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日新電機、インド国内3拠点目となるPVDコーティングサービス工場設立
日新電機( https://nissin.jp/ )は、インド北西部のグジャラート州アフマダーバード近郊のマスコット工業団地内にインド国内3拠点目となるコーティングサービス工場を設立、2021年2月からPVD法による窒化物コーティングやDLCコーティングの受託加工を開始した。既に稼働しているデリー近郊のノイダ工場、ムンバイ近郊のプネ工場と合わせて3工場体制とし、広大なインドにおいてサービス体制を強化する。
グジャラート工場外観(左)、iDS-500(右)グジャラート州は、自動車でインド国内最大シェア、二輪車で第2位のシェアを占める日系自動車メーカーの現地法人やインドの大手国内自動車メーカー、米国の自動車メーカーが生産工場を構えるインド有数の工業地域であり、各社とも生産能力の増強を進めている。これに伴う切削工具や各種金型、自動車部品などへのコーティング需要に迅速に対応するため、同地でのPVDコーティングサービス工場の設立を決定した。
マスコット工業団地は、自動車関連企業が集積する地域のほぼ中央にあり、日系企業専用のマンダル工業団地へも車で約30分の立地にあるという。コーティング設備は、日新電機のグループ会社の日本アイ・ティ・エフ( https://nippon-itf.co.jp/ )の最新機種である「iDS®シリーズ」を導入し、最先端のコーティング技術を適用することで、より高度な切削加工・成形加工を望む顧客ニーズに対応する。また、研磨設備などの基材加工設備も併せて導入することで、コーティング膜の性能を最大限発揮できる生産体制を整えた。
インドでは、中間層の増加により自動車の需要は今後も増加が見込まれる。また、切削工具・金型の長寿命化・加工速度向上によるコスト削減効果や、加工油の使用量削減による環境負荷低減効果への期待からコーティング技術が注目されている。
admin 2021年4月8日 (木曜日)