組み立てライン ホンダ( http://www.honda.co.jp )の中国における四輪車生産販売合弁会社である東風本田汽車有限公司(東風ホンダ)は、湖北省武漢市の第二工場での生産を開始した。
第二工場は第一工場の北東約4kmに位置し、“環境に優れた製品は環境に優れた工場から”という考えに基づき同社の先進生産・環境技術を導入した工場。塗装工場のショートプロセス化と廃熱再利用によるCO2排出削減や樹脂加工の水性プライマー採用によるVOC排出抑制は、いずれも中国でトップレベルとなる。
また、世界で初めて(同社調べ)搬送の高さを自在に設定できるドア収納型フルパレット搬送組立ラインの導入や、作業員の歩行数を最小限に抑えたバリアフリー工程の採用など、人に優しく高効率な工場でもある。第二工場稼働時の年間生産能力は10万台で、翌年に12万台へ拡大し、将来的には24万台まで引き上げる予定。
東風ホンダは2003年の会社設立以来、累計販売台数は2012年6月で125万台を超えた。