川崎重工業( http://www.khi.co.jp )は、物流工程で段ボ-ル箱や袋物等をパレットに積み込む作業において最大可搬質量80kgの垂直多関節型ロボット「RD80N」を開発、販売を開始する。
同品は、アームの軽量化や高出力・高回転小型モータの採用で、従来機種に対して最高速度や加減速度を向上させると同時に、可搬質量を30kg増大させた。これにより、処理能力が約25%向上し、同クラスでは最高クラスとなる1時間あたり900サイクルのパレット積みを実現した。さらに、ハンドの設計自由度が高まったことで、より重量のあるワークでも複数同時に積み込むことが可能となった。
同社は、今回発売する製品と、高速ピッキングロボット「YF03N」、中・小型汎用ロボット「Rシリーズ」とを組み合わせることにより、ベルトコンベア上を流れる食品の高速箱詰め作業から、ダンボール箱への梱包作業、パレット上へのパレタイズ作業まで、コンパクトで生産性の高い自動化システムを提供していく。