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三菱重、日立が海外向け鉄道システムで協業

 三菱重工業( http://www.mhi.co.jp )と日立製作所( http://www.hitachi.co.jp )は、海外向けの都市内鉄道システム事業に関して、グローバル市場での競争力強化とそれによる事業拡大を目的に、協業を進めることで基本合意した。両社は今後、海外で競争力を発揮できる都市内鉄道システム案件について、マーケティングから建設・工事、メンテナンスに至るまでの取り組みを共同で推進していく。

 今回の合意は、拡大している海外の鉄道システムを踏まえ、、三菱重工と日立は海外の都市内鉄道システム案件において、適宜、マーケティングから開発、設計、製造、調達、エンジニアリング、建設・工事、メンテナンスに至るまでの幅広い分野において協業を進めていく。さらに、両社の持つ製品ラインアップを相互補完することで、地下鉄などを含めた在来型の通勤車両、全自動無人運転車両システム・軽量軌道交通などの新交通システム、モノレールなど、都市交通にかかわるさまざまな鉄道システムのニーズに応えていく。

 三菱重工と日立はそれぞれ、鉄道システムの全般および車両、信号、通信、電力、軌道といった各構成要素に関して先進の製品群や技術、ノウハウを有している。とりわけ、三菱重工が有する技術開発力、海外プロジェクトでの実績、プラントエンジニアリングのノウハウ、幅広いパートナーシップや、日立が有する鉄道システムのハードウェア、ソフトウェアの開発力、システムエンジニアリング力は市場で高い信頼を得ている。

 今回の提携をもとに、三菱重工と日立は今後、互いの実績、ノウハウを活用しながら、鉄道システム事業の積極的な海外展開を図っていく。