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カーボンニュートラル実現に向けた歯車システムとトライボロジー

 

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三洋貿易など、摩擦摩耗試験機のワークショップを開催

5年 3ヶ月 ago
三洋貿易など、摩擦摩耗試験機のワークショップを開催

 東京理科大学 佐々木研究室(佐々木信也教授、 https://www.rs.tus.ac.jp/tribology/ )と三洋貿易( https://www.sanyo-si.com/special/tribology/1/ )は9月24日、東京都葛飾区の東京理科大学で「トライボロジーワークショップ」を開催した。

 このワークショップは、三洋貿易が2年前から販売を行っている米Rtec instruments社のモジュール交換型多機能摩擦摩耗試験機「MFT-5000」、ボイスコイル型高速振動摩擦試験機「Fretting Fatigue Tester(FFT)」の機能紹介や導入実績、デモテストなどを行うもの。佐々木研究室では2機種を導入している。

 当日は、Rtec instruments社CEOのVishal Khosla氏から2機種について紹介。MFT-5000は、ブロック・オン・リングやピン/ボール・オン・リング、高速往復摺動試験、四球試験を標準として様々な試験に対応可能な装置だと解説。フロアスタンド型を採用しており、高荷重(5000N)、高回転領域(8000rpm)まで対応するとした。また、インラインで白色干渉計も搭載可能で、試験中、試験後の表面状態を試験直後にそのまま測定できる。データ収集速度は100KHz以上が可能だという。研究開発からASTMなどの試験法にも対応している。さらに、特殊試験として超高温・低温・湿度環境への対応やブレーキシミュレーション試験などへの対応が可能とした。これらを強みとしてアメリカを中心に世界中で実績があるという。

Vishal氏

 Fretting Fatigue Testerは、最大500Hzの高速往復振動でもボイスコントロールをリアルタイムに監視して摩擦摩耗試験が行えると解説。仕様によりボイスコイルをミニ(0.05~10N)、シングル(10N~1000N)、ダブル(1000~2500N)から選択できるため最大摩擦力2500N、最大荷重5000Nで試験が可能。また、~180℃、~500℃、~1000℃と幅広い温度コントロールが可能であり、必要な温度範囲のヒーターを選択できる。また、最速200000Hzでデータ収集が可能なため試験データの波形がはっきりと確認できる。試験はレシピが作成可能なため保存後は誰でも同じ試験を繰り返すことができるとした。

(左から)通訳を務めた三洋貿易 國井卓人氏、狩野陽平氏とVishal氏

 続いて佐々木氏がトライボロジーセンターの役割や設備紹介を行った後、MFT-5000とFretting Fatigue Testerのデモ試験が行われた。

トライボロジーセンターの設備紹介のもようデモ試験のもよう

 

admin 2019年10月7日 (月曜日)
admin

ミツトヨ、表面粗さ測定と輪郭形状測定を1台で行える表面性状測定機

5年 3ヶ月 ago
ミツトヨ、表面粗さ測定と輪郭形状測定を1台で行える表面性状測定機

 ミツトヨ( https://www.mitutoyo.co.jp/ )は、表面粗さ測定と輪郭形状測定を1台で行えるハイブリッドタイプの表面性状測定機「FORMTRACER Avant」シリーズを開発した。

FTA-S4D3000

 同社では、これまで表面性状測定機のラインアップとして、表面粗さ測定機「SURFTEST」、輪郭形状測定機「CONTRACER」、そして両方の測定に対応するハイブリッド機「FORMTRACER」の各シリーズを展開してきた。「FORMTRACER Avant」シリーズは、これらの製品シリーズを統合・再編した、表面性状測定機の新シリーズとなる。

 同シリーズは、検出器を交換することにより、表面粗さ測定と輪郭形状測定のどちらの用途にも使用できるように設計されている。ラインアップは、表面粗さ測定と輪郭形状測定に1台で対応するハイブリッド機「FORMTRACER Avant D3000/4000」、表面粗さ測定機「FORMTRACER Avant S3000」、輪郭形状測定機「FORMTRACER Avant C3000/4000」。このうち、「S3000」と「C3000/4000」は、輪郭形状測定用検出器あるいは表面粗さ測定用検出器を追加導入することにより、「FORMTRACER Avant D3000/4000」同様にハイブリッド機として活用できる。

 検出器の着脱にはサムターンクランプレバーを採用しており、工具を用いることなく簡易で迅速に交換することができる。交換後は、輪郭/表面粗さ検出器の種別を自動認識するため、検出器切替スイッチの操作忘れによる誤動作や、誤動作に伴う検出器破損の心配はないという。

 測定機能では、高速移動(X軸:最大80mm/s、Z2軸:最大30mm/s)、測定速度の高速化(X軸:30mm/s)を実現。また、測定パートプログラムの作成を強力にサポートするパートプログラムキーを搭載した新型リモートボックスが、測定作業の効率化を支援する。

admin 2019年10月7日 (月曜日)
admin