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イグス、直動・旋回ガイドを開発
イグスは、直動運動と旋回運動を一つの製品で実現する「ドライリンW直動・旋回ガイド」をデザインスタディ(設計検討)として開発した。イグスのPRTロータリーテーブルベアリングとリニアガイドを組み合わせているため、シートやアームチェアのアームレスト、トレー、ディスプレイの位置調整が簡単に行える。
ドライリンW直動・旋回ガイド
「ドライリンW 直動・旋回ガイド」は、主に多機能型のアームチェアやシートを対象として開発されたもので、トレーやディスプレイの前後動作や旋回動作をコンパクトなスペースで簡単に実現できるため、映画館、劇場、航空機内等の座席の他、トラクターやクレーンの運転席での用途にも使用できる。
同社では今回、すでに優れた性能が実証されているドライリンWリニアガイドとロータリーテーブルベアリングPRT-04の二つの製品を組み合わせた。キャリッジプレートにPRT-04を組み込むことで、直動と旋回の2種類の運動を一つの製品で実現。これまでユーザーにとって両製品の組付けは設計や加工を要するため手間がかかる作業だったが、開発した新たなソリューションはすぐに取付けが可能なため、取付けや加工の時間・コストを削減できる。
リニアキャリッジとPRT-04 のスライド要素には、金属製ボールではなく摺動性の良好なイグリデュール高性能ポリマーを使用しているため、金属製ボールと比べて静音性に優れ、かつ無潤滑・メンテナンスフリーとなっている。潤滑剤が不要なため埃や汚れに対する耐性も優れており、衛生的であることが要求される、様々なユーザーが頻繁に利用する用途に最適。
本製品には軽量なプラスチックとアルミニウムを使用し、レールはクリアアルマイト加工することで実用的機能に加えて洗練されたデザインも考慮。高さは40mm と非常に薄型で、オプションで手動クランプや予圧タイプもご用意している。さらにドライリンWはモジュラーシステムのため、希望の長さに対応が可能。
なお、試作段階のため、製品については問い合わせが必要となる。
マイクロファブリケーションシンポジウムなど3研究会・パネル展示会が10/27に開催
理化学研究所 大森素形材工学研究室は10月27日、東京都板橋区の板橋区立グリーンホール(シンポジウム・基調講演:2Fホール、パネル展示6F 601会議室)で、「第46回 & 47回 マイクロファブリケーションシンポジウム」を開催する。今回は、「第17回 & 18回 オンデマンド-マイクロ合同シンポジウム」、「第7回 板橋オプトフォーラム」との同時開催となり、パネル展示会も併設される。共催は板橋区、宇都宮大学オプティクス教育研究センター、日本光学会で、後援は品川ビジネスクラブ。
今回のテーマは「マイクロファブリケーション研究の最新動向~AI加工、オプティカルファブリケーションと最新電気加工、3Dプリンティング~」で、以下のとおり開催される。
・10:30~10:35 主旨説明 理化学研究所 大森素形材工学研究室 大森 整 氏
<第一部:特別セッション>
・10:35~11:15 「デスクトップAI加工:サイバーカットについて(第二報)」理化学研究所 大森素形材工学研究室 上原 嘉宏 氏
・11:15~12:00 「AEセンシングのマイクロファブリケーションへの適用可能性―切削・研削・研磨におけるトライボロジー現象とAE特徴量の相関―」埼玉工業大学 長谷亜蘭 氏
・13:00~13:10 板橋オプトフォーラム開会の挨拶 板橋区長 坂本 健 氏
・13:10~14:00 【基調講演】「面発光レーザーの発明と発展:みんなが持ってるVCSEL!」東京工業大学/名誉教授・元学長 伊賀健一氏
・14:10~14:25 「微細加工関連の最新研究動向~MIRAI会議にみる微細加工事例~」理化学研究所 大森素形材工学研究室 大森 整 氏
<第二部:マイクロセッション>
・14:25~15:05「JEM-EUSO プロジェクト(mini-EUSO ミッションを中心に)」理化学研究所 先端光学素子開発チーム 滝澤 慶之 氏
・15:05~15:30 「親水性ナノ粒子添加クーラントによる非晶質フッ素系光学樹脂材の切削加工について」理化学研究所 大森素形材工学研究室 加藤 照子 氏
・15:30~16:00 パネル展示(6F 601会議室)
<第三部:オンデマンドセッション>
・16:00~16:40 “Research on the Electrochemical Machining of Easily Passivated Metals and the Eco-friendly Electropolishing of Medical Parts/Components”The University of Tokyo / University College Dublin Han Wei 氏
・16:40~17:10 「フレキシブル有機太陽電池の高効率化とウェアラブルエレクトロニクスへの応用」早稲田大学理工学術院/理化学研究所 創発ソフトシステム研究チーム 髙桑 聖仁 氏
・17:10~17:20 次回予定、閉会の挨拶 理化学研究所 大森素形材工学研究室 春日 博 氏、大森 整 氏
参加希望者は、事務局(micro_mold@micro.ne.jp)まで所属、氏名、連絡先を明記の上、申し込みいただきたい(資料代については要問合せ)。なお、参加にあたっては、会場を提供する板橋区の規定により、開催日当日の朝に体温測定の上、氏名と体温を書いたメモの受付での提出が求められている。
kat 2020年9月16日 (水曜日)