ラスベガスとハワイを舞台に、結婚を間近に控えたカップルと、2人に横槍を入れるギャンブラーの恋愛騒動を描くコメディ。プレスリーのカバー曲が全編に流れている。
ニューヨークの私立探偵ジャック・シンガー(ニコラス・ケイジ)と恋人ベッツィ(サラ・ジェシカ・パーカー)は、結婚式を挙げるべくプレスリーのそっくりさん大会が開かれるラスベガスに到着。しかし、カジノではしゃぐジャックは、ベッツィに一目惚れの大富豪のギャンブラー、トミー・コーマン(ジェームズ・カーン)にポーカーでカモにされ、6万ドルの借金を作ってしまう。借金を帳消しにする交換条件にベッツィとコーマンが週末を過ごすことを約束させられたジャックだが、ベッツィを略奪しようともくろむコーマンの行き先はなんとハワイの別荘。ジャックは連れ戻そうと後を追いハワイへと飛ぶが、コーマンの仲間の妨害工作を受け、ジャックとベッツィはすれ違ってしまう。
妨害にあって飛行機にも乗れないジャックは、エルヴィスのそっくりさん集団の乗るセスナに乗りこむことになるが、エルヴィスの格好でスカイダイビングするという条件付き。パラシュートの開傘は、リップコードを引くことでハーネスで体に固定されたコンテナからスプリングが内蔵されたパイロットシュートが飛び出て、これによってメインパラシュートがたたみ込まれたメインディプロメント・バッグが引き上げられ、サスペンションラインが完全に伸び切ると、バッグからメインパラシュートが引き出されるという仕組み。しかし説明するエルヴィス仲間はジョーク好きで、ジャックはどのコードを引いたらいいか混乱したままダイブすることに…。
はたして、ベッツィを取り戻すエマージェンシー・パラシュートは開くのか?二人の男を魅了しドタバタ劇を演じさせるヒロイン役、『セックス・アンド・ザ・シティ』のサラ・ジェシカ・パーカーのセクシーぶりも見逃せない。