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NTN、ツアー・オブ・ジャパン2024に協賛、全8ステージで「回る学校」を開催
NTNは、5 月19日~26日に全国8ステージ(堺、京都、いなべ、美濃、信州飯田、富士山、相模原、東京)で開催される国内最大規模の国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン 2024」(TOJ)に協賛し、自転車のなめらかな走行に貢献するベアリングについて親子で楽しく学習でき、ロードバイクに使用されるベアリングの展示や組み立て体験もできる「NTN回る学校」を各レース会場で開催する。
テクニカル・サービスカーを使用して「NTN 回る学校」を開催
TOJ (https://www.toj.co.jp/)は、UCI(Union Cycliste Internationale、国際自転車競技連合)公認の国内最高峰の国際自転車ロードレースで、今年で26 回目の開催を迎える。今回は国内外より世界トップクラスの選手が所属する16 チームが参加し、5月19 日~5月26日まで8日間にわたり国内全8ステージでハイレベルなレースを展開する。
同社は、2017年~2019年に開催されたTOJに冠協賛しており、今回は一般協賛として本大会を盛り上げる。
同社は、ロードバイクに使用される高級ハブにベアリングが採用されるなどの実績を持ち、自転車のなめらかな走行に貢献している。そこで今回の「NTN 回る学校」では、普段は目に触れることがないベアリングの組み立てを体験できるほか、ロードバイクなどの自転車に使用される深溝玉軸受やニードル軸受の展示など、ベアリングの役割や仕組みについて楽しみながら理解を深めてもらうコンテンツを用意している。
「ベアリングの組み立て体験」外輪、内輪、保持器、ボールを組み合わせてベアリングの組み立てに挑戦できる。初めてベアリングを見る方も、ベアリングの構造や仕組みについて学べる
堀場製作所、ラマン実践講座を6/5に開催
堀場製作所は6月5日、京都市南区の堀場テクノサービス 京都本社 テクノプラザおよびオンラインにて「ラマン実践講座:Raman School」を開催する。今年は関西学院大学 名誉教授・フェローの尾崎幸洋氏に加え、大阪大学大学院 教授の藤田克昌氏を迎えて、基礎から分析に必要なテクニック、さらには最先端のアプリケーション事例をご紹介するプログラムを用意している。また、産業技術総合研究所の伊藤信靖氏はラマン分光技術にまつわる標準化について解説する。
日 程:2024年6月5日(水)10:00~17:45(オンラインは、14:50 まで)
費 用:無料
開催形式:「会場受講」または、「オンライン受講」
「会場受講」
株式会社堀場テクノサービス 京都本社 6F テクノプラザ
「オンライン受講」
Zoom Webinarを使用。ブラウザでの視聴の場合、ブラウザのバージョンは最新版を利用。
開催時間の約10分前より入室が可能。
定 員:会場受講:50名、オンライン受講:500 名
本講演は2部構成からなる。第一部はラマン分光法の基礎に関するものである。ラマン分光法の原理、実験法について初心者にもわかるように概説する。第二部では最近のラマン分光法の発展に関するもので、新しい装置、解析法の紹介とともにそれらの応用について説明する。特にナノラマン、表面増強ラマン、ラマンイメージング、低波数ラマン等に重点を置く。
招待講演「ラマン顕微鏡の原理と細胞イメージングへの応用」 講師:大阪大学 大学院工学研究科 物理学系専攻 教授 藤田 克昌 氏近年の光学素子、光学デバイスの進展は、微弱で使い難いというラマン散乱の常識を変え、材料科学から創薬、診断などへの応用が広がっている。本講演では、ラマン散乱を利用して試料中の物質を認識し、物質分布や試料分布や構造を画像化するラマン散乱顕微鏡の原理を紹介する。また、ラマン散乱顕微鏡を利用した細胞イメージングへの応用、特に細胞の無標識イメージング、細胞の薬剤応答、細胞種/細胞状態、および、小分子の可視化について紹介する。
招待講演「ラマン分光装置にまつわる標準化の動向」 講師:国立研究開発法人 産業技術総合研究所 計量標準総合センター 物質計測標準研究部門有機基準物質研究グループ/有機組成標準研究グループ(兼務) 伊藤 信靖 氏
今日では、用途に応じた様々な性能のラマン分光装置が使われており、装置や測定者によって評価結果が異なることも少なくない。このような状況を改善するため、ラマン分光装置を用いた評価方法等の標準化が進められている。本講演では、ラマン分光装置にまつわる国際的な標準化の動向について紹介する。
HORIBA講演「あなたの実験を加速させるラマン分光装置の最新機能」 株式会社堀場テクノサービス 分析技術本部 分析技術部 分光分析チーム 溝道 桂介 氏顕微ラマン分光装置の用途は急速に拡大し、様々な分野への応用が期待されている。それに伴って測定目的に特化した測定・解析が必要になっているが、多くの労力を要する場合も多い。このような複雑化するラマン分光分析に対するソリューションとして、画像認識・座標共有・自動測定・自動解析などの多くの機能が開発されている。本公演ではこのような最新のソフトウェア・ハードウェア機能について紹介する。
admin 2024年5月9日 (木曜日)ジェイテクト、水素エンジン向け高圧水素減圧弁の開発に着手
ジェイテクトは、カーボンニュートラル達成に向けて注目を集める水素社会への貢献を目指し、化石燃料の代わりに水素をエンジンで燃焼させて走行する水素エンジン車向けに、「高圧水素減圧弁」の開発を推進している。
ジェイテクトでは、「2035年オールジェイテクトによるカーボンニュートラル達成」を実現するための製品開発に注力しているが、すでに量産している燃料電池自動車向けの製品だけでなく、水素エンジン車向けに製品開発の領域を拡大、2030年以降の本格的な水素社会の到来に向けて事業を推進していく。
水素エンジン向け高圧水素減圧弁
ジェイテクトでは2002年より高圧水素事業に着手しており、これまで燃料電池自動車用の「高圧水素供給バルブ」と「高圧水素減圧弁」を発表してきた。
20年以上の技術開発と2世代にわたる市販車への世界トップレベルの量産実績(生産実績5.4万個以上、量産延べ走行距離7.9億㎞以上≒地球2万周分相当)を通じて培った高圧水素製品の小型軽量・高信頼性といった強みを生かし、今回、水素エンジン車向け高圧水素製品の開発に着手したもの。
燃料電池自動車では燃料電池内で水素と酸素を化学反応させて発電し、得られた電気でモーターを回転させて走行するのに対し、水素エンジン車は、ガソリンの代わりに水素をエンジンで燃やし、水素の爆発によって得られるエネルギーを利用して駆動力を得る。化石燃料と比較して、水素には燃焼すると空気中の酸素と反応して水になるという性質があり、走行時にはほとんどCO₂を排出せず、また資源の枯渇の心配がないという特長がある。
ジェイテクトが手掛ける高圧水素用供給バルブと減圧弁は、水素燃料電池自動車の高圧水素貯蔵システムにすでに搭載されており、高圧水素システムの肝である基盤技術と言える。今回開発した水素エンジン車向け高圧水素減圧弁は、バルブから供給された高圧水素をエンジンで必要な圧力に調整(減圧)する製品。燃料電池自動車向け第2世代高圧水素減圧弁のコア技術を生かし、エンジンが必要とする圧力の水素を供給することができる。
水素エンジン車の概略 高圧水素供給バルブ及び高圧水素減圧弁の搭載箇所
ジェイテクトでは、カーボンニュートラル達成の一つの大きな手段である水素社会実現に向けて、モビリティ領域のみならずさまざまな産業領域で水素エンジンの普及に貢献するため、高圧水素製品の開発を推進していく、としている。