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材料相場表/PDFで公開
大同特殊鋼、低周波における磁気ノイズ抑制効果を有したパーマロイ箔
大同特殊鋼( https://www.daido.co.jp/ )は、通信技術やIoT機器の高周波化、自動車の電動化に伴い発生するEMCノイズ(主に磁気ノイズ)の抑制効果を有した「パーマロイ3箔 STARPAS®」に、約100kHz以下の低周波において優れた特性を示す「STARPAS-50PC2S」を新たにラインナップに追加した。
STARPASには、高透磁率材を用いた弱いノイズを高感度に抑制できるPC2Sシリーズと、高飽和磁束密度材を用いた強磁界ノイズに対応したDF42Nシリーズがある。これらは、いずれも30μm厚以下のシールド材となっており、主にMHz帯までの中周波帯ノイズの抑制効果があるという。
今回の新製品では、高感度用のPC2Sシリーズで厚みを50μmとし熱処理を工夫することで、特に低周波でのシールド性の向上に成功した。曲げや打ち抜きなどの加工性に優れ、機器への貼り付けが容易なパーマロイで低周波向けのシールド材を開発したことで、低周波における最適なシールド設計を実現し、電動車や自動運転技術で使用される機器などの軽量化や薄型化に寄与するという。
大同特殊鋼「STARPAS-50PC2S」admin 2023年1月27日 (金曜日)
TOWA、高硬度反射防止コーティングを開発
TOWA( https://www.towajapan.co.jp/jp/ )は、同社独自のコーティング技術であるバンセラコーティングの技術を応用して、反射防止 (AR) 性能を有する高硬度なセラミックスコーティングを新たに開発した。
開発したコーティングの有無による反射の様子 開発したコーティングの有無による反射の様子バンセラコーティングは、成形用金型やガラス製品に応用されており、付着低減により生産性が向上する効果が実証されている。一方、バンセラコーティングそのものは反射率が高く、干渉色を呈しており、ぎらついて見えることから光の透過率が要求されるレンズなどには適用されにくい課題があったという。
今回それら技術を応用して、反射防止 (AR) 性能を有するセラミックスコーティングを新たに開発した。可視域である380nmから780nmにかけて表面反射率の平均値が1%、同波長域での透過率も95%以上であることから良好な視認性を有している。また、高密着で硬度も9H以上となっており、従来のARコーティングに対して約4倍と大幅に向上した。
本コーティングはメガネや光学系センサーレンズ、ディスプレイやモニター、さらには太陽光パネルへの用途を想定しており、今春以降に試作・量産対応できるよう順次検討を進めている。
admin 2023年1月27日 (金曜日)古河電工、インフラ構造物向け表面処理ソリューションの共創拠点を開設
古河電気工業( https://www.furukawa.co.jp/ )は、インフラ構造物向けの表面処理ソリューション事業「インフラレーザTM」の共創拠点「インフラレーザラボ」を同社千葉事業所(千葉県市原市)に開設する。これにより、インフラメンテナンス作業の効率化および環境負荷の低減と労働衛生の改善を推進し、インフラ構造物の老朽化対策や長寿命化に貢献する。
インフラレーザラボの実験スペース従来のインフラ構造物メンテナンスにおける錆取り・塗膜除去などの表面処理は、薬品を使用する処理やブラスト処理が中心で環境負荷や労働衛生の観点から課題が多いとされていた。インフラレーザTMは、産業用レーザで培った技術を応用した表面処理ソリューションで、インフラ構造物の錆・塗膜除去など、メンテナンス作業の効率化を目指す。従来の工法とは異なりレーザを活用することから研削材などを排出せず、環境負荷の低減や労働衛生の改善を推進し、インフラ構造物の老朽化対策、労働人口問題の解決につながるという。
インフラレーザラボには、高出力ファイバレーザ発振器とレーザヘッド(レーザ照射部)をフレキシブルに動かすことができる実験用システムが設置され、パートナーが持ち込む幅広いサイズ・形状のサンプルを用いて、レーザ加工の有効性を確認する要素実験を行うことができる。既存のレーザアプリケーションラボはファイバレーザの従来の用途である産業用向けで、インフラ構造物向けの実験は難しい状況だったが、インフラレーザラボは、広さ45m2・天井高さ約5mの実験スペースを確保しており、大型サンプルでの実験にも対応可能。
インフラレーザラボの自動錆・塗膜除去システムイメージまた、インフラレーザラボの開設と併せて、出張実験用の車両も配備し、ラボ内だけではなく、屋外・実フィールドでの実験にも対応可能となっている。
admin 2023年1月27日 (金曜日)