オークマは、世界を先導する工作機械の基礎研究の強化などを目的に、名古屋大学 東山キャンパスに「オークマ工作機械工学館」をオープンした。3月30日に名古屋大学とオークマの代表者によるテープカット式が執り行われた。
名古屋大学とオークマは以前より、「オークマ工作機械工学寄附講座」を2015年4月に開設するなど、工作機械工学に関する教育・研究の振興のための連携を続けてきた。
今回完成した「オークマ工作機械工学館」は、ものづくりの中枢エリアである名古屋において、世界を先導する工作機械の基礎研究の強化、グローバルに活躍できる人材の育成・促進等を目的とした施設。オークマからの建設費の全額(総額7億円)寄付により、2018年度に着工した。
建物は地上 2 階、地下 1 階建てで、建物面積は約 1500 ㎡。工作機械に関する基礎研究の強化、寄附講座の充実、グローバルに活躍できる人材の育成を目的として、大型クレーンを整備した大・小実験施設、研究室、多目的ホール、講義室を備えている。
オークマでは、「オークマ工作機械工学館」がオープンイノベーションを加速し、名古屋の地が工作機械研究の中心地として永続的に発展していくよう、支援を続けていく考えだ。