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NTN、インホイールモータ搭載超小型モビリティの実証事業を開始

 NTNは、独自開発の「インホイールモータシステム」を搭載した二人乗りEV(超小型モビリティ)を三重県伊勢市に貸与した。日本で初めてインホイールモータを搭載した超小型モビリティとして認定を受け、公道における実証事業を開始する。

 この取り組みは、伊勢市の低炭素社会に向けた行動計画「おかげさまAction! ~住むひとも、来たひとも~」に地元企業として参画するもの。伊勢神宮の式年遷宮を機に、伊勢市が行う電気自動車等の利用環境の整備に合わせ、インホイールモータシステムを用いた超小型モビリティを提供する。伊勢市の公用車として1年間利用するほか、合計5台の超小型モビリティを用意し、伊勢商工会議所や伊勢市観光協会等の協議会メンバー、観光モデルコースなどで利用する。

 貸与する車両は、前後に大人1名ずつの乗車(後席は子供2名乗車)が可能。また、後輪2輪内に組み込んだ独自開発のインホイールモータシステムで駆動するため、エンジンやトランスミッションなどの部品が不要になり、車両の小型化による取り回しのよさと広い室内空間を両立。狭い路地にある名所や旧跡へのアクセスに便利なつくりになっている。さらに、左右2輪の独立制御により、安定した駆動力が確保でき、走行安全性にも優れている。