マツダは、マレーシアで生産委託している現地資本の自動車製造会社イノコム社工場の敷地内に、マツダ車専用の車両組立工場を完成、マレーシアおよびタイ向けの「マツダ CX-5」の量産すると発表した。
マツダはイノコム社に委託し、2011年1月から「Mazda3」(日本名:「マツダ アクセラ」)の生産を開始した。また2013年3月からは、現地組立体制の強化策の一つとして建設したマツダ車専用の車体工場を稼働させ「CX-5」の生産を開始している。今回量産を開始した車両組立工場は、マレーシアにおける生産販売統括会社「マツダ・マレーシア」が、上記車体工場と合わせ、合計約1億リンギット(約30億円)を投資して建設したもの。両工場でのマツダ車の年間生産能力は約2万台であり、2014年中にはマレーシア向けの新型「Mazda3」の生産も開始される予定。マツダ車専用の車体工場と車両組立工場が稼働することによって、生産計画をより柔軟に管理することとともに、より厳格な品質管理が可能になるという。