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第37回国際福祉機器展を開催

「第37回国際福祉機器展」のもよう 全国社会福祉協議会と保健福祉広報協会は9月29日~10月1日の3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで「第37回国際福祉機器展」を開催した。

 同展は、福祉機器の展示会としては日本最大の催し。日常生活用品や介護食品から福祉車両やバリアフリー住宅機器まで約20,000点の福祉機器を総合展示した。

 出展を行ったトヨタでは、専用リモコンにより車いすを電動でルーフ上に楽に格納できる、新開発の「ウェルキャリー」を初搭載した「プリウス フレンドマチック取付用専用車 タイプIV」など7台を展示。日産は、同社でライフケアビークルと呼ぶ福祉車両のラインアップの中からキャラバン、NV200バネット、キューブの3台のチェアキャブに加えて、電気自動車リーフ・ドライビングへルパーを参考出品した。ドライビングヘルパーは、走行中の排出ガスがゼロのリーフに、足の不自由な人がアクセル、ブレーキの操作を手で行うことができるようにした手動運転装置を装備したモデル。

 ホンダは、より多くの人に移動の喜びを提案したいという想いから「Fun for Everyone. Honda」をテーマとし、介護車両をはじめ、両上肢に障がいのある人が両足だけで運転操作が可能な足動運転補助装置「Honda・フランツシステム」、身体の状態に合わせて選択できる運転補助装置「Honda・テックマチックシステム」などを展示。さらに、加齢などにより脚力が低下した人の歩行をサポートする「歩行アシスト」装置のプロトタイプなども展示した。