SKFは、建設機械の潤滑ラインの状態監視が行える「SKFホース・コネクション・コントロール (HCC)」 の導入を発表した。 潤滑剤ホースの裂傷を検出するために設計されたこのユニットは、ポンプから延びるメインラインあるいは潤滑ポイントへの供給ラインに不具合があると、それを直ちに機械のオペレータに通知する。
価格設定が低めで操作が簡単な同品は、軸受の損傷や計画外のダウンタイムの未然防止に寄与する。また、潤滑剤漏れによる事故や環境汚染などのリスクも大幅に低減することができるという。 電源は直流12Vまたは24Vとし、電圧に応じて10~20本のホースの状態監視を行う。既存の潤滑システムに簡単に後付けでき、いつでもシステムを拡張することができる。
使用環境は、ラインの長さ、周囲温度、圧力差、圧力損失などによる影響を受けない。 非導電性潤滑剤または油圧作動液を利用することによって、状態監視システムは最大動作圧力が300バール (4351psi) となっており、-40~+70°C (-40~158°F) の温度範囲で使用することができる。
分析ユニット、潤滑ラインと潤滑剤計量装置との間で電気的アイソレータとして機能するコネクタ、分析装置に接続するケーブルが含まれる。 潤滑剤ホースは、電気を伝導するものであることが必要。