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カーボンニュートラル実現に向けた歯車システムとトライボロジー

 

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SURTECH/nano tech2025などが開催、表面改質や表面試験・評価技術が一堂に

1ヶ月 2週 ago
SURTECH/nano tech2025などが開催、表面改質や表面試験・評価技術が一堂に

 「SURTECH2025 表面技術要素展」、「nano tech2025 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」など14の展示会が、1月29日~31日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開催され42089名が来場、表面改質と表面試験・評価関連でも多数の展示がなされた。

会場のもよう

 Rtec-Instruments( https://rtec-instruments.com/?lang=ja )は、3Dスクラッチ&インデンテーション試験機「SMT-5000」を紹介した。荷重ー除荷曲線による硬さ・ヤング率測定に加え,スクラッチ試験が可能なほか、組み込みの高性能・高速光干渉式3D表面プロファイラを用い,圧痕計測による硬さ測定やスクラッチ痕の観察が可能となっている。ブースでは、3D表面プロファイラによって取得された十円硬貨に圧印された平等院鳳凰堂のインライン3D画像が披露された。

 浅井産業(http://www.asai.co.jp)は、神戸製鋼所のAIP装置によるハイエンド窒化物系被膜「BELCOAT®-AIP」とUBMSによるハイエンドDLC被膜「BELCOAT®-DLC」の受託加工サービスを紹介した。前者については被膜が緻密・高硬度・高い密着性・多元系合金組成が可能なほか新蒸発源SFCにより~50μmの厚膜硬質被膜の成膜が可能になったことを、また後者についてはDLCの高度制御と高い密着力が可能でAIPによる水素フリーDLC(ta-C)膜の成膜にも対応していることをアピールした。

浅井産業「BELCOAT®の受託加工サンプル」

 大塚電子( https://www.otsukael.jp/ )は、測定する人も場所も選ばずに、瞬時に対象物(フィルムやガラスなどの透明材料)の三次元情報として、光の波の情報全て(光波動場)を独自の波面センサーで取得して、可視化する光波動場三次元顕微鏡「MINUK」を紹介した。観察および測定対象から生じる光波動場を、結像素子を介さずに波面センサーに記録して、任意の面の像を計算処理で生成する。視野700×700μm、深さ1400μmの三次元情報を対象にフォーカスを合わせることなく2秒未満で取得して、取得した三次元情報を、後から無段階で任意面を再生可能。

大塚電子「MINUK」

 東ソー(https://www.tosoh.co.jp/)は、めっき処理、プリント基板加工等で排出される産業排水中の重金属除去が可能な排水用重金属処理剤「TXシリーズ」を紹介した。今回は難処理亜鉛に特化した新グレード「TX-Z1」を紹介。従来剤では処理困難だったキレート含有排水にも効果を示すという。また、フロックが大きいため、沈降性やろ過性が高いのも特徴。亜鉛の排水基準値厳格化が見込まれる中、亜鉛ニッケル合金めっきを行っている企業を中心に多くの引き合いがある。塩化アンモニウム含有排水にも効果があるという。

東ソーのブース

 ナノコート・ティーエス( https://www.nanocoat-ts.com/ )は、200℃以下の低温処理が可能なPVDコーティング「セルテス」の処理サンプルを展示した。HV5000以上の高硬度を実現する水素フリーDLC(ta-)膜「セルテスTC」やレンズ成形金型などにおいて複合多層膜のため密着力に優れ高負荷時でもはく離を起こさない「セルテスDLC」のほか、PFAS対策としてフッ素樹脂コーティングの代わりにDLCを被覆したシリコンゴムを展示。また、Reach規制に適合し、有毒物質の使用ゼロ、廃液ゼロの環境にやさしい塩浴軟窒化処理「タフトライド処理」を紹介した。

ナノコート・ティーエス「セルテスシリーズ」

 ナノテック( https://www.nanotec-jp.com/ )はDLC薄膜を機能別、用途別に分類した「ICFコーティング」(真性カーボン膜)を展示した。同社の受託コーティングの約6割を占める医療用のDLCコーティング(生体適合性ICFコーティング)は非常に硬く平滑な表面をしており、科学的に不活性で安定しており、生物に与える影響がなく、環境にもやさしい被膜となっている。チタンやステンレスの血小板付着試験では、血小板の付着が著しく低減することが確認されている。また、高耐久性ICFは、コーティング条件や膜の傾斜層の工夫により、初期摩擦係数が低く(μ=0.15)、高い荷重が加わっても、はく離しにくく耐久性と耐摩耗性に優れた圧粉成形金型(面圧の高い成型金型)や高面圧ギヤに使用できる点を訴求した。

​ナノテック「ICFコーティングのサンプル」

 パーク・システムズ・ジャパン( https://www.parksystems.com/jp )は、人工知能(AI)を搭載した次世代自動原子間力顕微鏡(AFM)「Park FX40」を展示した。ロボティクスと機械学習機能、安全機能、特殊なアドオンとソフトウェアを搭載。プローブ交換、プローブ識別、レーザーアライメント、サンプルの位置調整、サンプルへのチップアプローチ、イメージングの最適化など、スキャンにおけるパラメーターおよび事前準備に関わるすべての設定を自動で行える。機械学習の積み重ねでAIによる自動機能の適正化、スキャン前の煩わしい準備の自動化、複数のポイントを目的に応じて自動測定など、自動化AFMの実現によるユーザーの利便性とパフォーマンスを向上させた。

パーク・システムズ・ジャパン「Park FX40」

 パーカー熱処理工業( https://srv-pnk.jp/ )は、揺動(オシレーション)と回転(ローテーション)の両方の動きを模擬できるアプリケーション指向のトライボロジー試験機であるOptimol Instruments Prüftechnik(Optimol)製「SRV®」を展示した。ASTM やDIN といった国際規格の試験のほか、各種ベアリング等ユーザーの実部品を実使用に近い環境で試験でき、正確で再現性の高い試験結果が得られる。ブースでは、風力発電や電気自動車、燃料電池車、水素エンジン車などの新しいトライボロジー課題の解決に、SRV®5を用いた受託試験の活用を呼び掛けた。

パーカー熱処理工業「SRV®」

 不二WPC(https://www.fujiwpc.co.jp/)は、直径数十μm程度の微粒子を100m/sec以上の高速で投射、加工面のディンプルが油溜まりを形成し部品の摩擦摩耗特性を大幅に向上させる微粒子投射処理「WPC処理🄬」を紹介した。圧縮残留応力の付与や結晶粒の微細化により疲労強度の向上を実現する。また、耐摩耗性や低摩擦特性、耐凝着性などさまざまな機能を加工表面に付与できるダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティングを紹介。特に同社のDLCがFDA(米国食品医薬品局)認証を取得しているため、食品製造機器に幅広く採用されていることをアピールした。

不二WPC「WPC処理サンプルおよびDLC処理サンプル」

 メカニカル・テック社( https://surface.mechanical-tech.co.jp/ )企画の「トライボコーティング/試験評価機器ゾーン」では、島貿易、新東科学、東研サーモテック、ナノテック、表面設計コンソーシアムが出展した。

 島貿易は、MTMトラクション試験機の荷重、速度、すべり率、温度等幅広い条件設定に加えてボールとディスク間に電位を架けることができる「MTM-ECトラクション試験機」を展示した。電位を架けることで潤滑剤、材質配合違いの特性評価が迅速に行えるほか、トライボロジー的接触に対する電位の影響も評価できる。MTM-ECは新規に購入することも既存のMTMからアップデートすることも可能。また、3点接触の疲労摩耗試験条件下でグリースを測定可能にしたMPR-GI試験機を紹介した。

島貿易「MTM-ECトラクション試験機」

 新東科学( https://www.heidon.co.jp/ )は、フィルム業界・樹脂業界向けの引掻摩擦摩耗試験機「TYPE:38F」を展示した。フィルム業界の各種規格試験や業界標準試験を簡単に行える引掻摩擦摩耗試験機で、試験治具もワンパッケージとなっているため、購入してすぐに試験が行える。JIS K 7317:2022(プラスチック-機能性フィルムの引掻き硬さの求め方)、スチールウール試験(業界標準試験)、ガーゼ試験(業界標準試験)、JIS K 6902:2007B(熱硬化性樹脂高圧化粧板試験方法)、JIS S 6050(プラスチック字消し)に対応。

 東研サーモテック( https://tohkenthermo.co.jp/ )は、SS400材にそれぞれ、15~50GPa程度の高硬度膜で特にドライ環境下での耐摩耗・低摩擦係数を有している「S-DLC」、「U-DLC」、HV2000程度の高硬度膜であり、優れた膜密着性と耐摩耗・耐凝着性・耐熱性を有している「CrN」、HV2000程度の高硬度膜であり、優れた膜密着性と耐摩耗・耐食性・耐熱性を有している「TiN」を施したオープナーのサンプルを展示した。また、2024年に設立した、新たな熱・表面処理と関連分野の事業開発によって将来的な技術リソース獲得と販路開拓を目指す「イノベーション事業部」について紹介した。

東研サーモテック「DLCなど各種被膜を施したオープナー4種」

 表面設計コンソーシアム( https://surfacedesignconsortium.com/ )は、複雑な表面課題にソリューションを提供しつつ、今後求められる表面課題に対応する複合処理の技術開発をする事業共同体であることをアピールしつつ、来場者に対し「表面の困りごと相談」を実施した。また、構成メンバーである不二WPCのWPC処理サンプル、日本電子工業のDLC処理サンプルや3D造形サンプル、武藤工業の各種熱処理の比較サンプル、昭和精工のDLC被覆金型のサンプルなどを展示した。

表面設計コンソーシアムのブース

 

admin 2025年2月13日 (木曜日)
admin

ネクスメッドインターナショナル、コーティング採用の人工股関節システム

1ヶ月 2週 ago
ネクスメッドインターナショナル、コーティング採用の人工股関節システム

 ネクスメッドインターナショナル( https://www.nexmed.co.jp/ )は、整形外科領域の治療に用いる人工股関節システム「NexMed 人工股関節システム」を販売する。

 同品は、主に変形性股関節症等の治療の際に体内へ埋植するインプラント。変形性股関節症とは、加齢や遺伝などが原因で、股関節の軟骨がすり減り、痛みや機能障害を引き起こす病気。症状が進行し運動療法などで回復の見込みがない場合、人工股関節置換術などの手術が検討される。同品には従来課題となっていた、より安定した骨との固着や、インプラントの摩耗低減を目的とした様々な工夫が施されており、長期間にわたり機能を維持することが期待できるという。

 同品は、インプラントと骨の強固な固定を目的として、臼蓋シェルおよび大腿骨ステムのインプラント表面に、生体親和性の高いチタンのコーティングに加え、骨の成分であるリン酸カルシウムの一種であるハイドロキシアパタイトのコーティングを採用している。軟骨の代わりとなるポリエチレンライナーには、摩耗による破損を低減させるためのガンマ線による架橋処理とポリエチレンの酸化による劣化を防ぐビタミンEを添加したビタミンE添加型高架橋ポリエチレンライナーを採用した。大腿骨頭にはポリエチレンの摩耗を抑制するジルコニア強化型のアルミナセラミックヘッドを採用している。

NexMed 人工股関節システムの構成

 

admin 2025年2月13日 (木曜日)
admin

プロテリアル金属、半導体用導電性Ni-P微粒子のめっき技術を開発

1ヶ月 2週 ago
プロテリアル金属、半導体用導電性Ni-P微粒子のめっき技術を開発

 プロテリアル金属( https://www.metals.proterial.com/ )は、半導体チップと基板を接続するためのバンプ(突起)などに使用される導電性Ni-P(ニッケル-リン)微粒子に銀(Ag)、銅(Cu)、低融点はんだなどをめっきする技術を開発し、めっき付きNi-P微粒子を製品ラインアップに加えた。めっき付きNi-P微粒子は、従来の特長であった耐熱性を維持しながら低抵抗化を実現し、半導体の高機能化・低消費電力化に貢献する。

 スマートフォンやタブレットは、AI機能の搭載など高機能化が進んでおり、電気回路での信号伝達のさらなる高速・大容量化が求められている。これに伴い、半導体チップやデバイスにも低抵抗化、耐熱性向上が求められており新たな実装技術の開発が進んでいる。最近では、半導体を高性能化するため、より大規模な回路を、より微細な加工技術で形成するようになっているという。その際、歩留まり低下を防ぐため、小さな半導体チップを作り、それを集積して大規模回路をつくるチップレットと呼ばれる技術が注目されている。このチップレット集積技術では、チップ同士を接続したり、チップと基板を接続する必要がある。そのため、接続部分の低抵抗化が可能となる新たな接合部材(実装接合部材)が期待されている。

 同社では、これまで接合部材として導電性Ni-P微粒子を開発、製造してきた。このNi-P微粒子は、粒径1~30μmのものが製造可能で、耐熱性、均一な粒径、高い真球度、高い硬度を特長としている。これまでもめっき品として、高耐食のニーズに応えるため金(Au)めっき品を保有していたが、低抵抗化には限界があった。そこで、プロテリアル金属はAu以外の材質をめっきできる新たなめっき技術を開発した。

はんだ/Sn-Biめっき品の走査電子顕微鏡(SEM)写真

 この技術により、導電性Ni-P微粒子に抵抗値が低い銀(Ag)めっき、銅(Cu)めっきを行うことが可能となり、体積抵抗率について、金めっき付きNi-P微粒子と比較して銀めっき付きNi-P微粒子で約1/5、銅めっき付きNi-P微粒子で約1/9とし、電気回路での信号伝達のさらなる高速・大容量化に対応できるようにした。また、低融点はんだめっきを行うことも可能になり、はんだ付けによる接触面積の拡大と金属接合による低抵抗化も可能にした。

 これらのめっきは、従来のNi-P微粒子の特長であった耐熱性、均一な粒径、真球度は維持したままで施すため、接続面の平坦度維持と適切なギャップ(すきま)形成は従来のNi-P微粒子と同レベルで可能。さらに、高い硬度を持つNi-P微粒子をコアとすることから、シリコン基板やガラス基板などと半導体チップの接合(実装)に役立つことが期待される。

めっき付きNi-P微粒子:中央がめっき無し、左が銀めっき、上が金めっき、下が銅めっき、右がはんだめっき

 

admin 2025年2月13日 (木曜日)
admin

トーカロ、すべての事業所で「ISO45001/ JISQ45100」の認証を取得

1ヶ月 2週 ago
トーカロ、すべての事業所で「ISO45001/ JISQ45100」の認証を取得

 トーカロ( https://www.tocalo.co.jp/ )は2025年1月に東京工場で労働安全衛生マネジメントシステムの規格である「ISO45001/ JISQ45100」の認証を取得した。これにより、同社の7事業所すべての認証取得が完了した。

 同社は「安全はすべてに優先する」を安全衛生管理の基本とし、安全衛生に配慮した『職場環境の維持向上』ならびに『無事故・無災害の達成』に努めている。今後、労働安全衛生マネジメントシステムを継続し効果的に運用していくことで、「きれいで、機能的で、人にやさしい職場づくり」を推進していく。

ISO45001/JISQ45100認証取得状況

●北九州工場   「ISO45001」2019年3月取得

       「JISQ45100」2024年3月取得

●名古屋工場   「ISO45001/JISQ45100」2023年12月取得

●神戸工場     「ISO45001/JISQ45100」2023年12月取得

●倉敷工場      「ISO45001/JISQ45100」2024年1月取得

●明石工場     「ISO45001/JISQ45100」2024年9月取得

●溶射技術開発研究所   「ISO45001/JISQ45100」2024年11月取得

●東京工場     「ISO45001/JISQ45100」2025年1月取得

admin 2025年2月13日 (木曜日)
admin