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ナブテスコ、安全性・セキュリティ強化の高層ビル向け新ゲートシステムを共同開発

 ナブテスコ( http://www.nabtesco.com )は、新日軽、ナブコシステム、パナソニック電工、森ビルと各社のノウハウや技術を結集、高層ビル内におけるドラフト現象(※1)の抑制に加え、安全性とセキュリティの強化を実現した新ゲートシステム「超軽量多機能二重扉」を共同開発した。今後、実用化に向けた検証を行い、今秋にも省エネ対策やセキュリティ対策等を重視する高層ビルに向け納入していく予定。なお、2009 年3 月3 日(火)?6 日(金)に東京ビッグサイトで開催される「SECURITY SHOW 2009」のパナソニックグループブースで実機が展示される予定。

 新ゲートシステムの主な特長は以下のとおり。

(1)二重自動扉構造(インターロック制御(※2))によりドラフト現象を抑制

(2)可動部分(扉)の超軽量化により安全性を向上

(3)セキュリティシステム採用(認証システム、共連れ検知センサ)により不正侵入を防止

(4)インターロック制御の風除室効果により、ビル内の冷暖房効率が向上(省エネ効果の向上)

(※1)ドラフト現象:主に高層ビルにおいて、室内外の温度差、上下階の気圧差が大きくなることにより、エレベータシャフトや階段室、アトリウムなどの吹き抜けに上昇気流が発生し、エレベータドアやビル内のスライド式・スウィング式のドアが開きにくくなったり、逆に勢いよく閉まるといった現象が生じる。

(※2)インターロック制御:二重自動扉構造において、常に一方の扉のみが開き、同時に入扉・出扉が開くことがない機構。風除室効果を高め、ビル内温度や気圧の変化を抑制する。