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アマダ、加圧能力3500kN~6000kNの大型ベンディングマシンを商品化

 アマダ( http://www.amada.co.jp )は、厚板長尺加工を高い通り精度で加工できる加圧能力3500kN~6000kNの大型ベンディングマシンを商品化した。現在新興国を中心に全世界で需要が高まっているトラック、鉄道車両や建設機械、エネルギー・プラントなどの分野で中厚板加工市場の需要を取り込むのが狙い。

 今回新たに投入する新商品はサーボバルブと油圧駆動のハイブリッドドライブで、ネットワーク対応機能も標準装備した。これにより加工のための段取り時間と作業性が大きく改善され、高品位な製品加工が可能となった。この大型ベンディングマシンは国内およびグローバル市場で年間20台を目標に販売する。 販売価格は 3500kN~6000kNで 4620万円~9480 万円(オプションを除く標準仕様本体価格)。

 グローバル市場、特に新興国ではインフラ関連需要で中厚板板金加工が増えている。同時に製品の大型化やハイテン材などの難加工材の登場で、大型ベンディングマシンの需要が高まってきた。同社もこれまで加圧能力3500kN以上の大型機を400台以上市場に納入しているが、特注対応のため部品の共通化、計画購入が難しくコスト管理の面で課題があった。

 しかし、2009年大型機製造に独自のノウハウを持つ東洋工機(現アマダトーヨー)を買収したことで大型機のシリーズ化が実現した。 アマダが大型ベンディングマシンをシリーズに加えることは、中小型のベンディングマシン同様、大物加工分野でもブランクから曲げまで一貫した CAD/CAM 環境が整備され、プ
ログラム作成や管理も外段取りで可能になる。また、60°~150°まで設定可能な角度センサー(オプション)を装備することにより自動で角度出しができ、熟練工でなくても簡単に高品質曲げ加工が可能になる。