東芝機械( http://www.toshiba-machine.co.jp )は、大型機を中心に好調な受注が続く工作機械事業の拡大と成長を図るため、御殿場工場敷地内に第2工場を完成させた。
同工場は、建築面積(延べ床面積)が約10,000?で、天井走行クレーン9基(最大60トン、揚程13m)、ウォールクレーン18基(揚程5m)のほか、塗装ブース(2基)、恒温室、自走台車(30t+15t)などを備え、環境・省エネルギーにも配慮した工場になっている。
また、工場の基礎柱部分はラップルコンクリート柱により直接溶岩層(岩盤)に支持し、床面は直径1,200mmのテノコラム柱と浅層工法による全面土壌改良を併用した地盤上に最大1mの厚さの土間基礎を構築しており、堅固な溶岩地盤を最大限利用して、同社が得意とする超大型機械の製造にも十分耐えられる床荷重強度を確保している。
御殿場第2工場は同社グループの工作機械事業を担う連結子会社、東芝機械マシナリーが沼津工場から移転して操業する。発電・石油ガス業界などのエネルギー関連業界、造船業界、鉄鋼業界や産業機械業界などを中心に納入される、ロール研削盤を含む大型特殊機・横中ぐり盤・門形機・立旋盤などの生産効率を高め、当社グループの売上増に今後大きく寄与していく生産工場となる。