JFEスチールは、インドネシアに自動車用溶融亜鉛鍍金ライン(Continuous Galvanizing Line:CGL)を、首都ジャカルタから南東約30kmの西ジャワ州ブカシ県MM2100工業団地内に建設することを決定した。本事業(ライン建設および稼動後の製造・販売)は現地法人であるPT.JFE STEEL GALVANIZING INDONESIAが行う。
インドネシアは、すでに多くの自動車会社が生産・輸出拠点を構える東南アジア第二の自動車生産国であることに加えて、今後も自動車会社の生産能力の増強、工場新設が相次いで計画されていることから、自動車用高級鋼板需要のさらなる拡大が見込まれる。
同社は本事業により、すでに稼動中の中国、タイに続きアジア地域の3拠点で自動車用溶融亜鉛鍍金ラインを展開することになる。また、インドでは、提携先のJSWスチールが建設している溶融亜鉛鍍金ライン等への製造技術の供与を進めている。