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島津製、本社三条工場内に医用機器の新工場

島津製作所に竣工した医用機器の新工場 島津製作所( http://www.shimadzu.co.jp )は、2009年から本社三条工場内に建設を進めてきた医用機器の新工場建屋が、竣工したと発表した。

 完成した新工場は、鉄骨鉄筋コンクリート4階建て、延床面積18,350m2。既設で隣接する分析計測機器工場、半導体関連機器の工場と同様に金属断熱サンドイッチパネルの採用、太陽光発電パネルの設置などで省エネ・地球環境に配慮している。

 新工場は、今まで三条工場内の各建屋に分散していた、血管撮影システムなど大型システムや、キーコンポーネントであるX線管球などの生産部門のほか、研修センターや部品センターをはじめとするサービス部門、品質保証部門などを集約することで、より高品質な製品・サービスを効率的に提供することを目指している。今後、旧建屋からの移設や新規設備を順次整えていき、稼働させる予定。

 同社の医用機器の国内生産体制は、本社の医用工場と、部品加工から製品の組立・出荷までの一貫生産を行う島根島津(島根県簸川郡斐川町)の2か所体制をとっている。本社医用工場と、主に汎用X線装置の生産を担当する島根島津で、それぞれの担う役割を明確にして整備することで、物流費の削減、コストダウンも進めている。