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NTN、小型精密機器向け電動/手動自動切替ユニットを実現

 NTN(Tel.03-5487-2815、 http://www.ntn.co.jp )は、軽負荷用途であるカメラ等の小型精密機器のニーズに対応できる超小型(従来比1/3)・超軽量(従来比2/5)・低トルク(従来比1/25)を兼ね備えた『コンパクトフリー型トルクダイオード』の開発を行い、ユーザーへのサンプル対応を開始した。従来型トルクダイオードではスペース的に組み込めなかった機器の電動と手動の自動切換えなどの軽負荷用途に本新商品の市場拡大を図っていく。

 同社では、2002年に入力軸を駆動すると出力軸を回転することができるが、出力軸を駆動しても出力軸のみが空転して、入力軸へは駆動力を伝えないという機能を持つ逆入力防止ユニットとしてフリー型トルクダイオード(TDF)を発表。同ユニットは、モータの保護や回転機器の電動と手動の自動切換えを主な用途に市場展開をしてきたが、近年では機器の小型・軽量化が急速に進む中で、一層の軽量・コンパクト化のニーズが強まっていた。

 本開発品は、超小型?超軽量により小型精密機器への組み込み可能
(寸法が従来比1/3のφ10mm×10mm、質量が従来比2/5の28g)で、回転抵抗が小さく省電力に有効(従来比1/25の5mN・m以下)。取り付け形状はフレキシブルに対応可能(ハウジング形状任意)。