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カネカ、中国華南地区に発泡ポリオレフィンの新工場建設を決定

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 カネカ( http://www.ntn.co.jp/ )は、自動車部品およびスマートフォンなど電子部品向け包装資材で需要拡大が見込まれる華南地区に「鐘化(佛山)化工有限公司」を設立し、7月より発泡ポリオレフィンビーズの新工場建設を開始する。

 生産能力は年産3000tで稼働予定は2013年5月、投資総額は約10億円となる。中国では2003年設立の蘇州愛培朗緩衝塑料有限公司に次いで第二の拠点となり中国国内の生産規模は併せて年産9000t。今後は、需要増に応じて総生産量15000tを視野に入れ増設の検討も行っていく。

 中国国内の自動車生産台数は2011年で約1840万台と世界最大であり、今後も確実な成長が予想されている。特に華南地区は広汽豊田、広汽本田、東風日産などの日系大手自動車メーカーが生産・販売を拡大していることに加え、フォルクスワーゲン、プジョーシトロエン両グループ等欧州系大手自動車メーカーも完成車工場の建設を進めており、さらなる市場の拡大が見込まれている。また、タブレット端末機器等のIT関連分野でも世界の供給拠点として需要の拡大が見込まれている。成長著しい華南地区の佛山市に新工場を設立することで、競争力を強化し増大する需要を積極的に取り込み、発泡ポリオレフィン事業の拡大を目指す。