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ジェイテクト、鉄鋼設備用オイルエア潤滑システムを開発

4年 9ヶ月 ago
ジェイテクト、鉄鋼設備用オイルエア潤滑システムを開発kat 2020年06日29日(月) in in

 ジェイテクトは、鉄鋼設備の環境改善に寄与する目的で軸受の潤滑手段としてオイルミスト潤滑からオイルエア潤滑への置換えを進めてきたが、このほど10分配レベルのオイルエア多岐分配システムを開発した。これにより、日本センヂミア製Z-highミルサイドサポート軸受に適応するオイルエア潤滑システムへの適用を可能とした。

 本年12月から販売を開始、国内の鉄鋼メーカーや設備メーカーに提案を進め、4000万円/年の売上を目指す。  

 同社では鉄鋼業界において、今回開発した多岐分配システムを含めた軸受、オイルシールなどの総合システムサプライヤーとして、顧客の安定操業に貢献していく考えだ。

オイルエアディストリビューターユニット(新規開発品)

 

 欧州を中心とした近年の鉄鋼設備の環境改善に対する需要の高まりを受け、軸受の潤滑システムとして関心が高まっているオイルエア潤滑は、油滴状のオイルを高圧の空気による摩擦で軸受内部に搬送する。このため、余剰オイルの空気中への排出が少なく、また他の方法と比べるとオイル消費量を最小限に抑えることができるため、作業環境の改善と、オイル使用量の削減による環境負荷の低減が実現できる。

オイルエア潤滑の原理

 

 ジェイテクトでは、1990年からオイルエア潤滑技術の開発に着手しており、様々な技術課題に取り組んできたが、今回、特に需要のある日本センヂミア製Z-highミルサイドサポート軸受のオイルエア潤滑化に取り組み、小径軸の中で多岐に分配できるシステムを開発したもの。

挿入イメージ

 

 開発品の特徴は、以下のとおり。

1.軸受内の正圧化による高い密封性確保や、高粘度油、極圧油の適用による高い潤滑性能により、過酷な環境下での摩耗・損傷を大幅に改善
                                                            
2.最少油量での潤滑による運転コスト改善や、オイル回収が可能(設備周辺環境を改善)など、設備保全を改善

3.小径配管による容易な配管摂設計や、少数給油から多点給油までの幅広いシステム設計など、容易な適用性

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新東工業、各設備の稼働状況が分かるIoTサービス

4年 9ヶ月 ago
新東工業、各設備の稼働状況が分かるIoTサービス

 新東工業( https://www.sinto.co.jp/ )は、中小の素形材産業向けに各設備の稼働状況が分かるIoTサービス「WIZNEX(ワイズネックス)」の提供を開始する。

 サービスは、装置のPLC情報を扱う「設備稼働モニタ」と無線センサ「遠隔モニタリング」の情報を融合し「設備が健全に稼働しているか」のリモート監視を実現する。稼働状態の把握に加え、保全作業の工数を削減し、計画保全や予防保全も可視化する「設備稼働モニタ」、「遠隔モニタリング」は、それぞれ単体でのサービス導入も可能だという。

 最短5分でIoT機器の設置ができるため、設置後はすぐに使用が可能になる。生産ラインをつなぐ専用の配線工事もないため、工場全体への導入についても容易に行える。また、設備のハードやソフトの改造を必要としないため、設備の試運転をせずに生産再開が可能となる。

 仮に、緊急事態で事務所や現場が最小限の出勤者になった場合でも、製造現場のリモートオフィス化を実現するクラウド型IoTサービスにより、平常通りの生産を継続できる。

 

admin 2020年6月29日 (月曜日)
admin