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安川電機、新形400kg可搬ハンドリングロボット

安川電機「MOTOMAN-MH400II」 安川電機は、産業用ロボットに新形400kg可搬ハンドリングロボット「MOTOMAN-MH400II」をラインアップし、販売を開始した。

 自動車用大型部品および治具の搬送では、ワークが長く把持箇所も限られていることが多く、実際の質量以上の高い力がロボットアームにかかる。また、近年では住宅パネルや家具材料など広面積で質量のある材料の搬送においてもロボットによる自動化のニーズが高まっているという。

 同品は、このような大型ワークの搬送に重要となる手首軸の耐荷重を大幅に強化し、従来このクラスではカバーできなかった大型部品・材料のハンドリングを可能にする。

 従来の可搬質量350kgより可搬質量を50kg増加し、400kgとした。これにより、搬送するワークや装着するツール、センサの選択の幅が広がる。また、ハンドリング用途で重要となる手首軸の許容モーメントを従来機種に比べ150%以上、許容慣性モーメント(イナーシャ)を200%以上へ強化した。自動車のサイドパネルやその治具等、把持部分から重心までの距離が長いワークに対しても高い搬送能力を発揮する。

 さらに、3m級のロングリーチを備えた。サイズの大きなワークにおいても回転・上下方向など自由度の高い搬送が可能となる。