Aggregator
山洋電気/消費電力36%減 DCファン
主張/建設DX、業界に地殻変動 野原グループ社長・野原弘輔
明治/飲み切りサイズ 手軽に栄養補給
講壇/米関税回避へ魅力的な交渉材料を 早稲田大学政治経済学術院教授・深川由起子氏
日立建機/高さに応じブーム交換、100トン級解体機
論説室から/ピラティス教室 論説委員・後藤信之
航空宇宙ビジネス・フロンティアへの挑戦(80)ElevationSpace 試料カプセル往復輸送
For Future先端技術(163)ROBOCIP データ駆動のロボット
卓見異見/日本の産業力復興 日本科学技術連盟理事長(元トヨタ自動車副社長)佐々木眞一
リケジョneo(304)カシオ計算機・坂上はるかさん
新刊/日本政策投資銀行、日本経済研究所編著『持続可能な水道経営を考える』
新刊/田尻千倫著『世界一やさしい 省エネ計算の教科書』
著者登場/樺島雄大氏『世界的家具ブランドを確立した小さなメーカーの生き残り戦略 進撃の地場産業』
書窓/新エネルギー・産業技術総合開発機構副理事長・横島直彦氏
不変と革新 長寿経営に向けて/キハラ 地震に負けない図書館作る
紀伊国屋書店ベストセラー
材料相場表/PDFで公開
日本ベアリング、福岡支店を開設、5月から業務を開始
日本ベアリングは、販売ならびに営業業務の一層の強化充実を図る目的で、新たに福岡支店を開設する。福岡支店長には福本良祐氏が就任、本年5月1日から業務を開始する。
なお、広島サテライトは閉鎖し、大阪支店へ統合となる。
福岡支店
住所:〒812-0016 福岡県福岡市博多区博多駅南4丁目2-10 南近代ビル6階
電話番号:0120-645-511(福岡サテライトから変更なし)
FAX:06-6947-5577(福岡サテライトから変更なし)
福岡支店が開設される南近代ビル
ポリプラスチックスメカニカルリサイクルPPSを今年中に上市、エンプラ100%循環化に貢献
ポリプラスチックスは、業界に先駆け立ち上げたメカニカルリサイクル事業の一環として、本年12月までにポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂DURAFIDEⓇ rG-PPSガラス繊維40%強化グレードを上市する予定だ。本事業は、最適処方や客観的な品質保証を同社が担い、メカニカルリサイクル材料の適用用途を拡大することで、エンプラ100%循環化の実現に貢献するもの。
今回上市するDURAFIDEⓇ rG-PPSは、メカニカルリサイクル事業の一環である「オープンPIRメカニカルリサイクルスキーム」によってユーザーから回収した、ガラス繊維強化PPSの工程端材を原料としている。前工程では厳しい受入検査や金属除去などを行い、後工程では狙いのスペックに入るようリサイクル原料同士および一部のバージン材を再処方、最適条件での混練の上、バージン材と同様の体制で品質保証を行い、ユーザーに出荷する。
スーパーエンプラは一般的に製品カーボンフットプリント(PCF)が大きく、「オープンPIRメカニカルリサイクルスキーム」は、ユーザーでの廃棄物削減・有効活用のみならず、ユーザーの製品1個当たりのPCF削減に大きく貢献できる。なお、ユーザーから回収するガラス繊維強化PPSは、当面の間、同社のPPS樹脂DURAFIDEⓇ PPSガラス繊維強化の特定グレードを対象としている。
ポリプラスチックスではDURAFIDEⓇ rG-PPS第2弾として、フィラー高充填グレードを開発し、ガラス繊維40%強化グレードと併せて、日本国内のユーザーへの供給体制確立を目指す。リコンパウンディング事業と「オープンPIRメカニカルリサイクルスキーム」構築には、用途と回収ルート開拓の両方が必要で、同社の得意先だけでなく、さまざまな静脈産業(製造や消費の過程で発生した不要な製品や資材を回収し、再利用やリサイクル、適正処分を行う産業)各企業との連携を視野に入れている。将来的には、世界の国・地域それぞれ内側で完結する「地産地消」循環チェーンの構築、また原料をPCRに拡大することで、動向が注視される欧州ELV規則への対応につなげていく。
なお、リコンパウンディングとは、リマニュファクチャリング(リマン)とコンパウンディングを組み合わせた造語で、同社ではリサイクル原料を含むベース樹脂およびさまざまな成分を複合化し、単純な再生樹脂以上の機能や価値を発現させること、と定義している。
同社のエンプラ製品は熱可塑性樹脂で、原理的にはすべてメカニカルリサイクルが可能だが、エンプラが使われる用途は耐久性・信頼性が求められるものが多く、単純な「樹脂再生(熱で廃プラを変形させペレット形状に戻すこと、いわゆるリペレット)」では要求品質・要求性能を満たせないケースが多い。同社は、エンプラ専業メーカーとして蓄積した材料技術・生産技術・応用技術的知見を生かして、リペレットではなくリコンパウンディングによって、単純な再生樹脂以上の機能と価値を生み出し、メカニカルリサイクル材料の適用用途を拡大することで、エンプラ100%循環化の実現に貢献していく考えだ。
オープンPIRメカニカルリサイクルスキーム