メインコンテンツに移動
mstkouenkai

 

横浜ゴム、タイのトラック・バス用タイヤの生産能力を拡張

 横浜ゴムは、タイのタイヤ生産販売会社ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・タイ(YTMT)のトラック・バス(TB)用タイヤの生産能力を増強するため、本年7月から第2次拡張工事を開始する。TB第1工場に隣接した取得済みの土地に建屋面積2.6ヘクタールの第2工場の増築を行う。総投資額は80億円を計画している。これにより、現在の年間生産能力を35万本から70万本へ引き上げる。拡張分の生産開始は2015年4月、フル生産は同年12月を予定している。

 YTMTは2004年1月にラヨーン県に設立され、2005年4月からTB用スチールラジアルタイヤの生産を開始、市販用として主に北米や欧州に輸出している。横浜ゴムは世界各地でTB用タイヤの販売を伸ばす計画をしており、迅速に増販対応するべく拡張を決定した。

 YTMTは総合タイヤ工場であり、敷地内に乗用車、ライトトラック(PC/LT)用タイヤ工場も所在している。PC/LT用工場は2006年11月から年間生産能力140万本で生産を開始しており、これまで3次にわたる生産能力拡張を実施。現在の年間生産能力は400万本まで拡大している。