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ジェイテクト、低トルク円すいころ軸受LFT-Vの量産開始、いすゞ自動車の新型「MU-X」に採用

11ヶ月 2週 ago
ジェイテクト、低トルク円すいころ軸受LFT-Vの量産開始、いすゞ自動車の新型「MU-X」に採用kat 2024年10日02日(水) in in

 ジェイテクトは、2020年5月に開発を発表した、低トルク円すいころ軸受「LFT-V」の量産を開始した。本製品は、いすゞ自動車の新型「MU-X(ミュー・エックス)」に採用され、リアデファレンシャルに搭載される。

LFT-V

 

 本製品は、大型乗用車の燃費向上を実現し、CO2排出量の削減によるカーボンニュートラル達成への一助となるソリューションとしてユーザーに提案し、採用されたもの。

 ジェイテクトは、自動車のトランスミッションやデファレンシャルのピニオン支持などに使用される低トルク円すいころ軸受LFT(Low Friction Torque)®を1983年に開発。その後も内外輪軌道に特殊クラウニング形状を施したり、軸受内部に流入する潤滑油量を抑制したりするなど改良を重ね、低トルクニーズへのソリューションを提供してきた。

 そして2020年に開発したシリーズ最新のLFT-Vは、樹脂保持器形状の最適化で潤滑油の流入量を最適制御し、損失トルクをLFT-Ⅳ比で最大15%減を達成。加えて低昇温性の向上(最大10℃低減)、さらにはシリーズ最軽量も実現し、モビリティ産業に一層のソリューションを提供する軸受となっている。

 いすゞ自動車のMU-Xは、1t積みピックアップトラックD-MAXの派生車で、PPV(Pick-up Passenger Vehicle)セグメントに属する7人乗りの乗用ユースモデル。フレーム付きボディならではの悪路走破性と耐久性、牽引性能が高く評価され、タイやオーストラリア、南アフリカ、中東、中米など、世界60以上の国や地域で販売されている。

 今回の新型モデルは「Bold and Dynamic」をコンセプトにエクステリアデザインを変更、高級感とスポーティーさを強調した最上級グレード「RS(アールエス)」が新たに設定された。

 LFT-Vは、当該新型モデルのリアデファレンシャル用軸受として採用、その低トルク性能で、新型MU-Xの低燃費化とCO2排出量削減に貢献していく。

MU-X

 

デファレンシャル内のLFT-V搭載位置(イメージ)

 

kat

NTN、競技用車いす向け軸受を提供

11ヶ月 2週 ago
NTN、競技用車いす向け軸受を提供kat 2024年10日02日(水) in

 NTNは、車いす陸上競技の伊藤智也選手(バイエル薬品株式会社所属)と上与那原寛和選手(SMBC日興証券株式会社所属)に、これまで培ってきた自転車用軸受の技術やノウハウを活用し、競技用車いす向けに特別仕様に開発した軸受を提供する。

競技用車いす向けに特別仕様に開発した軸受

 

 同社は、自動車や各種産業機械のほか、電動アシスト自転車の駆動ユニット、ホイール、ボトムブラケット用に軸受を開発・提供し、環境に優しく、安全で快適な移動手段である自転車市場の発展を通じて環境負荷の低減にも貢献してきた。今回提供する軸受は、自転車の安全でなめらかな走行に貢献する当社の軸受技術やノウハウを活用し、両選手のために特別に開発したもの。

 同社は、2021年にも両選手に競技用車いすに使用されるホイール用軸受を提供しており、選手の走行姿勢やフィーリング、レース戦略などに基づき転動体や潤滑方法を選定し、何度も調整を経て、最適な仕様に改良することで、なめらかで安定した走行に貢献してきた。

 今回提供する軸受は、前回と同様、転動体をセラミックボールとし、潤滑方法をグリースから油に変更することで高いレベルで回転性能および低トルク性を実現した深溝玉軸受。軸受のホイールへの組み込みは、同社陸上競技部に所属し、長距離ランナーとしても活躍する若手エンジニアが担当し、同じアスリートとしてレースに臨む姿勢や1/100秒にかける思いなどを両選手と共有しながらチューニング作業を行った。

 NTNでは、軸受の提供を通じて長年数々の国際大会で輝かしい戦績を残しつつ、さらなる高みを目指す両選手のパフォーマンスを支え、誰もが生き生きとスポーツを楽しめる社会づくりに貢献していく。

伊藤智也選手(写真左)と上与那原寛和選手(写真右)

 

kat

エボニック ジャパン筑波工場、連続無災害記録35年を達成

11ヶ月 2週 ago
エボニック ジャパン筑波工場、連続無災害記録35年を達成kat 2024年10日02日(水) in

 エボニック ジャパンの筑波工場(茨城県稲敷郡)が、9月28日付で連続無災害記録35年を達成した。

 エボニック ジャパン筑波工場では、貴金属材料触媒を製造し、ファインケミカル、医薬中間体など、多岐にわたるアプリケーションに対応している。

 また、併設されている触媒とヘルスケア部門のテクノロジーセンターでは、世界各地にあるエボニックグループと連携を取りながら研究開発を行っている。
筑波工場は1989年9月に操業を開始して以来、環境・安全衛生・品質(ESHQ)に配慮した生産活動を実施し、連続無災害記録を継続している。

 筑波工場長の杉田芳博氏は、「工場設立以来、35年間にわたり無災害を継続できたのは、これまで業務・運営に携わってきた関係者の、長年にわたるたゆみない努力の賜物であると確信している。筑波工場では、従業員全員参加型のTPM活動を通して、不安全な個所の点検、その改善に継続的に取り組むことで、安全意識の向上を図ってきた。さらに、毎朝始業前に危険予知訓練(KYT)を行うなど、より安全な職場環境を実現するための活動を日々行っている。これらの活動を更に推進し、まずは来年、さらに40年の記録へ向かって、この安全文化を連綿と紡いでいきたい」とコメントしている。

 また、内藤吾朗社長は、「化学会社として、安全はすべてにおいて優先される。今回の長年にわたる無災害は、従業員一同の高い安全意識と、日々の積み重ねによって成し遂げることができた。このマイルストーンを通過点とし、改めて気を引き締め、次の記録達成に向けて安全活動に取り組んでほしい」と述べている。

エボニック ジャパン 筑波工場・テクノロジーセンター

 

kat

サクラクレパス、細かい部分や曲面のプラズマ効果の確認が容易に行える大気圧プラズマ用評価ツールにマーカータイプを追加

11ヶ月 2週 ago
サクラクレパス、細かい部分や曲面のプラズマ効果の確認が容易に行える大気圧プラズマ用評価ツールにマーカータイプを追加

 サクラクレパス(https://plazmark.craypas.co.jp/)は、プラズマ中のラジカルやイオンで変色する色材を用いて、プラズマ処理効果を「色で見える化」できる評価ツール「プラズマインジケータTM PLAZMARK®」の大気圧プラズマ用にマーカータイプを追加する。本年10月末から出荷を開始する予定。

プラズマインジケータ PLAZMARK 大気圧プラズマ用にマーカータイプ

 

 プラズマインジケータ™ PLAZMARK® はプラズマの処理効果を可視化する評価ツールとして、 2014 年の発売以来、ユーザーの用途に応じて商品ラインナップを拡充してきた。大気圧プラズマ用は、車載部品/プリント配線板製造/FPD製造/フィルム加工など、大気圧(常圧)プラズマ処理のチェック用として多くのユーザーに利用されている。

 同社では今回、これまでのロングラベルタイプ/シートタイプに加え、初の筆記具形状となるマーカータイプを発売する。

 フィルム業界におけるRoll to Roll処理や、曲面および複雑な立体形状の部品に対して 、 従来の印刷物タイプのプラズマインジケータ™では 、 フレキシブル性やサイズの制約から使用が難しく、プラズマ処理効果の確認において課題があった 。

 また、既存の評価手法である接触角測定や濡れ試薬を用いると、液体が流れてしまい、プラズマ処理効果の確認が困難な状況だった。同社では今回、こうした課題の改善を目的に、「マーカータイプ」のインジケータを開発したもの。特長は以下のとおり。

・小型のワークや複雑な形状のワークに対するプラズマ処理を容易に可視化できる

・Roll to Rollなどの柔軟な素材に対するプラズマ処理の確認にも利用可能

・マーカータイプのため手軽に使用でき、運用コストも抑えられる


 

仕様:対応ガスは、同社で確認できたものを記載。混合で使用する場合も含め、
この記載が全てではない変色見本(従来品ロングラベルとの比較):インキの隠蔽力が優れているため、透明な素材から濃色の素材に至るまで、多様な素材素材に至るまで、
多様な素材に利用可能

 

kat 2024年10月2日 (水曜日)
kat

新東工業、“運びながら量る”で食品工場の省人化・省スペース化に貢献する技術

11ヶ月 2週 ago
新東工業、“運びながら量る”で食品工場の省人化・省スペース化に貢献する技術admin 2024年10日02日(水) in in

 新東工業( https://www.sinto.co.jp/ )は、食品工場の省人化・省スペース化を推進する独自技術「ダイナミック重量測定 by ZYXer🄬」の販売を開始した。

ダイナミック重量測定 by ZYXer イメージ。ロボットに力覚センサを搭載することで三次元動作中の重量測定が可能

 同品は業界初の力覚センサによる重量測定専用のシステムで、ロボットに業界最高水準の高精度「6軸力覚センサZYXer🄬」と独自に開発したプログラムを搭載することで、ロボットの三次元動作中でも高精度な重量測定が可能。これにより、これまで別々であった、ウェイトチェッカーによる計量工程と箱詰め・パレタイジング工程とを一つの工程に集約し、食品工場の出荷不良の低減、省人化、動線を短くすることによる省スペース化を実現する。

 また、6軸力覚センサZYXer🄬シリーズは、0.5gの分解能(1円硬貨(1g)の半分の重さが測定できる)をもつ高精度センサをはじめ多彩なラインナップを揃え、繊細な重量検知から重量物の測定まで多種多様なワークや用途への応用が可能。製品の箱詰めやパレタイジング時の欠品検知以外にも、選果や調味料の秤量などの用途での活用も見込んでいる。

 同社はロボットの計画選定から製造現場への導入まで一気通貫でのサポートもしており、アルミ包装対応の金属検出器「Tecnoeye®」との接続、前後の搬入出システムを含めたトータルソリューションでの提供も可能。また、産業用ロボット10台以上を取り揃えた同社テストセンターにおいて、顧客ごとに異なる被測定物に対する測定の精度や動作範囲の試験を実施し、ZYXerを搭載したシステムの導入を支援する。

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米・3Dセラムシントー、NASAマーシャル宇宙飛行センターとパートナー契約を締結

11ヶ月 2週 ago
米・3Dセラムシントー、NASAマーシャル宇宙飛行センターとパートナー契約を締結

 新東工業グループの米・3Dセラムシントー(ミシガン州グランドレッジ市)は、 7月15日にアメリカ航空宇宙局マーシャル宇宙飛行センター(以下、NASAMSFC)から、国際宇宙ステーション(以下、ISS)で実施する宇宙暴露実験(以下、MISSE)の支援企業(共同開発パートナー)として選定され、大型3Dプリンターを販売する契約を締結した。

 MISSEは宇宙空間で行われる実験の一つであり、対象となる材料をISSの外側に長期間剥き出しでさらし、材料が受ける劣化等の影響調査を目的として行われる。3Dセラムシントーは、 2025年6月に実施が予定されている宇宙空間での実験に向けて、まずは大小20個のセラミック製サンプル部品を8月末から造形して10月までに提供する。

 3Dセラムシントーが提供するサンプル部品はISS外部に設置されるパネルに6ヶ月間固定され、無重力、太陽からの放射線等 宇宙空間の影響を試験する。セラミック材料と3Dプリンターによる造形プロセスが宇宙空間で評価されれば、飛行にふさわしい高温構造やヒートシールドの造形をはじめ、多くの部品の造形を可能する。

NASAに提供することが決まったセラミック用大型3Dプリンター

 

admin 2024年10月2日 (水曜日)
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