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三菱重、米国企業に対する歯車機械の営業を強化

三菱重工業「ZE40A」三菱重工業「ZE40A」 三菱重工業( http://www.mhi.co.jp )は、米国企業に対する歯車機械の営業活動を活発化する。自動車・建設機械関連メーカーを中心に同国製造業の設備投資機運が高まっていることから、海外での新工場建設などに伴う旺盛な需要を開拓する。その取り組みの一つとして、シンシナティ市(オハイオ州)で1日~3日に開かれる歯車製造技術展「GEAR EXPO 2011」に、歯車の高精度加工に用いられる多品種少量生産に強い汎用型歯車研削盤「ZE40A」と、特殊な歯車の加工も容易なギヤシェーパ「ST25」を出展。現地営業拠点を窓口に、歯車の精密加工ニーズにフルラインで応える高い技術力をアピールしていく。

 歯車機械をはじめ同社工作機械の米国における販売・サービス業務は、同社米国法人Mitsubishi Heavy Industries America, Inc.のMachine Tool Division(MHIA-MTD、イリノイ州アジソン市)が受け持つ。

 米国の製造業は現在、2008年以来の世界同時不況から回復してきており、自動車関連企業は、メキシコなどをはじめ、世界の新興地域への工場移転・新設を活発化しているという。それに伴い、歯車機械の需要は世界各地で高まっているが、設備計画に関する決定権は米国側が持つ場合が多いことから、MHIA-MTDを通じて、全世界に広がる歯車機械需要を積極的に掘り起こしていく。また、米国には多品種少量注文に応じる受注生産工場(ジョブショップ)も多いことから、これらのニーズにも対応できる製品構成で提供する。