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三菱重工業、鹿児島県薩摩川内市に市内運行のための電気バスを納入

 三菱重工業は、鹿児島県薩摩川内市に市内運行用の電気バスを納入する。同社製高性能リチウム二次電池「MLiX」を搭載し、連続走行可能距離を飛躍的に向上させたノンステップ(低床)の大型路線バスで、4月からの運行が予定されている。

 納入する電気バスは、薩摩川内市が策定した次世代エネルギービジョンと行動計画に基づき、次世代エネルギーを活用した取り組みの一環として導入される。川内駅と川内港ターミナル(高速船)を結ぶシャトルバスとして用いられ、地域の観光や交流の活性化、交通のグリーン化に大きな役割を果たすことが期待されている。また、同市では災害時などでの緊急用の電力供給源としての活用も予定している。今回の薩摩川内市向け電気バスは、北九州市が計画するゼロエミッション交通システム向けの電気バスに続く納入となる。

 電気バスに搭載するリチウムイオン二次電池MLiXは、軽量・コンパクトで、高い信頼性と長寿命を実現しており、同社が開発・販売するコンテナ型電力貯蔵システムやハイブリッドフォークリフトなどに搭載され、すでに多くの実績を積み上げている。

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