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リケジョneo(248)森トラスト・網代智子さん
著者登場/矢守克也氏『防災心理学入門 豪雨、地震、津波に備える』
新刊/佐藤義典著『顧客の「買いたい」をつくる KPIマーケティング』
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主張/デジタル技術で研究効率化 産業技術総合研究所中部センター所長・松原一郎
講壇/世界の3正面と日本の3正面 拓殖大学客員教授、元陸上自衛官・陸将 番匠幸一郎
材料相場表/PDFで公開
ジェイテクト、軽量・コンパクト コラムアシストタイプのEPSを新開発
ジェイテクトは「軽量・コンパクト コラムアシストタイプ電動パワーステアリング(C-EPS)」を新たに開発した。本製品は广州汽车集团股份が11月17日に発表したミニバン「E8」に採用されている。
軽量・コンパクト コラムアシストタイプ電動パワーステアリング(左)ステアリングコラム搭載位置(右)
ジェイテクトが1988年に世界で初めて開発・量産して以来、世界シェアNo.1を誇るステアリングシステムは、自動車の「曲がる」機能を担うもので、このうちC-EPSは、パワーアシストユニットをステアリングコラムに配置するタイプ。
今回、燃費向上や衝突安全性向上といった市場ニーズに応えるべく、「軽量・コンパクト」をコンセプトに開発したの特長は、以下のとおり。
1.C-EPSの軽量・コンパクト化による環境負荷低減
・EPSにはモータの回転力をステアリングアシストに必要な駆動力に増幅する減速機を搭載しており、今回、高強度かつ高減速比タイプの減速機を採用
・高減速比化はモータの出力を抑えることにつながり、モータの小型化を可能にしたことにより、減速機~モータ長において従来比8%削減、C-EPS全体質量において従来比11%低減を達成
・小型化した新開発モータでは、独自の補正制御によりモータのトルク変動を抑制し、モータ作動音を従来比50%以上低減し、静粛性向上も達成
減速機~モータ小型化
2.トルクセンサ部※3小型化による衝突安全性能の向上
・C-EPSは、衝突の際にドライバーへの衝撃を吸収し、傷害を軽減させるための衝撃エネルギー吸収構造を持つ。本開発品では、トルクセンサ部の小型化により衝撃エネルギー吸収ストロークを従来比15%増加することができ、コンパクト化と衝突安全性能向上を両立
トルクセンサ部小型化
ジェイテクトでは本製品においては中国現地法人と連携し、ユーザーニーズに応えるために、設計・製造・調達をゼロから見直し開発を行ったが、今後は中国のみならず世界中の自動車メーカーに提案を進めていく。
イグス、低コスト協働ロボットの日本市場での本格販売を開始
イグスは、クラス最軽量の低コスト協働ロボット「ReBeL(リベル)」の日本市場での本格販売を開始する。
ReBeL
ReBeLは、軽量で無潤滑の低コスト協働ロボットとしてドイツで開発され、2021年の発売以来、欧州、北米市場を中心に年々販売実績を伸ばしている。
日本市場においては、本年より販売を開始しており、中小製造業を中心とするロボット需要の高まりを受け、様々な業界からの問い合わせや引き合いが増加。イグスではこうしたニーズに応えるため、ロボット製品の国内販売部門の体制を強化するともに、日本市場向けに対応したReBeLの拡販を開始する。
ReBeLは、人間とロボットの協働作業に適したアーム型ロボットで、イグスが独自開発した高機能ポリマーで製造されているため、本体重量が約8.2㎏(ロボットに内蔵したコントローラ含む)と軽量のため、従来の金属製ロボットでは困難な壁付け、天吊りも可能。また、省スペースで設置できるためコンパクトな設計が可能となる。内蔵型コントローラやティーチングソフトウェア(iRC)をセットにして100万円台(可搬重量2㎏、最大リーチ600m以上クラスの協働ロボットとして最もリーズナブルな価格帯)で提供している。
このように軽さや価格帯において競争力のある協働ロボットだが、従来はソフトウェアの操作画面がグローバル仕様のため英語版のみとなっていた。今回日本市場での販売強化にあたり、日本語表示に対応した。また、品質・安全性に対する要求が高い日本市場に対応するために、国際的な第三者認証機関によるISO TS15066 2017:4に準拠した試験で、協働ロボットとしての適合性を確認している。
イグスでは、既存の設備やリソースをベースにしてシンプルかつ低コストな自動化で生産性の向上を図ること、そしてロボットをはじめとしたその製品群を「ローコストオートメーション(LCA)」と表現している。このLCAを日本市場においても訴求するために、本年1月に東京本社内にLCAセンターを開設し、自動化を検討している企業に対して、ロボットが実際に動作する様子を体感できる場を提供している。
今回販売を強化するReBeLは、このLCA製品群の中でも今後日本市場で最も注力する製品に位置付けており、すでに軽さや価格においてさまざまな業界から注目されており、旺盛なニーズに対応するためReBeL拡販のための専門チームを立ち上げた。
2023年11月時点で、製造現場以外にも、研究開発や製品の試験現場等での導入事例が増えており、今後は、大学・学校等の教育分野や、飲食業等サービス分野での幅広い用途の活用・採用も見込んでいる。なお、イグスはReBeLの販売を強化するとともに、来年度LCA事業における3倍の増員を視野に、日本事業全体での売上拡大を目指す。
ReBeLの機能・特長は以下のとおり。
・プラスチックで構成されるため8.2㎏と軽量。壁付け、天吊りが可能
・コントローラ内臓で省スペース
・プラグ&プレイですぐに稼働可能
・最大2kgの可搬重量
・最大664mmの可動範囲
・最大6自由度
・最大速度0.2 m/s
・繰り返し精度:±1mm
・無料、ライセンスフリーのロボット制御ソフトウェア(iRC)を使用可能
NTN、業界最速の直進フィーダと通信機能付パーツフィーダコントローラを開発
NTNは、製造現場の加工設備に部品(ワーク)を供給する直進フィーダとして補助エアを削減しながら業界最速となる最大18m/分の高速搬送を実現した「クロスドライブリニアフィーダ」と、多数の運転条件の設定や運転状態の監視が可能な通信機能付パーツフィーダコントローラを開発した。社会情勢の変化や技術革新により製造業のニーズが多様化する中、製造業の生産性向上や製造におけるカーボンニュートラルの実現に貢献していく。
生産年齢人口の減少やカーボンニュートラルを背景に、パーツフィーダには、部品の搬送速度の向上に加え、搬送を補助するエア量やそれに伴う消費電力削減が求められている。また、多品種少量生産のために、一つのパーツフィーダでさまざまなワークを搬送することが多くなっており、ワークに応じた多様な運転条件の設定を1台のコントローラで実現するニーズが高まっている。
これに対し今回開発されたクロスドライブリニアフィーダは、板ばねを水平方向と垂直方向に交差(クロス)させる独自設計により、高速搬送に必要となる高振幅かつ高周波数の振動を発生。ワーク搬送の阻害要因となるピッチング運動(直進フィーダの入口と出口で振動が異なるためにワークがその場に留まったり、戻ったりしてしまう現象)を打ち消す独自機構により、直進フィーダとして業界最速となる最大18m/分(従来品比3倍の高速化)の高速搬送を実現している。加えて、直進フィーダとして使用するエア量を従来品比で最大で1/5に削減できる。
また、上述の独自設計により、従来品比で17%の静粛化を実現している。
自動車関連部品や樹脂部品、医薬品などの搬送に適用できる。
クロスドライブリニアフィーダ
一方、パーツフィーダの運転制御用に新開発された通信機能付パーツフィーダコントローラの特長は以下のとおり。
・多品種少量生産に対応:PCやPLC(プログラマブルロジックコントローラ)を用いた指令により運転条件を無制限に登録し、パーツフィーダを制御することが可能
・状態監視が可能:運転時のモニタリングが可能。運転状態の変化をリアルタイムでより正確に捉えるとともに、データを蓄積することでタイムリーなメンテナンスが可能となり、突発的な設備の故障による生産停止を未然に防止
通信機能付パーツフィーダコントローラ
HEF、第8回鉄道技術展でブッシュと窒化処理を提案
HEF DURFERRIT JAPANは11月8日~10日、千葉市美浜区の幕張メッセで開催された「第8回鉄道技術展2023」(主催:産経新聞社)に出展した。
HEFブースの様子
HEFブースでは今回、フランスの鉄道車両において多数採用されている「HEFブッシュ」が紹介された。ブッシュのしゅう動面内のグリース分布をコントロールし、給脂インターバルの長期化を実現することで高速鉄道AGVなどに採用されている。こうした実績を背景に、日本国内でも鉄道分野でのHEFブッシュ採用の提案が早くから進められており、国内の地下鉄車両などですでに採用されている。HEFブッシュを採用することで、軌道保守や分岐器、車両(例えばブレーキ装置、トーションバー・アンチローリング装置、連結システム)などにおいて、メンテンナンスフリーや寿命延長に寄与できることを提案した。
HEFブッシュ
また、CLIN(Controlled Liquid Ionic Nitriding)技術を適用したクリーンな塩浴軟窒化プロセス「ARCOR処理」を紹介。優れた耐摩耗性・耐焼付き性・耐食性を持つことから、六価クロムめっき代替処理として提案を行った。本プロセスに関わる薬剤は欧州化学物質庁(ECHA)に登録されREACH規制に適合する環境対応型プロセスとして認定を受けている。
HEF、第8回鉄道技術展でブッシュと窒化処理を提案
HEF DURFERRIT JAPANは11月8日~10日、千葉市美浜区の幕張メッセで開催された「第8回鉄道技術展2023」(主催:産経新聞社)に出展した。
HEFブースの様子
HEFブースでは今回、フランスの鉄道車両において多数採用されている「HEFブッシュ」が紹介された。ブッシュのしゅう動面内のグリース分布をコントロールし、給脂インターバルの長期化を実現することで高速鉄道AGVなどに採用されている。こうした実績を背景に、日本国内でも鉄道分野でのHEFブッシュ採用の提案が早くから進められており、国内の地下鉄車両などですでに採用されている。HEFブッシュを採用することで、軌道保守や分岐器、車両(例えばブレーキ装置、トーションバー・アンチローリング装置、連結システム)などにおいて、メンテンナンスフリーや寿命延長に寄与できることを提案した。
HEFブッシュ
また、CLIN(Controlled Liquid Ionic Nitriding)技術を適用したクリーンな塩浴軟窒化プロセス「ARCOR処理」を紹介。優れた耐摩耗性・耐焼付き性・耐食性を持つことから、六価クロムめっき代替処理として提案を行った。本プロセスに関わる薬剤は欧州化学物質庁(ECHA)に登録されREACH規制に適合する環境対応型プロセスとして認定を受けている。
ジェイテクト、ケニア・ナイロビにアフリカ市場初の販売拠点を新設
ジェイテクトは11月、将来成長が期待できるアフリカ地区の販売網強化を目的に、ケニア・ナイロビにJTEKT SALES MIDDLE EAST(JSME)の販売支店となるJSMEケニア支店を新設した。
ジェイテクトは市販ビジネスの強化のため、2021年4月にアフターマーケット事業本部を立ち上げ、軸受に加え自動車部品など市販商品の拡販を推進している。
従来アフリカ地区での販売は、中東代理店を主体にした活動をしていたが、今後成長が期待できる同地区に販売支店を設置し、ケニアを始めとする東アフリカ地区のユーザーに自動車や産業機械向けのアフターマーケット商材を提案していく狙い。
東アフリカ地区の経済発展にともない、ユーザーニーズが多様化し、さまざまな課題が増えることが想定される。ジェイテクトおよびジェイテクトグループでは、それらユーザーニーズに対応し、課題を解決すべく商品提供を進めていく考えだ。