日立化成工業( http://www.hitachi-chem.co.jp )の粉末冶金製品を製造する中国子会社、日立粉末冶金(東莞)有限公司(以下、日立粉末冶金(東莞))は、中国の自動車市場の需要拡大に対応するため、既存工場の敷地内に新工場を増設し、生産能力の増強を決定した。2012年秋より生産を開始する予定。
日立化成グループでは日立粉末冶金(東莞)が粉末冶金製品を、その他にもすでに摩擦材料や鉛蓄電池事業を展開しており、さらに内・外装成形品の生産拠点も現在建設中。日立粉末冶金(東莞)は、自動車用や建設機械用の粉末冶金製品の技術に強みを持っており、中国市場の需要の伸びに対応するため、生産能力の増強を決定した。また、従来製品に加え中国国内で拡大している焼結軸受についても製造を開始することとし、2015年度には粉末冶金製品の売上高を2011年度比で2倍に増やす見込み。
日立化成グループでは、粉末冶金製品の生産拠点を日本、中国、米国、シンガポール、タイ、インドネシア、インド(2013年4月稼働開始予定)に持っている。