、水を運ぶ必要がない。ハーネス済みレディーチェーンが、リニアロボット用ケーブルを安全・確実にガイドする。

 Huber社の下水汚泥処理装置は、エジプトの水処理プラントにおいて太陽エネルギーを利用して下水汚泥を乾燥させている。水分を取り除いた汚泥は、天日乾燥によって質量・体積ともに約1/4まで減り、粒状物に変換される。このプラントでは、バハル・エル・バカール運河システムより汲み上げた汚染水を処理し50万人分の飲料水を供給できる。自動装置に電力や動力を確実に供給するために、チェーンフレックスを備えたエナジーチェーンが、ストローク100mの128ユニットに使用されている。

グリーンベクター賞の受賞事例

 

 「第7回ベクター賞」に関する詳細な情報や授賞式の様子、その他の応募事例は以下のURLから確認できる。

https://www.igus.co.jp/vector-award

kat