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マツダ、2.5L直噴ガソリンターボエンジン開発し「CX-9」に搭載

「SKYACTIV-G 2.5T」エンジン「SKYACTIV-G 2.5T」エンジン マツダは、新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-G」シリーズの最上位エンジンとなる2.5L直噴ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」を開発した。2016年春から北米で販売を開始するSUV「マツダ CX-9」に搭載する。

 「SKYACTIV-G 2.5T」は、シリーズ初のターボエンジンとして開発された。アテンザなどに搭載されている自然吸気エンジン「SKYACTIV-G 2.5」をベースに改良を加えることで、卓越したカタログ燃費・実用燃費とともに、新型「CX-9」の使用シーンの9割以上を占める中低速領域でのリニアで力強い加速感、ターボラグのない良好な応答性を実現した。4LV8自然吸気ガソリンエンジン並みの最大トルク310ft-lbを発揮するという。

 従来型のターボエンジンには、ターボラグに代表される低速領域での動力性能の悪化」と「実用燃費の悪化」という二つの問題点があったという。しかし「SKYACTIV-G 2.5T」は、運転条件に応じて排気の脈動状態を変化させる機構を持った「ダイナミック・プレッシャー・ターボ」と、理論空燃比領域を拡大する「クールドEGR」の活用などによって、これらの問題を克服している。