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イグス、メタバース・拡張現実・AI駆使のデジタルサービス・製品など190の新提案を発表
イグスは、2023年の新提案として、190の製品およびデジタルサービスを発表した。デジタルサービスでは、メタバースや拡張現実、AIなどの技術を利用した革新的なサービスを開発。コストを抑える最適なモーション・プラスチック製品を容易に選定でき、カーボンニュートラル実現とプラスチック廃棄物削減に寄与するツールやサービスを提供する。
同社では、楽しみながらエンジニアリング力を発揮する「Enjoyneering」をコンセプトにした多様な技術を開発。新サービスには、デジタル空間でプロジェクトを進められる「イグバース(iguverse)」や、スマートフォンでスペアパーツを特定し注文できるAI技術、既存のアプリケーションに適用できる無潤滑部品を即座に特定するモバイルアプリなどがある。
イグバースは新しい機械、システム、アセンブリの3Dモデルを1:1のスケールで構築するデジタル空間で、各分野の技術者や顧客が集まって意見を交わすことができる。これにより、迅速・低コストで信頼性の高い製品を開発でき、問題の早期解決とCO2排出量削減を実現する。トレーニングにも活用できるイグバースのデジタルツインは、機械設計におけるバーチャルリアリティの大きな可能性を提示。イグバースを使用することで開発費を抑制でき、予算が限られている企業においても簡単に開発を進めることができる。
同社はまた、インダストリー4.0に対応するサービスとして、ベアリング・リニアガイドやケーブル保護管、可動ケーブルなどにセンサーを搭載しIoTネットワークに統合する「スマートプラスチック」のラインアップを拡充。スマートプラスチックは、状態監視や寿命予測計算など、インダストリー4.0のトレンド技術を中小企業でも容易に導入することを可能にしている。
さらに、同社の製品とスマートプラスチック技術を一つにまとめた新しいデジタルサービス「superwise」をリリース。ユーザーのアプリケーションやプロジェクトのデータを体系的に評価し、イグス担当者と連携しながら必要な情報を提供していく。
新たに開発したプラットフォーム「kopla」では、ユーザーが独自のオンライン設計・計算ツールを作成することが可能となっている。このプラットフォームは、国際的に事業を展開し、自社製品をオンラインで提示したいという企業を主に対象としている。モジュール方式を採用したクラウドソリューションにより、市場投入までの時間を大幅に短縮できる。
イグバースのイメージ