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YKK、イタリアのめっき液開発・販売会社を子会社化

6ヶ月 2週 ago
YKK、イタリアのめっき液開発・販売会社を子会社化

 YKKホールディング・ヨーロッパ社(本社:オランダ)は、イタリアのめっき液開発・販売事業を行うBluclad S.p.A(以下、Bluclad社)の発行済み全株式を取得し子会社化する。これにより、YKKグループ ファスニング事業はBluclad社と一体となり、ラグジュアリー分野をはじめとする世界中の顧客に、より高品質で高品位なめっき加工を施したファスニング商品を提供し、より一層、グローバル市場における価値提案に取り組んでいく。なお、Bluclad社はYKKグループ傘下に入った後もBlucladの会社名で事業活動を継続し、商品・サービスに変更はなく今後も変わらずに高品質な商品とサービスの提供に努める。

 YKKグループ ファスニング事業を支える重要な技術領域の一つであるめっき液の開発技術をBluclad社より取り込むことで、従来から有するめっき加工技術を強化し、めっき加工を通じた顧客への価値提案を強化するとともに、ファスニング商品による環境負荷のさらなる低減を推進することが目的。

 YKKグループ ファスニング事業では、2025年4月からスタートした第7次中期事業計画において「ONE YKKによる持続可能社会実現への貢献 ~顧客・社員・社会の感動体験を創出する企業への進化~」を事業方針とし、「サステナビリティ対応」、「わくわくする商品提案」などの重点項目を掲げた。Bluclad社は欧州のラグジュアリー業界における高品位なめっき液の開発・製造を行っており、品質へのこだわりやサステナビリティを含む新たな取り組みに挑戦し続ける姿勢と合致する部分が多いことから、YKKグループ ファスニング事業の重点項目の強化策の一環として子会社化する。

admin 2025年10月8日 (水曜日)
admin

メカニカル・テック社、講演会・交流会「DLC・ダイヤモンドコーティングの技術と産業応用」を開催

6ヶ月 2週 ago
メカニカル・テック社、講演会・交流会「DLC・ダイヤモンドコーティングの技術と産業応用」を開催 in kat 2025年10日08日(水) in in

 メカニカル・テック社『メカニカル・サーフェス・テック』編集部は9月26日、東京都丸の内のTKPガーデンシティPREMIUM東京駅丸の内中央で講演会「DLC・ダイヤモンドコーティングの技術と産業応用」を開催した。

 本講演会では、耐摩耗性や潤滑性、付着抑制など基材表面にさまざまな機能を付与できるダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティングおよびダイヤモンドコーティングの技術と、それら薄膜の各種特長を活用した自動車、切削工具、地熱発電での適用についての3件の講演が行われたほか、講演の合間に薄膜・トライボロジーの試験・計測機器メーカーによる2件のショートプレゼンがなされた。

講演会のようす講演1「自動車におけるDLCコーティングの技術と適用」糸村大輔氏(デンソー)

 小型・軽量化、省エネ、燃費向上、リサイクル性、高性能化といった自動車における課題に対して、多様化する機能を低環境負荷・低コストでグローバルに提供するための被膜開発の取り組みについて説明。尿素インジェクターにおけるニードルの摩耗抑制のためのDLC成膜の事例では、尿素水作動試験ではく離が発生した課題に対して、はく離メカニズムを究明した上で、密着力向上に向けて中間層材料を比較・検討し、密着力の発現メカニズムを明らかにし、高密着力のWC中間層を適用した事例を紹介した。

講演する糸村氏講演2「ダイヤモンドコーティングの技術と切削工具における適用」村澤功基氏(オーエスジー)

 切削工具に使われる単結晶、多結晶、電着ダイヤモンドなどの特性について解説した後、同社の微結晶/粗結晶のダイヤコートをそれぞれ処理した切削工具について、切削性能の比較、加工面粗さの比較を実施。CFRPの加工には粗結晶のDGコートより靭性の高い微結晶のDIAコートの方が適し、加工面粗さではDIAコートがDGコートよりも良好との結果を示した。そのほか、粗結晶のHDGコート初採用品のセラミックス・ガラス加工用超硬ドリル「DIA-MXD」による炭化ケイ素やジルコニア、石英ガラスの加工事例を紹介した。

講演する村澤氏ショートプレゼン1「大塚電子の製品・技術紹介」森田 祥氏(大塚電子)

 工具や自動車部品上のDLC膜の膜厚を非接触・非破壊で1秒程度の時間で測定できる顕微分光膜厚計「OPTM」について紹介したほか、測定者や測定場所に縛られず高精度な膜厚計測が可能なハンディタイプの測定器「スマート膜厚計」、フィルム製品などの膜厚をライン上において面でとらえることができる「ラインスキャン膜厚計」、さらには、今まで見えなかったものが見える最新の光波動場三次元顕微鏡「MINUK」を紹介した。

ショートプレゼンを行う森田氏ショートプレゼン2「トライボロジー試験機の紹介」國井卓人氏(Rtec-Instruments)

 モジュールを交換することでさまざまな試験方法を実行できる多機能型トライボメーター「MFT-5000」を用いて、ISO 20502(引っかき試験によるセラミックコーティングの密着性測定)に準拠したスクラッチ試験を実施し、金属板へのDLC膜の密着性を評価した事例を紹介した。最初のき裂が出現した臨界荷重Lc1点、最初の層間はく離が発生した臨界荷重Lc2点、完全な層間はく離が発生した臨界荷重Lc3点について、インライン統合3Dプロファイラーによるスクラッチ痕の状態を併せて示し、装置の有用性をアピールした。

ショートプレゼンを行う國井氏講演3「地熱発電システムにおけるDLCコーティングの技術と適用」中島悠也氏(富士電機)

 再生可能エネルギーの中でも電力系統の安定化に大きく寄与する地熱発電の優位性と、シリカスケールの付着による出力低下の課題について解説。シリカ付着を抑制して高出力を維持し収益性を向上させる目的で、化学的に析出付着するシリカに対してDLCによる低付着化を行った。シリカの析出付着モードに対して低付着なDLC化学構造を明確化したほか、DLC表面へのシリカ低付着化モデルを解明した。DLCによるスケール抑制効果を実証した取り組みを紹介、さらなる長尺化に向けた管内成膜プロセスを開発中とした。

講演する中島氏

 

 講演会終了後は、講師と参加者による交流会が催され、表面改質分野の横断的な情報交換と人的交流が、和やかながら活発に執り行われた。

kat

メカニカル・サーフェス・テック主催の講演会・交流会「DLC・ダイヤモンドコーティングの技術と産業応用」が開催

6ヶ月 2週 ago
メカニカル・サーフェス・テック主催の講演会・交流会「DLC・ダイヤモンドコーティングの技術と産業応用」が開催

 メカニカル・テック社『メカニカル・サーフェス・テック』編集部は9月26日、東京都丸の内のTKPガーデンシティPREMIUM東京駅丸の内中央で講演会「DLC・ダイヤモンドコーティングの技術と産業応用」を開催した。

 本講演会では、耐摩耗性や潤滑性、付着抑制など基材表面にさまざまな機能を付与できるダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティングおよびダイヤモンドコーティングの技術と、それら薄膜の各種特長を活用した自動車、切削工具、地熱発電での適用についての3件の講演が行われたほか、講演の合間に薄膜・トライボロジーの試験・計測機器メーカーによる2件のショートプレゼンがなされた。

講演会のようす講演1「自動車におけるDLCコーティングの技術と適用」糸村大輔氏(デンソー)

 小型・軽量化、省エネ、燃費向上、リサイクル性、高性能化といった自動車における課題に対して、多様化する機能を低環境負荷・低コストでグローバルに提供するための被膜開発の取り組みについて説明。尿素インジェクターにおけるニードルの摩耗抑制のためのDLC成膜の事例では、尿素水作動試験ではく離が発生した課題に対して、はく離メカニズムを究明した上で、密着力向上に向けて中間層材料を比較・検討し、密着力の発現メカニズムを明らかにし、高密着力のWC中間層を適用した事例を紹介した。

講演する糸村氏講演2「ダイヤモンドコーティングの技術と切削工具における適用」村澤功基氏(オーエスジー)

 切削工具に使われる単結晶、多結晶、電着ダイヤモンドなどの特性について解説した後、同社の微結晶/粗結晶のダイヤコートをそれぞれ処理した切削工具について、切削性能の比較、加工面粗さの比較を実施。CFRPの加工には粗結晶のDGコートより靭性の高い微結晶のDIAコートの方が適し、加工面粗さではDIAコートがDGコートよりも良好との結果を示した。そのほか、粗結晶のHDGコート初採用品のセラミックス・ガラス加工用超硬ドリル「DIA-MXD」による炭化ケイ素やジルコニア、石英ガラスの加工事例を紹介した。

講演する村澤氏ショートプレゼン1「大塚電子の製品・技術紹介」森田 祥氏(大塚電子)

 工具や自動車部品上のDLC膜の膜厚を非接触・非破壊で1秒程度の時間で測定できる顕微分光膜厚計「OPTM」について紹介したほか、測定者や測定場所に縛られず高精度な膜厚計測が可能なハンディタイプの測定器「スマート膜厚計」、フィルム製品などの膜厚をライン上において面でとらえることができる「ラインスキャン膜厚計」、さらには、今まで見えなかったものが見える最新の光波動場三次元顕微鏡「MINUK」を紹介した。

ショートプレゼンを行う森田氏ショートプレゼン2「トライボロジー試験機の紹介」國井卓人氏(Rtec-Instruments)

 モジュールを交換することでさまざまな試験方法を実行できる多機能型トライボメーター「MFT-5000」を用いて、ISO 20502(引っかき試験によるセラミックコーティングの密着性測定)に準拠したスクラッチ試験を実施し、金属板へのDLC膜の密着性を評価した事例を紹介した。最初のき裂が出現した臨界荷重Lc1点、最初の層間はく離が発生した臨界荷重Lc2点、完全な層間はく離が発生した臨界荷重Lc3点について、インライン統合3Dプロファイラーによるスクラッチ痕の状態を併せて示し、装置の有用性をアピールした。

ショートプレゼンを行う國井氏講演3「地熱発電システムにおけるDLCコーティングの技術と適用」中島悠也氏(富士電機)

 再生可能エネルギーの中でも電力系統の安定化に大きく寄与する地熱発電の優位性と、シリカスケールの付着による出力低下の課題について解説。シリカ付着を抑制して高出力を維持し収益性を向上させる目的で、化学的に析出付着するシリカに対してDLCによる低付着化を行った。シリカの析出付着モードに対して低付着なDLC化学構造を明確化したほか、DLC表面へのシリカ低付着化モデルを解明した。DLCによるスケール抑制効果を実証した取り組みを紹介、さらなる長尺化に向けた管内成膜プロセスを開発中とした。

講演する中島氏

 

 講演会終了後は、講師と参加者による交流会が催され、表面改質分野の横断的な情報交換と人的交流が、和やかながら活発に執り行われた。

kat 2025年10月8日 (水曜日)
kat