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アイシン精機、北海道で車車間通信の実験を開始

 アイシン精機( http://www.aisin.co.jp )はこのほど、北海道中川郡豊頃町の豊頃試験場で、UHF帯の電波を利用した実験試験局(周波数700MHz帯)免許を総務省から取得、車車間通信システムに用いられる電波の電波伝搬特性の測定を開始する。


 車車間通信システムとは、複数の車両が無線通信機を搭載し、走行中の位置や方向などを互いに送信し合い、情報を交換する通信システム。相手が見えにくい状況でもお互いの運転者に自車の情報を知らせることで車同士の事故防止が可能となる。

 試験期間は本年から3年間、2012年3月までを予定している。詳細は以下のとおり。

(1)実験場所:アイシン精機・豊頃試験場(北海道中川郡豊頃町湧洞1378-2)

(2)中心周波数:700MHz帯

(3)定格出力:100mW

(4)実験内容:送信、受信車両、搭載位置や環境条件による電波伝搬特性を測定する。システム搭載車両:コンパクト、セダン、ミニバンなど。空中線設置位置:車両前後、車室内、ルーフ上など。環境条件(寒冷地):凍結路面、降雪など。環境条件(道路構造):トンネル、架橋、立体交差など。