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ブルカージャパン、11/7に大阪で「実務に役立つトライボロジーセミナー」を開催
ブルカージャパン ナノ表面計測事業部は11月7日、大阪市の東京 アットビジネスセンターPREMIUM新大阪(https://abc-kaigishitsu.com/osaka/shinosaka/access.html)で、「実務に役立つトライボロジーセミナー:高分子材料のトライボロジーから問題解決に向けたトライボロジーの基礎知識と評価手法の紹介」を開催する。
今回は、京都大学 化学研究所 教授 辻井敬亘 氏とJAPAN TESTING LABORATORIES 名古屋事業所 物性評価センター 谷田芳夫 氏による特別講演を設けている。
問い合わせ先は以下のとおり。
・ブルカージャパン ナノ表面計測事業部 電話:03-3523-6361
・WEB登録サイト https://mbns.bruker.com/acton/media/9063/tmt1107
プログラムは以下のとおり。
・13:15~13:30 ご挨拶
・13:15~14:30 【特別講演1】「ソフト&レジリエント・トライボロジー」京都大学 化学研究所 教授 辻井敬亘 氏
・14:30~15:30 「トライボロジーにおける一般的知識とトライボロジー評価機の概要」
ブルカージャパン ナノ表面計測事業部
・15:45~17:00 【特別講演2】「実機におけるトライボロジー ~問題解決に向けた基礎試験機の適用~」JAPAN TESTING LABORATORIES 名古屋事業所 物性評価センター 谷田芳夫 氏
・17:00~17:30 「ナノインデンテーション技術の紹介」ブルカージャパン ナノ表面計測事業部
ブルカージャパン、10/17に東京で「実務に役立つトライボロジーセミナー」を開催
ブルカージャパン ナノ表面計測事業部は10月17日、東京都中央区の東京 ベルサール八重洲 Room6(https://www.bellesalle.co.jp/shisetsu/tokyo/bs_yaesu/access/)で、「実務に役立つトライボロジーセミナー:潤滑油のトライボロジーから問題解決に向けたトライボロジーの基礎知識と評価手法の紹介」を開催する。
今回は、東北大学 未来科学技術共同研究センター 栗原和枝教授とJAPAN TESTING LABORATORIES 本社 分析センター 谷田芳夫 氏による特別講演を設けている。
問い合わせ先は以下のとおり。
・ブルカージャパン ナノ表面計測事業部 電話:03-3523-6361
・WEB登録サイト https://mbns.bruker.com/acton/media/9063/tmt1017
プログラムは以下のとおり。
・13:00~13:15 開会挨拶
・13:15~14:30 【特別講演1】「境界潤滑における潤滑油の新しい描像(仮)」東北大学 未来科学技術共同研究センター 教授 栗原和枝 氏
・14:30~15:30 「トライボロジーにおける一般的知識とトライボロジー評価機の概要」ブルカージャパン ナノ表面計測事業部
・15:45~17:00 【特別講演2】「実機におけるトライボロジー~問題解決に向けた基礎試験機の適用~」JAPAN TESTING LABORATORIES 本社 分析センター 谷田芳夫 氏
・17:00~17:30 「ナノインデンテーション技術の紹介」ブルカージャパン ナノ表面計測事業部
JASIS2019開催、ナノインデンターなど表面試験・評価機器が展示
日本分析機器工業会と日本科学機器協会は9月4日~6日、千葉市美浜区の幕張メッセ国際展示場で、分析機器・科学機器の総合展示会「JASIS2019」を開催した。478社、1423小間の規模で出展、3日間で23409名が来場した。ここでは表面試験・評価に関する製品・技術展示について紹介する。
開催のようす
アメテック ザイゴ事業部は、白色干渉計「ZYGO NexViewシリーズ」を紹介した。垂直方向、水平方向ともに、nmレベルから、繋ぎ合わせによるmmレベルまでの広範囲の多種多様な材料の表面凹凸に対応。計測器制御、解析、自動化計測を可能にする自社製Mxソフトウェアによって膜厚解析から体積評価、周波数解析、微分解析まで、用途に応じた多様な解析が可能。また、透明膜の膜表面、膜厚変化、界面のデータを同時取得、50nm以上の膜厚を顕微鏡視野で測定できる。非球面レンズ対応モデル、大型ステージモデル、OEMヘッドモデルなど使用用途に応じた様々なモデルをラインナップしている。
アメテック ザイゴ事業部「ZYGO NexViewシリーズ」
アメテック スペクトロ事業部は、蛍光X線分析装置「SPECTROCUBE」を紹介。下からX線をあてる下面照射方式を採用、サンプルを置くだけで分析の準備が完了する。分析スポット径は最小0.2mmに対応。自社製の最新高速/高計数率シリコン・ドリフト(SDD)検出器を採用、このクラスの他の装置と比較し、同程度の精度を維持しながら約2倍の速さで分析できる(1サンプルあたりわずか15秒で分析が完了)。分析ビギナーでもすぐに使用できるような設計となっており、専用ソフトは一つの画面に関係するすべての情報が見られるようにデザインされ直感的な操作を実現。
アメテック スペクトロ事業部「SPECTROCUBE」
大塚電子は、顕微分光を用いた微小領域での絶対反射率測定により、形状のある実サンプルのDLC膜の厚みを測定時間1秒/ポイントの高速で高精度に測定できる顕微分光膜厚計「OPTM series」を紹介した。今回、インライン市場での適用を広げる目的で、インラインで使いやすい「OPTMリニューアル」を開発、披露した。コントロールボックス内の市販部品を小型化し、基板実装できるものは顕微膜厚ヘッドに実装し内製基板化したことで、コントロールボックスの削除と外部配線の簡素化を達成、設置スペースの削減を実現した。また、ランプの長寿命化を行うことでメンテナンス頻度を抑えることができ、メンテナンス性の向上を実現した。さらに、誰でも簡単に精度よくオートフォーカス条件を作成できる機能、“オートフォーカス条件自動作成機能”を開発し、オートフォーカス機能の改良を実現できた。
大塚電子「OPTMリニューアル」
新東科学は、一つの試験片で荷重を変えた摩擦摩耗試験が1回の測定で可能になる摩擦摩耗試験機「HHS2000S」を展示した。一つのサンプルに複数の試験を予めプログラムした動作条件にて自動で行えるステップ運転モードを搭載。1度目の試験後に自動で測定子をピックアップしY方向ステージを動かし新たな位置から2度目の試験が行える。また、摩擦力を測定する荷重変換機を測定子直上に配置し、不要な機構を排除したことにより高いレスポンスとセッティングの誤差が極力ないように工夫した。さらに、試料テーブルの摺動方向をアームに対して直交させ、摩擦の際の往路と復路における荷重変動をなくしたことでデータのばらつきがない信頼性の高いデータが得られる。
新東科学「HHS2000S」
東陽テクニカは、KLA 社製の超高分解能 薄膜機械的特性評価装置「iNano」を紹介した。極低荷重を高精度かつ安定に発生させるInForce50型押込みヘッドを搭載、ナノメートルオーダーの薄膜や樹脂などのソフトマテリアルの薄膜の硬度・ヤング率を測定できる。さらに、動的押込み試験による硬度・ヤング率の深さプロファイル測定やナノスケールの動的粘弾性測定、硬度・ヤング率の3次元イメージングなど、多機能な薄膜機械特性評価装置であることをアピールした。
東陽テクニカ「iNano」
ブルカージャパンは、硬さ・ヤング率測定、ナノDMA粘弾性特性、ナノスクラッチ密着強度測定、ナノウェア摩耗特性評価、SPM Imaging 表面形状像取得、その他破壊靱性、応力緩和測定など幅広い測定に対応する「Triboindenter TI980,」や、SEMやTEMといった電子顕微鏡に組み込むことにより、試料の変形や破壊の挙動をリアルタイムで観察できる「電子顕微鏡組み込み型 ピコインデンター」などを紹介した。
ブルカージャパン「ナノインデンテーションシステム関連のセミナーのようす」
堀場製作所は、計測ユーザーの困りごとに対する様々なソリューションを「インライン・オンライン」、「効率化(働き方改革)」、「イメージング」、「Dedicatedサンプル」の四つのカテゴリーに分けてカスタマイズ化した分析・計測機器の実例などを紹介。リアルタイムに分析したい、全数検査したいといった「インライン・オンライン」に関する要望に対しては「めっき液中元素インライン分析装置」など、非破壊で測定したい、希釈せず原液で測定したいといった要望に対しては「ナノ粒子解析装置」などのカスタマイズ化した製品・ソリューションを用意していることを示した。
堀場製作所「ナノ粒子解析装置」
レニショーは、「inVia™ 共焦点ラマン顕微鏡」を展示した。効率の高い光学系により、極微量の物質や大量の物質から、最高のラマンデータが得られる。高感度で弱い信号も検出できるほか、データを高速取得できる。高レベルの共焦点性により高い空間分解能を実現、極微細な形状の確認が可能。高品質、高分解能のスペクトルを取得できるほか、測定に合わせた最適な構成の選択が可能。常に繰り返し精度の高い結果を取得が得られる。小さなサンプルや大きなサンプル、また各種環境条件下でサンプルを調べるオプションを用意。総合的なマッピング・イメージング技術の搭載により、2D領域でも3D空間でも情報にあふれた詳細なラマンイメージを生成できる。
レニショー「inVia™ 共焦点ラマン顕微鏡」kat 2019年9月18日 (水曜日)
トライボコーティング技術研究会、令和元年度第2回研究会を開催
トライボコーティング技術研究会は8月30日、東京都北区の北とぴあで「令和元年度 第2回トライボコーティング技術研究会」を開催した。今回はドライコーティング研究会との第12回目となる合同研究会として開催された。
開催のようす当日は、ドライコーティング研究会を代表して関西大学教授の西本明生氏が、トライボコーティング技術研究会を代表して大森 整会長(理化学研究所 主任研究員)がそれぞれ開催の挨拶を述べた後、以下のとおり講演が行われた。
・「パルスDCプラズマCVD法による各種高機能膜の特性と応用」河田一喜氏(オリエンタルエンヂニアリング)…パルスDCプラズマCVD(PCVD)法とヒーター加熱併用、処理品回転、拡散硬化層+硬質被膜という複合処理を一つの装置で真空を破らずに1回の工程で行う独自開発装置を用いることで、低温で緻密性・密着性に優れた被膜を三次元複雑形状品に対しコーティングが可能という利点を紹介。PCVD法によってTiをベースにN、C、B、O、Cl、Al、Siのような元素を複合添加し複合多層化した高潤滑コーティングOMCを施すことで、無潤滑で各種相手材に対して摩擦係数が低く境界潤滑状態が生じる条件下でも有利なため、プレス・鍛造等の各種冷間加工用金型への応用が拡大していることや、耐熱性・耐酸化性を向上させたOMCによってホットプレス用金型にも応用が期待できることを紹介した。
講演する河田氏
・「表面処理と潤滑油添加剤の併用による摩擦摩耗低減効果の向上」青木才子氏(東京工業大学)…油性剤による吸着分子膜の摩擦低減効果に及ぼす表面粗さの影響として、粗さの方向性、特に直交粗さによる油溜まり効果や突起先端部における潤滑油の高粘度化という微視的流体効果によって生じる負荷圧(micro-EHL効果)が吸着分子膜の摩擦低減効果を補助することを検証した。さらに水平力顕微鏡を用いてμmスケールの突起を設けた接触面表面での摩擦における粗さの方向性の影響を調べた。また、窒化処理鋼における耐摩耗添加剤ZnDTPの摩擦摩耗特性に及ぼす窒化層の影響と、窒化処理鋼におけるZnDTPトライボフィルム形成メカニズムを考察した。窒化鋼ではトライボフィルム深部に長鎖ポリリン酸塩が形成、母材を保護しトライボフィルムの成長を促進するとともに、高い摩擦低減性能と耐摩耗性を発揮すると述べた。
・「自己酸化を利用した歯科用チタンのコーティング」三浦永理氏(兵庫県立大学)…患者の審美性やアレルギー・衛生面の事情からは、金銀パラジウム合金に代わり硬質レジンやセラミックスへと需要が移りつつあり、歯科医・技工士の審美性と加工容易性の両立が難しいという事情からは、金属製に代わりCAD/CAMや3Dプリンティングに適応できる生体適合性の高い高付加価値な材料が要求されている。この課題に対し、強くしなやかで生体親和性に優れるチタン(Ti)合金を白色化できる緻密な高温酸化膜の形成技術と、陶材成分と複合化できるCP Ti(機能性TiO2複合構造体)の創製技術を開発。陶材成分充填によるTiO2/SiO2ハイブリッド化により単層材に比べ10~15倍に白色被膜のはく離強度を向上できるほか、被膜硬度を上昇できるとの試験結果を紹介した。白色被膜を利用した歯冠作製技術の優位性や3Dプリンティングなどによる技工プロセス短縮化などの将来性について述べた。
kat 2019年9月18日 (水曜日)