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三菱重、直径2mに対応した大形外歯車成形研削盤を開発

三菱重工業「ZGA2000」 三菱重工業( http://www.mhi.co.jp )は、直径2mまでの外歯車を仕上げ加工できる、国産初の大形外歯車成形研削盤「ZGA2000」を開発、27日から販売を開始した。

 同品は、最大20tのワーク重量に耐えられる回転テーブルをダイレクトドライブ(DD)モーター方式で駆動。砥石軸と、砥石の成形・目直しを行うドレッシング装置にも、ビルトインモーターによる直接駆動方式を採用し、高能率・高精度を追求できるようにした。加工できる最大モジュールは36。砥石上下ストロークは、ワークに合わせ700mm(標準)、1,400mm、1,800mmから選択可能とした。

 ソフトには新計測方式による高速・高精度歯車測定機能や、ワークの取付け誤差を測定し加工動作へ反映させる偏芯補正機能、自動歯合わせの情報から全歯の取代を予測し加工パスを最適化する機能などを搭載。非加工時間の短縮と操作性の向上を図った。

 近年、風力発電設備や製鉄機械、建設機械、舶用機械などに搭載する高精度な大型歯車に対する需要が増大。歯車機械で、直径1mを超える歯車に対応した、高速・高精度でコストパフォーマンスの優れたホブ盤、ギヤシェーパ、歯車研削盤が、世界的に求められている。こうしたニーズを受け当社は、先に投入した直径1,200mmまでの歯車に対応したホブ盤「GEA1200」に続き、今回ZGA2000を市場投入することとなった。

 歯車研削盤ZGAシリーズについては今後、最大ワーク直径1,200mm、1,600mmの機種を順次発表していくとともに、内歯車用の機種も投入していく計画。