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日本熱処理技術協会、3月に「2022年度 第4回熱処理技術セミナー」を開催

1年 8ヶ月 ago
日本熱処理技術協会、3月に「2022年度 第4回熱処理技術セミナー」を開催

 日本熱処理技術協会(  https://jsht.or.jp/ )は、3月22日と3月23日の両日、対面参加(エッサム神田ホール1号館7F 701:東京都千代田区神田鍛冶町3-2-2)およびオンラインにて「2022年度 第4回熱処理技術セミナー」を開催する。今回のセミナーは、鉄鋼材料を中心として金属材料の組織が熱処理によってどのように創生され、それがどのように活かされてきたのか、また様々な応用分野での最新の活用技術について学ぶことができる。詳細は以下のとおり。

開催日:2023年3月22 日(水)、3月 23日(木)

申込締切:2023年3月9日(木)

会場:〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町15番 6号 製粉会館5F 第 2・3 会議室/Zoomウェビナー

定員:オンライン参加(Zoom Webinar)80 名、対面参加 先着20名

申込み:https://forms.office.com/r/7FCrKx97Sg

詳細:日本熱処理技術協会HP https://jsht.or.jp/seminar/

【問合せ先】 (一社)日本熱処理技術協会 事務局 宮下氏 03-6661-7167/080-7577-7799

 

講義題目および日程

〈3月22日〉                    

9:55~10:00「オンライン配信に当っての注意事項」日本熱処理技術協会 事務局

10:00~12:00「鉄鋼素材における相変態の基礎」髙木 節雄 氏(九州大学名誉教授)

~昼 食~

13:00~14:30「金属組織観察の基礎ー組織と機能の相関」正橋 直哉 氏(東北大学)  

14:40~16:10「自動車用鋼板における組織制御の技術変遷」高橋 学 氏(九州大学)

16:20~17:20「金属積層造形法による異方性組織と熱処理による特性変化」黒田 大介 氏(鈴鹿工業高等専門学校)

〈3月23日〉

10:00~11:30「組織制御のよる金属材料の高耐食化」原 信義 氏(東北大学参与・名誉教授)

~昼食~                

12:30~14:00「油潤滑下における低摩擦化のための鉄鋼材料の組織制御技術」戸高 義一 氏(豊橋技術科学大学)

14:10~15:40「工具鋼の材料設計と組織制御」 片岡 公太 氏(日立金属)

15:50~17:20「 不具合調査事例にみられる金属組織」中村 勲 氏(東京都立産業技術研究センター)

admin 2023年1月12日 (木曜日)
admin

日本工作機械工業会、2023年新年賀詞交歓会を開催

1年 8ヶ月 ago
日本工作機械工業会、2023年新年賀詞交歓会を開催kat 2023年01日12日(木) in in

 日本工作機械工業会は1月11日、東京都港区のホテルニューオータニで新年賀詞交歓会を開催した。

 会の冒頭、挨拶に立った稲葉善治会長(ファナック会長)は「2022年の工作機械受注は、コロナ禍をはじめとする過酷な環境下ながら、デジタル化、自動化、省エネ、環境対応などに関連した設備投資が好調に推移したことで、昨年9月に(1月公表の1兆6500億円から)上方修正した1兆7500億円に到達。2023年の世界情勢についてはウイズコロナによって政治的・地政学的緊張状態を伴う分断化、経済成長の下振れリスク、欧米等でのインフレ傾向、中国での景気停滞に伴う世界経済の減速懸念や、新型コロナウイルスの拡大などにより設備投資はしばらく停滞すると見られるものの、製造業では省エネや環境対応、IoT、AIを活用し、さらにロボット技術を融合させた生産システム全体の省人化、省エネ化、生産拠点の合理化といったグリーンレジリエンスをキーワードとする取組みが力強く推進されており、また当工業会でも半導体製造装置関連需要といった先々の需要取り込みに動いていることなどから、2023年の工作機械受注総額は1兆6000億円と見通している。さらに期の途中で上方修正の報告ができるよう、業界を挙げて努力していく」と述べた。

 稲葉会長はまた、「最近ではデジタル技術の普及で「ものづくり」から「コトづくり」へと発展していくとの見方がある。「コト」の需要を開拓していくには、しっかりとした「もの」があることが大前提で、高機能で信頼性の高い「もの」なくしては、大きな発展は望めない。我々日本の工作機械メーカーは、「もの」として素性の良い工作機械を提供しているという特色・強みを有する。この強みを将来にわたって継承し世界をリードする高機能で信頼性の高い工作機械の供給を通じて、ものづくりとコトづくりを融合することで、次世代の製造業の発展に貢献していけると確信している」と力強く語った。

挨拶する稲葉会長

 

 続いて2023年の日工会の活動について以下のとおり報告した。

・グリーン、デジタル、レジリエンスの三つの取組みの推進・進化:グリーンについては工作機械製造に関わる調達から、使用、廃棄までのLCA化を推進していく。デジタルについては、生産現場の自動化要求に対応するため仕様と機能の実施について検討を進める。レジリエンスについてはサプライチェーン強化に関する業界の知見向上に関して活動を進める

・「工作機械産業ビジョン2030」の具現化の取組み:同ビジョンは、産学官の叡智を結集し、技術、市場、経営、人材の四つのテーマを掲げは、業界が取り組むべき課題と方策について盛り込んでいる。日本の工作機械産業の国際競争力の維持・強化のため、それらを具現化する取組みを進めていく

kat

ロボット関連団体、2023新年賀詞交歓会を開催

1年 8ヶ月 ago
ロボット関連団体、2023新年賀詞交歓会を開催kat 2023年01日12日(木) in in

 日本ロボット工業会、製造科学技術センターなどロボット関連団体は1月6日、東京都港区の東京プリンスホテルで「2023年ロボット関連団体新年賀詞交歓会」を開催した。

 当日は代表して日本ロボット工業会の山口賢治会長(ファナック社長)が挨拶に立ち、「国際通貨基金の世界におけるGDP見通しでは、2021年の成長率6.1%から、2022年には3.2%、2023年は2.7%にまで減速するという、世界経済の減速懸念の中で新年を迎えた。こうした中、2022年の我が国ロボット産業は半導体をはじめとする部品不足や中国でのロックダウンの影響などは見られたものの、国内外ともに自動化投資意欲に支えられ、受注額で対前年度比2.9%増の約1兆1100億円、生産額は同5.5%増の9910億円が見込まれている。また、2023年の受注額は様々な問題が徐々に改善されることを期待するとともに、堅調な自動化投資意欲に支えられ、受注額は同3.6%増の約1兆1500億円、生産額は初の1兆円越えとなる同6.3%増の1兆500億円という見通しを立てた」と挨拶。続いて、ロボット関連2団体の2023年の活動計画について報告した。

挨拶する山口会長

 

 日本ロボット工業会の活動としては、業界活性化のさらなる推進に向け、昨年に続き以下の3点を重点分野として取り組む。

・市場拡大に向けた取組み:ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会との連携のもと、市場拡大に向けた役割を積極的に担っていく。ロボットの利活用推進にとってシステムインテグレーター(SIer)の役割は極めて重要。当工業会の特定事業委員会で設立5年目を迎えるFA・ロボットシステムインテグレータ協会は、SIer業界の経営基盤や事業環境の向上、専門性の高度化に向け活動の一層の充実を図り、組織的にさらなる発展を目指す

・イノベーションの加速化に向けた産学連携の推進:グローバル市場での日本の優位性確保や潜在市場の顕在化のためにもイノベーションの加速は急務で、日本ロボット学会などの関係学会や関連業界との連携を図っていく

・国際標準化の推進と国際協調・協力の推進:国際標準化は欧米が市場獲得の手段として戦略的に取り組んでいるが、日本もリーディングカントリーとして官民挙げて国際標準化活動に積極的に取り組むとともに、国際ロボット連盟を通じた活動と国際交流を積極的に進めていく

 2023年はまた、5月31日~6月2日開催の「第24回 実装プロセステクノロジー展」、11月25日~12月2日開催の「2023国際ロボット展」の二つの展示会について、コロナ禍以前の状況での開催を目指し実施する。両展を通じて技術情報の発信とともに、様々な分野でのロボット利用拡大に向けた提案、市場調査、技術深耕などを意欲的に行う。

 製造科学技術センターでは、ロボット、IoT、ものづくりなどにおける製造科学技術全般の調査・研究や標準化に取り組んでおり、2023年は以下のとおり活動する。

・ロボットとものづくり関連の取組み:人とロボットの主課題・情報の相互作用を加味する革新的な協業形態である「合業」を提唱し新たな生産手法の確立を目指しているほか、将来のロボットの標準化の在り方について調査・研究を行っている

・オートメーション関連の取組み:企業間を含めた生産システムの連携手法、経営情報、現場情報に加え、脱炭素情報を含めた「製造の見える化」、さらにはクラウドを活用した中小企業における工場のIoT化促進などの活動を実施している。2月3日にはこれまでの成果を発表する「IAFフォーラム」をハイブリッド開催する

・標準化活動:スマートマニュファクチャリングおよびDXに関する産業データの標準化を扱うISO/TC 184/SC 4の総会をコロナ禍での準備中断後、3年越しの努力の結果、国内審議団体として浜松で開催した。またSC5では、デジタルツイン、ソフトウェアシステムの連携や制御に関するデジタルデータの流通、活用の促進に関する日本の提案が大幅に採択された

 製造科学技術センターは日本のものづくりの横断的な課題に応えつつ、ものづくり企業の競争力と活力の創成に努めていく。

kat

イグス、設計自由度の高い無潤滑・メンテナンスフリーのミニチュアガイドキャリッジを開発

1年 8ヶ月 ago
イグス、設計自由度の高い無潤滑・メンテナンスフリーのミニチュアガイドキャリッジを開発kat 2023年01日12日(木) in

 イグスは、トライボロジー特性(摩擦・摩耗特性)に優れた新開発高機能ポリマー「イグリデュールE3」をスライド部に使用した、無潤滑・メンテナンスフリーのリニアガイドを構成できるガイドキャリッジ「ドライリンT ミニチュアガイドキャリッジ」を開発した。ドライリンT ミニチュアガイドキャリッジは三つのサイズ(幅20mm、27mm、32mm)で提供、医薬研究設備から治具製作などの用途に幅広く使用できる。

 

ドライリンT ミニチュアガイドキャリッジ

 

 このトライボ特性に優れたスライド部により、動作点に依存はするものの摩擦係数が約0.16と、同社の標準材質と比較して最大摩擦係数が40%改善し、設計基準の2:1ルールが3:1に拡張し、リニアガイドの設計自由度の向上を達成した。

 ドライリンに適用されていた従来の2:1の法則では、フィックスベアリングの間の距離を1とした時、駆動点からフィックスベアリングまでの距離を、この2倍以上の設計で使用することはできなかった。2倍を超えると摩擦抵抗が大きくなりすぎ、システムは動かなくなるためだが、開発品ではこのデザインルールを3:1に拡張、リニアガイドの動きを損なうことなく、駆動の位置や重心位置の設計自由度を向上させた。それと同時に、必要駆動力は最大40%低減され、電動アプリケーションでは40%のエネルギー節約が可能となっている。

 新しい高機能ポリマー材質イグリデュールE3には固体潤滑剤が添加されており、イグリデュールE3製のスライド部を搭載したミニチュアガイドキャリッジは低騒音、優れた耐汚性、無潤滑・メンテナンスフリーを実現。潤滑剤を使用しないことでコストを削減できるほか、環境に優しくクリーンというメリットを実現する。

kat