メインコンテンツに移動
mstkouenkai

 

神戸製鋼所、中国のサスペンション用アルミ鍛造部品の製造拠点で熱処理設備など増強

 神戸製鋼所( http://www.kobelco.co.jp )はこのほど、中国の自動車サスペンション用アルミ鍛造部品の製造拠点である「神鋼汽車□(金へんに呂)部件(蘇州)有限公司」(以下、神鋼汽車)において、需要の増加に対応するために、鍛造プレスおよび熱処理設備を各1台追加導入するとともに、上工程である溶解鋳造工程を新設することを決定した。総投資額は約45億円で、2013年3月から稼動開始の予定。

 神鋼汽車は、2010年9月に中国の江蘇省蘇州市に設立し、現在、2012年8月の量産開始に向け建設工事に取り組み中。

 今回の追加投資は、に中国における自動車の生産台数拡大に加えて車体軽量化ニーズが加速していることなどを背景に、ルミサスペンションの需要が伸張していることにある。この状況を踏まえ、6,300tメカニカルプレスおよび熱処理設備を各1台追加導入するとともに、溶解炉や鋳造ラインなど上工程の各設備も導入することで一貫生産体制を構築し、生産の効率化を図るもの。

 同社は今後、今回の追加投資設備も含めた安定供給体制の早期構築に注力するとともに、中国での拡販活動の展開に応じ、必要があればさらなる能力増強も検討し、拡大する需要に対応していく考え。