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日本製鉄、酸化チタンを用いた抗ウイルス鋼板を開発
日本製鉄( https://www.nipponsteel.com )は、酸化チタンを用いた可視光応答型光触媒機能鋼板を「FeLuce®(フェルーチェ)」開発した。酸化チタンは、光エネルギーにより活性化され強い酸化作用を持つ物質として知られており、その作用により抗ウイルス効果が得られる。また、光触媒には抗菌、消臭、抗アレルゲン効果もあるという。
同社が今回、開発した光触媒機能鋼板は、表面処理鋼板に光触媒機能を付与するもので、表面処理鋼板が持つ意匠性、耐食性、耐指紋性等の諸性能に加えて新たな特性が得られる。成形加工後も光触媒層が残存しており加工品としてもその機能が維持できる。
光触媒機能の実装化においては、これまでに蓄積した知見、塗料設計技術、製造ノウハウが活かされています。
衛生意識の高まりの中で、不特定多数の人が手に触れる製品あるいは飛沫が飛散する環境での適用が考えられる。具体的にはオフィス、病院、学校、介護福祉施設の内装、公共トイレ、エレベーター内、間仕切りや宅配ボックス・書架などをイメージしている。
同社では、現在、各種の表面処理鋼板に対して光触媒機能付与について開発を進めており、今回、高意匠性鋼板(ヘアライン調電気めっき鋼板)「FeLuce®」に、光触媒機能を付与することで抗ウイルス機能を有する高意匠・光触媒機能鋼板を開発し、屋内の実環境に即した「低照度」での性能を評価した。JIS R 1756(可視光応答型光触媒材料の抗ウイルス性試験方法-バクテリオファージQβを用いる方法)により抗ウイルス性試験を行い、照度500lx(ルクス)で鋼板に付着したウイルスが99.99%不活化することを確認した。
FeLuceを用いた光触媒機能鋼板の抗ウイルス性能各種抗ウイルス薬剤の散布、塗布サービスが提供されているが、光触媒機能鋼板を適用した製品の拡がりによりこれらの施工、メンテナンス作業が軽減でき、コスト削減にも貢献できると考えている。
admin 2021年8月4日 (水曜日)ジェイテクト、低トルク・耐寒冷ロバストを向上したハブユニットを開発
ジェイテクトは、トルクの低減と極寒冷地でも高い密封性を実現するシールを採用したハブユニットを開発した。日本国内をはじめ極寒冷地を含むグローバル市場で自動車メーカーへの提案・適用を進め、2025年に25億円/年の売上を目指す。同社では、開発したハブユニットの適用拡大を通じて、低炭素社会の実現へ貢献していく。
近年、自動車をはじめとするものづくり産業を取り巻く環境は、カーボンニュートラルの達成に向けエネルギーのさらなる低損失化が求められている。そうした中で、自動車のホイールを支えるハブユニットの低トルク化技術は、燃費に直結する必要不可欠な技術となっている。
ハブユニットで発生するトルクの約半分を占めるシールの材料としてはニトリルゴムが使われるが、低摩擦とゴム物性(強度・耐熱性・耐摩耗性など)がトレードオフの関係にあり、これらの両立が課題となっていた。
また、ニトリルゴムは通常、耐油性、耐摩耗性、引き裂き強度に優れる一方で、耐寒性が他のゴムより劣る性質がある。
市場のグローバル化が進み、従来よりも過酷な環境でハブユニットが使われることが想定されることから、同社ではシール用ゴム材の使用可能温度範囲を拡大することを重要課題として、新しいゴム材の開発を進めていたが、今回、低トルクで耐寒性に優れるシール用ゴム材の開発に成功したもの。
本ゴム材をハブユニットのシールに適用することで、シールトルクを10%低減できる。また、-40°C以下の極寒環境下でもゴムが弾性を失わないため、シールの密封性を維持でき北米やロシアなどの極寒冷地でもハブユニット内部への泥水浸入を防止できる。
開発したゴム材を使ったシールはハブユニットに限らず活用可能なことから、同社では、その他の自動車部品を含む各種産業向けの軸受用シールへの適用を模索し、拡大に努めていく。
同社では、開発したゴム材によってSDGs の各種目標(7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに、9.産業と技術革新の基盤をつくろう、12.つくる責任つかう責任)に貢献できるとして、同ゴム材製のシールを採用した軸受の拡販を通じて、ものづくり産業での低炭素社会の実現へ貢献していきたい考えだ。
ハブユニットにおけるシール用ゴム(開発品)の搭載箇所
従来品とのシールトルク比較
従来品とのゴム材使用可能温度比較
開発品を通じて貢献可能なSDGsの目標