メインコンテンツに移動

ケーヒン、天然ガス自動車専用の新型燃料供給システムを開発

 ケーヒンは、天然ガス自動車専用の新型燃料供給システム(NGVシステム)を開発した。

 天然ガスなどを燃料とするガス燃料自動車は、ガソリン車に比べて二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスや、窒素酸化物(NOx)、粒子状物質(PM)などの有害物質の排出が少なく、かつ燃料価格が比較的安価であるため、東南アジアを中心に増加傾向にある。

 今回開発したNGVシステムは、旧モデルと同等以上の性能を維持しつつも小型・軽量化により、ガス燃料自動車の低燃費化を可能にする。また、ケーヒン独自の制御システムにより、小型車から大型車、さらに過給器付きエンジン、液化石油ガス(LPG)車など幅広い車種・エンジンへの搭載を可能にするとともに、システム全体の低コスト化も実現した。

 同社では、今回のシステムをさらに進化させ、2020年にはNGVのグローバルシェア30%を目指すという。今回開発したシステムは、9月にタイで発売したホンダ「シティCNG」に、天然ガスとガソリンの2種類を燃料するバイフューエルシステムとして納入を開始した。

新型NGVシステム新型NGVシステム