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THK、製造業向けWEBコミュニケーションプラットフォームでNSW、日本MSと連携

5年 4ヶ月 ago
THK、製造業向けWEBコミュニケーションプラットフォームでNSW、日本MSと連携kat 2019年09日11日(水) in

 THKは日本システムウエア(NSW)、日本マイクロソフト(日本MS)と、THKが提供する見積取得や発注申請などあらゆる工程をサポートする顧客企業とのWEBコミュニケーションプラットフォーム「Omni THK」(https://www.thk.com/omni/jp/)に関して、クラウドサービスの提供や継続的なアプリケーション開発・サポートなどで連携する。

 製造業においては近年、生産性の向上と利益率の向上、コスト削減での成果を目標に掲げて、データやデジタル技術を活用して組織からプロセス、企業文化・風土まで変革する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」に多くの企業が取り組んでいる。具体的な課題としては開発期間の短縮や需要変動への対応、人手不足を起因にした自動化要望への取組みなどが挙げられ、アプリケーションの利用とデータ活用が最も重要なファクターとなっている。

 そこで、THKは顧客企業の事業展開や製造現場での課題に向き合い、テクノロジーを活用したWEBソリューションとして新しいOmni THKの全面的な提供を本年7月から開始している。

 Omni THKに関する今回のTHKとの連携で日本マイクロソフトは、①IoTやAIの基盤となるクラウドサービス「Microsoft Azure」の提供と技術支援に加え、ブロックチェーンや Mixed Reality (複合現実) といった周辺テクノロジーを活用したOmni THK の拡張も視野にいれた検証支援、②マイクロソフトのパートナープログラム「MPN for Industry」によるサービス拡販やビジネスマッチング、③海外市場も含めた、Omni THKの共同マーケティング活動、に取り組む。

 また、NSWは、Omni THKがより高い顧客体験価値を提供できるよう、IoT/AIをはじめとする最新のテクノロジーを活用し、継続的なアプリケーション開発とサポート、THK の新しいサービスモデルの創出と営業連携による拡販を支援する。

 Omni THKは、IoT/AIの活用を前提とし、インフラ面では高セキュリティで拡張性が高くグローバル展開に強みをもつマイクロソフトのパブリッククラウドプラットフォームMicrosoft Azureをベースに構築している。ソフト面ではIoT/AIの実績を多く有するシステムインテグレータであるNSWの技術サポートにより高品質なアプリケーション・プラットフォームの構築・運用を早期に実現。THKでは今回の連携によって、さらに安心で快適な利用環境でのサービス提供を行っていく。

Omni THKでは主に、製品入手までのあらゆる工程を迅速にサポートする「Fast Delivery」、見積依頼も発注もいつでも受付が可能な「Orders」、AIを利用して大量の図面データを簡単に検索できる「Your Catalog」、ユーザーの需要予測、生産計画をサポートする「Forecast」の四つのアプリケーションを提供している。

 これに加えTHKでは、直動転がり案内「LMガイド」の損傷や潤滑状態などを数値化する「THK SENSING SYSTEM」から得たデータを管理・分析し、予兆検知を実現する製造業向けIoTサービス「OMNIedge」(https://www.thk.com/omniedge/jp/)もMicrosoft Azureベースで構築されており、Omni THKとのデータ/サービス連携も視野に入れ、統合的なサービス拡充を続けていく。

 また、Omni THKのデータ活用を念頭に、NSWのインターフェース技術サポートによるリアルタイムでシームレスなユーザビリティを実現し、ユーザーや販売代理店の基幹システムやECサイトとのシステム連携モジュールの提供も検討しており、ユーザーの生産性向上、販売代理店の営業効率向上の双方に貢献していく。

 THKは中長期的な成長戦略として、①グローバル展開、②新規分野への展開、③ビジネススタイルの変革、の三つを掲げているが、今回の連携をOmni THKを含む③ビジネススタイルの変革の基軸と位置づけている。そして今後もIoT/AI技術を活用したOmni THKを強力に推進し、引き続きユーザーへの新しい顧客体験価値の創造・提供を目指してサービスの追加・アップグレードを続け、デジタル技術を活用した製造現場のインテリジェント化により、製造業のお客様の効率的かつタイムリーな市場への製品投入に寄与していく考えだ。

 

kat

THK、工作機械用の高速ボールねじの受注を開始

5年 4ヶ月 ago
THK、工作機械用の高速ボールねじの受注を開始kat 2019年09日11日(水) in

THKは本年3月から、工作機械用の高速ボールねじ「BSM形」の受注を開始している。同品は同社フルボールタイプのボールねじで最高のDN値17万を実現、高速性能に優れる。また、独自の溝設計と2条溝構造の採用により、負荷容量も向上している。同社では、同高速ボールねじによって、工作機械の剛性向上、高速化、コンパクト化に貢献していく。

 高速ボールねじBSM形の特長は以下のとおり。

・新循環方式の採用により、DN値がフルボールタイプで最高の17万を実現。最大送り速度121m/min(BSM4030-6の場合)を可能とし、高速化が求められる装置に適している


・独自の溝設計と2条溝構造の採用により、高負荷容量を実現

・ナット外径が小さいスリムナット形のBSM-Bタイプもラインナップ。従来製品ナット外径比:最大14%で、ナット全長を伸ばし負荷回路数を増加させているため、スリムながら高剛性を実現している

 

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kat