ジヤトコ( http://www.jatco.co.jp )は、モスクワ駐在事務所を開設した。同事務所では、2012年からロシアのアフトヴァズ社へ出荷を開始し、同社のラーダ グランタとラーダ カリーナに搭載される小型FF車用4速AT(JF414E) の品質保証対応業務を実施するとともに、ロシア市場に適したAT・CVTの調査をする。
ロシアの自動車市場は拡大を続けており、昨年は新車販売でドイツに次いで欧州第二の市場となっている。これに伴い、自動車メーカーの現地生産も増加しており、今後さらに市場は拡大していくと予測されている。
ジヤトコは1999年に設立(1943年に創業)。2011年度の生産台数年間493万台、売上高6025億円のトランスミッション専業メーカーで、2012年のグローバルなCVT市場に占める同社のシェアは49%。同社は2018年度までに売上高1兆円の達成を目指しており、現在のメキシコ、中国でのCVT生産拠点のほか2013年にはタイのCVT工場が、さらに2014年にはメキシコ第2工場も稼動開始予定。