メインコンテンツに移動
mstkouenkai

 

Aggregator

エリコンバルザース、アメリカ・ミズーリ州に新カスタマーセンター

5年 3ヶ月 ago
エリコンバルザース、アメリカ・ミズーリ州に新カスタマーセンター

 リヒテンシュタイン・エリコンバルザースは、アメリカ・ミズーリ州セントルイスに新カスタマーセンターを開設、このほどドライコーティングの受託加工を開始した。最新のコーティング技術、前後処理システムを備えた同センターは、今後セントルイスとミズーリ州全体の顧客に対して切削工具、金型向けのコーティングサービスを提供していく。
セントルイスで稼働した新カスタマーセンター

 エリコンバルザースの高い品質基準を備えた新カスタマーセンターでは、ミズーリ州の自動車、航空宇宙産業を中心に様々な産業に対して、それぞれの産業に特化した加工プロセスでサービスを提供していく。また、前後処理を含む高品質の製品、サービスを行うために最新の機械や技術を導入した。

 幅広いコーティング膜種をラインナップしている同社では、精密部品、切削加工、成形加工、アルミダイカスト、プラスチック加工などのアプリケーションを視野に入れてビジネスを展開していく。同社の標準的な膜種であるBALINIT AやBALINIT B、近年の高性能機械加工により高品質な膜が求められる切削工具向けにBALINIT ALCRONA PROとBALINIT LATUMAを提供する。これらのコーティングは優れた耐摩耗性、高温硬さ、耐熱衝撃安定性を備え、高速ドライ切削、高速ウェット切削に対して高い成果を上げている。さらに、金属成形加工と精密部品に適した膜種としてBALINIT FUTURA NANOを用意している。

 同社のセールス オペレーション部長兼エリコンバルザース北アメリカ社長のスティーブ クロウレイ氏は「今日は素晴らしい日だ。私たちはアメリカ、セントルイスに新しいカスタマーセンターを設立し、サービスエリアを拡張する。そして何よりもこの新しい地でエリコンバルザースの名前とサービスを紹介できることを嬉しく思う。ミズーリ州エリアとこの素晴らしいセントルイスにおいて、私たちはこれまでも、お客様のためにサービスを提供してきた。今回、新しいカスタマーセンターを開設し、ここに常駐することで我々の関係性も次のレベルへと発展することになる」と述べた。

 エリコンバルザースは、精密部品や金属およびプラスチック加工向け工具・金型の性能と耐久性を向上する表面処理技術の世界的リーディングカンパニーの一つ。全世界で1100台以上のコーティングシステムがエリコンバルザースおよび顧客の施設で稼働している。エンジニアリングとコーティング装置の組み立ては、リヒテンシュタイン、スイスのランゲンタールおよびドイツのベルギッシュ・グラートバッハで行われている。エリコンバルザースが運営するコーティングセンターは、ヨーロッパ、アメリカ大陸、そしてアジアの35か国で100か所以上に及び、さらに拡大し続けている。日本においては、エリコンバルザースの日本法人である日本エリコンバルザース( https://www.oerlikon.com/balzers/jp/ )がPVDコーティング装置の販売およびアフターセールス、全国5工場で「BALINIT」および「BALIQ」ブランドによる切削工具、金型へのコーティングを中心とした受託加工を行っている。

admin 2019年6月18日 (火曜日)
admin

イグス、6軸ロボットの確実なデータ伝送を実現する3次元動作用イーサネットケーブルを開発

5年 3ヶ月 ago
イグス、6軸ロボットの確実なデータ伝送を実現する3次元動作用イーサネットケーブルを開発kat 2019年06日18日(火) in in

 イグスは、厳しい条件下で稼働する6軸産業用ロボットの迅速なデータ伝送を確保するため、最大捻回角度±360°の可動ケーブル「チェーンフレックス イーサネットケーブル CFROBOT8.PLUS」を開発した。

可動ケーブル「チェーンフレックス イーサネットケーブル CFROBOT8.PLUS」

 大規模な生産現場では現在、産業用ロボットが採用される場面が多く、プロセスの自動化を実現し、企業のコスト効率性の向上に貢献している。国際ロボット連盟(IFR)の予測では、製造業の自動化推進に向けて、2020年には世界中で300万台を超える産業用ロボットが稼働すると見込んでいる。それに伴い、ロボット同士やロボット軸、制御系統、上位システム間の確実なコミュニケーションに対する要求も高まってきている。

 将来的には産業用イーサネットケーブルが優勢になる可能性が高いことを踏まえ、イグスでは、高負荷の3次元動作に対応し、ロボット部品間の確実なデータ伝送を担うイーサネットケーブルの開発に5年以上も前から取り組んできた。最大捻回角度±360°で耐久性に優れる新しい可動ケーブルは、市場で欠けていた領域をカバーする製品として、ドイツ・ニュルンベルクで開催された「SPS IPC Drives展」で発表された。

 今回開発された可動ケーブルCFROBOT8.PLUSは、広さ2750㎡のイグス試験施設において実施された、3次元動作用ケーブル保護管「トライフレックスR」内での1500万サイクル以上の捻回テストにおいて、イーサネット通信の電気特性が問題なく機能することが確認されている。耐用年数を評価する試験は現在も継続中で、さらに数年間をかけて最終結果を出していく予定。

 イグスでは、「当社では30年以上にわたり可動ケーブルを開発し、業界最大規模の施設でテストし続けている。可動ケーブル「チェーンフレックス」はケーブル保護管「エナジーチェーン」内での可動用途専用に設計され、年間20億サイクルのテストが行われている。電気系テストは140万を超える。今後も、エナジーチェーン専用の可動ケーブルで業界をリードしていく」とアナウンスしている。

kat